フィンエアーの長距離ルートビジネスクラスが安いのでまとめてみましたが、機材やサービスは良いのですが、ちょっとと思う点もありましたので、まとめてみました。
フィンエアーは夏から国際線再開
新型感染症の影響で運休を余儀なくされているエアライン業界ですが、フィンエアーは7月から国際線を通常の3割を運航するとのことで、アジアでは韓国、中国、タイ、シンガポール、そして日本(成田、名古屋、関西)を運航し、その後インド路線を運航します。
本当であれば3月末に就航していた羽田は11月の就航となりそうです。欧州最短ルートであった新千歳線は2021年度以降のようです。
アジア路線だけでなく、インターヨーロッパ路線は運航され、欧州主要都市(ロンドン、ミラノ、パリ、マドリード、ストックホルムなど)にも就航します。
フィンエアービジネスクラス モントリオール=成田往復
今回は白夜がまだ続き、紫外線が照射されている時間が長い9月にしてみました。
旅程
モントリオールを9/12に出発し、まずはニューヨークに向かいます。LGAやEWRではなくJFKに向かうため、地上移動は不要となります。
幸いターミナルは着も8であり、発も8であり、4時間でフィンエアーのA350に乗り継げます。ヴァンター空港には翌日14時過ぎに到着し、約3時間で成田に向かいます。成田行きもA350となります。
復路は翌週末の19日であり、成田を朝11時に出発し、ヴァンター空港では2時間ちょっと乗り継ぎとなります。同社のラウンジのサウナは営業しているのか興味深いところと言えます。
ニューヨークには夜7時過ぎに到着し、翌日のLGA発の便に乗り継ぐこととなます。
最後はアメリカンイーグル便でモントリオールに向かい、昼下がりに到着します。
今回の旅程では大西洋線とアジア線をAY便のビジネス、米加路線はアメリカン(イーグル)便のエコノミーとなります。
ちなみにフィンエアーの2レターコードがAYと言うのはイメージが湧きにくいところです。そもそもの社名がアエロ・オイ(Aero O/Y)ということで、AYとなったようです。アムロ・レイに似ています。
NHなみにわかりにくい(ANAも海外から見るとわかりにくいですが)とも言えます。
運賃・予約クラス・FLY ONポイント
運賃 約261,664円
予約クラス AA区間Yクラス(100%) AY区間Iクラス1(70%)
FLY ONポイント 13,248FOP
FOP単価 19.75円/FOP
大西洋とユーラシアを超える大移動でありながらも、ビジネス70%という積算率が足を引っ張り、単価20円近くとなっています。アメリカン区間は安いにも関わらずフルフェアYという何とも皮肉な結果となっています。
JALマイレージバンク・残念な積算率キャリア
JALマイレージバンクにおいて、FOP積算対象となるワンワールド加盟キャリアにおいて、ビジネスクラスにおいて残念なキャリアは下記のとおりです。
もちろん、運賃の高いビジネスクラスを購入すれば125%積算となりますが、マイル修行はある意味単価を求める旅でもあり、最安で積算率が低いのは残念なキャリアとなります。
イベリア航空 ビジネスIクラス 70%
スリランカ航空 ビジネスIクラス 100%
ロイヤルヨルダン航空 ビジネスI,Zクラス 100%
フィンエアー ビジネスIクラス 70%
となります。本家のJALでもビジネスIクラスは70%であり、魔の4兄弟と言えます。キャセイパシフィック航空はプレミアムエコノミーでは70%加算が幅を効かせていますが、ビジネスは125%をキープしていますし、ワンワールド主要のAA,BA,CX,QFは割と古風なのかアッパークラスの積算率は良いと言えます。
そうした中で、フィンエアーの最安ビジネスが70%なのは「イタタタタ」ですが、仕方ないかもしれません。
ちなみにスターアライアンスはビジネス70%積算が圧倒的に多く、マイル修行をするとなると125%しかないSQかたまにアシアナ、100%でも発券地によっては距離によって単価が魅力的になるTKに収斂してしまいます。
最後に
フィンエアーのビジネスは最新機材が割り当てられ、ヘルシンキ・ヴァンター空港では乗り継ぎ時間でサウナも利用できるミラクルなのですが、マイル修行となると残念な結果となります。
新型感染症のような事態を本気にとらえて、アッパークラスはエコノミーより積算率を高くすることを本気で考えた方が良いかもしれません。
採算性の計算式の中で生まれた70%かもしれませんが、新しい世界でビジネスを利用する人のマインドは大きく変化するかもしれません。
これまでの採算性だけでは厳しいと言え、ワンワールドだけでなく、スターアライアンスもアッパークラスの積算率を新しい世界では見直した方が良いかもしれません。