奈良県のマリオット系のホテルとしては2番目に開業したフェアフィールド･バイ･マリオット･奈良天理山の辺の道に滞在してみましたので、お伝えします。
アクセス
フェアフィールドは道の駅に存在するので飛行機や鉄道で行くとなるとちょっと不便な存在であります。今回できたフェアフィールド･バイ･マリオット･奈良天理山の辺の道は同時にオープンした、なら歴史芸術文化村の隣にあります。
なら歴史芸術文化村は奈良県が多額の費用を費やして整備した文化芸術施設であり、最寄りの駅である天理駅からのアクセスも同時にできています。バスは1時間に1本ぐらいはあるので、そのタイミングに合わせて鉄道でアクセスすれば不便はなさそうです。
両区間をノンストップで走っていますので、10分くらいの所要であります。運賃は交通系ICで支払い可能です。
ホテルは道の駅に隣接していますが、道の駅は公共性が高いのか、閉店時間が早いのは日本どこでも同じであります。そうなるとコンビニとかあるかと言うことになりますが、同ホテルから中心部側に1km以上歩かないとコンビニはありません。夜間は道中暗く、約10分でありますが、長く感じます。
しかし、その甲斐あってか、すき家があるので、活用もできます。
なら歴史芸術文化村
なら歴史芸術文化村は全国初の本格的な文化財修復と展示を見学できる施設を中心に、産直野菜売り場や伝統工芸品の展示販売をしている場所であります。
前者の施設は修復とかあるためか撮影禁止となっており、結局、後者の道の駅によくありがちな産直野菜売り場のイメージが強くなってしまいます。
奈良県ではかなりの投資をしていますが、温泉ぐらいあった方が賑わいが続きそうかという所感です。
エントランスなど
国道25号線が上り坂になる場所に立地しております。なら歴史芸術文化村は坂の上側にエントランスがあり、そこを造成して平らにしているため、そちらからアクセスすると平らな場所に感じますが、ホテルはそうした傾斜地を建てられています。造成した上側はメインエントランスとしています。
一方で、駐車場がある方は造成せずに元のフラットな場所に造られています。その関係で傾斜地の建物によくあるあるの半地下的な構造であります。
駐車場側のエントランスであります。メインと変わらないくらい立派な構えであります。
ここからエレベータで1フロア上がるとホテルのメインロビーに通じます。
メインロビーは正面と裏口の二つをカバーするため、結構広いです。しかし、レセプションやフェアフィールド特徴の売店、ロビーラウンジは金太郎飴であります。
ルーム前景
ルーム自体は見事な金太郎飴であり、東横インやドーミーインよりも精緻に同じな空間であります。ドーミーインでは温泉マジックで部屋の環境が変わることもありますが、そうしたこともありません。
窓側から見てみます。大きなベッドはマリオット品質と言うところであります。テーブルとソファが微妙でリモートワークにはちょっと不便かもしれません。
テーブルの大きさもそうですが、電源がテーブルから遠いのが一番のネックであります。FF札幌では特徴的な机(テーブル?)がある部屋には延長ケーブルがあるので、そうして欲しいところでもあります。フロントに連絡すればあるかもしれませんが。
フロアマップでありますが、これだけ見ると日本国内のFFとほぼ変わりません。
ウェルカムアメニティ
ウェルカムアメニティはポイントがギフトでしたので、ギフトにしてみました。奈良県を代表する高級苺品種・古都華を使用したサイダー2本でした。ポイントにしておけばよかったと思いました。
ルーム設備
テレビは55インチぐらいでした。シャワールームの使用方法とか見ることができます。必要かなと思いつつも、毎回天井から冷や水を浴びせられるので、重要かもしれません。
ベッドサイドも特に変わりません。USBポートAがあるので、もっぱら、Apple watchの充電スペースとなっています。
カードキーは日本のフェアフィールドでは共通しているところです。インスタとかもやっているみたいです。
グリーティングカードが一番手が込んでいるようにも感じます。相田みつをチックなd字体に奈良と言うことか鹿が描かれています。構図がなかなかいいバランスです。
茶器やアメニティーも共通しています。関東のフェアフィールドについては週末人気があるのかレートが2万円くらいとなる時期もありますが、正直それだと手を出さないと思います。
壁掛けのアートは一度これまで滞在したフェアフィールドで違いがあるか写真を引っ張り出してきて比較検証してみようかなと思います。
シャワールームです。シンプルイズザベストと言う感じのシャワーブースです。
テレビの使い方で表示されていた本体真ん中を握りだすタイプではないシャンプーとコンディショナーです。
しかし、ハンドソープはフェアフィールドなグリーンのものでした。アメニティは木箱に入れられた必要最低限です。ここは特に変わりません。
ドライヤーはKOIZUMI製です。TESCOM製が多い中、結構珍しい存在です。個人的には何でもいいのですが。
窓からの景色
丘の上のあり、付近は畑となっていたため、とても開放的な景色でした。ダイナミックではありませんが、大和平野の夜景が見えます。
また、空を見れば伊丹に降下していく飛行機も小さいですが見えます。部屋内にいると聞こえませんが、外に出るとかすかにジェット音が聞こえます。
最後に
マリオットエリート会員としては、滞在でもっともメリットが少ないホテルではありますが、日本では年々、マリオット空白地帯に落下傘を落とすように展開しており、旅行として行きたい場所の近くにマリオット系があるのは選択肢が増えてよいと言えます。
旅は色々な場所に行ってこそ、旅の経験値も上がるのでこれまで訪れたことがない場所に行くことはとてもワクワクします。
Z世代な人たちは合理的にレートが安く、ワーケーションしやすい都心のMoxyやコードヤード一を選ぶ人が多いようです。しかし、ホテルのハードウエアは金太郎飴でも、旅は金太郎飴でない楽しさを全国で支えてくれるフェアフィールドはマリオット修行では正攻法ではありませんが、重宝します。
ドーミーインみたく大浴場があればベストですが、併設される道の駅に温泉があるところも多いので、それがまた選択肢となりそうです。
