ワシントンD.C.にあるヒルトン系列の出来立てホヤホヤのCONRAD ワシントンDCに宿泊しましたので、お伝えします。
コンラッド・ブランド
コンラッド・ブランドは1982年に生まれたブランドであり、ヒルトン創業者のコンラッド・ヒルトンにちなんで名づけられていると言うことです。
ヒルトン系列の中ではヒルトンよりも高級ブランドに位置付けられています。トヨタ自動車におけるレクサスブランドがそれに近いと言えます。
現在のヒルトン系列では最上級ブランドは「ウォルドルフ=アストリア」でありますが、ヒルトングループ生え抜きのブランドとして、ヒルトングループの高級路線を牽引する役割があると言えます。
日本では東京と大阪に展開されており、東京は汐留、大阪は中之島にあります。いずれもその都市での代表する高級ホテルと言えます。
ロケーション
場所はワシントンの真ん中にあり、再開発された複合エリアの「CityCenterDC」の中に位置します。ユニオン駅からは約2kmと歩けなくはないですが、Uberを使えば14USDほどでアクセスできます。
ダレス空港へ行く場合、Uberで約50USDで30分程で付きます。
買い物はCityCenterDCにブランドショップが多くあるほか、少し歩けばMacy'sもあります。
ホワイトハウスへはホテル前のNewyork Avenueからまっすぐ進むだけで着き、散歩には良いコースと言えます。
CONRAD WASHINGTON DC 宿泊記
同ホテルは2019年3月にオープンしたホテルであります。本家の首都でのコンラッド・ブランドと言うこともあり、デザインや快適性はかなりこだわりがあると言えます。
外観
地域全体がCity Center DCという再開発の地域にあり、高級メゾンやショッピング街が一体となったところにあります。コンラッドも景観を重視してか、10階建てと高さが抑えられています。そして、ガラス張りではありますが、過度な主張はないものの、一目でわかる建物となっています。
City Center DCはアメリカとは思えない、北欧の都市の中心部のような街並みであり、ここがアメリカの首都とは思えないような場所であります。
建物の構造はアルファの文字のような形をしており、採光の工夫をしているようです。
エントランス・フロント
エントランスは1階でありますが、フロントは3階にあります。エントランスは立派であり、照明と鏡を駆使したきらびやかな演出であります。1階にはタクシー待ちに利用できるソファもあります。
エレベータで3階に上がるとフロントがあります。新規オープンのホテルのためかスタッフのモチベーションも高く、チェックインもとてもスムーズであります。
ルームのアップグレードはありませんが、上階の部屋をアサインしてくれました。そして、ヒルトンゴールドの特典である朝食は無料となりました。
同ホテルでは、3階がレストランやフィットネスなどすべて集中されています。
3階から10階までは吹き抜けとなっており、そのデザインはデザイナー乾坤一擲ともいうべき素敵な空間です。天井の丸窓は「風の谷のナウシカ」を想起してしまいます。(笑)
このほかテラスがあり、開放的な雰囲気に浸ることもできます。
ルーム
これまでのヒルトン系列でもっともスタイリッシュで使いやすいと言えるルームであります。ヒルトンの意匠のウッドと清潔感のある材質を組み合わせた基調は踏襲しつつも、ライティングや材質で清潔感と高級感と落ち着き感を演出してくれます。ルームの構成としてはワンルームではありますが、世界最上のワンルームとも言えます。
窓は足元までのガラス張りであり、各種光線対策が取られているようなガラスであります。
最新のホテルだけあり、照明の使い方がとても優れています。
そして、鏡の使い方がうまく、広さを演出してくれます。
テレビはLGの狭額縁のタイプであります。特別な装飾がないのが逆に将来の更新に備えていることも考えられます。日本語チャンネルはテレビジャパンというアメリカで24時間放送しているチャンネルであり、NHKを中心としてドラマなどは民放のタイトルもあります。
電源や操作パネルは最新であり、ユニバーサルな感じがします。
窓からの景色は絶景とは言えませんが、大きな通りがあるため、明るく開放的です。
ミニバー
ミニバーを省略する高級ホテルもありますが、コンラッドはきちんと用意しています。アルコール各種用意しているほか、それに呼応したグラスの用意もコンラッドらしいところであります。もちろん、コーヒーや紅茶の用意も抜かりはありません。
DCオリジナルのビールなどもあり、充実したミニバーと言えます。
水回り
水回りもコンラッドらしい最上の空間であります。予約した部屋は一人ものが過ごすには問題のない最低クラスではあり、バスタブはありません。
しかし、白大理石を豪華に利用しており、さりげない豪華さを演出してくります。シャワーブースは広く、ホースシャワーが設置されております。水圧はちょっとと言う感覚ですが、不自由がないレベルと言えます。
アメニティは「SHANG HAI TANG」であります。香港ブランドであり、良いセッティングと言えます。ヒルトンの資本関係を顕すとも言えます。アジアブランドが世界で活躍するのは良いです。
フィットネス
フィットネスは設備が集中している3階にあります。カードキーを開けて、通路を抜けるとあります。カーディオマシンが主体ですが、区切られたブースには筋トレブースもあります。
そして、ここのフィットネスが良いのは開放感があり、走りながら外を見ていると飽きません。また、アメニティも充実しており、冷えたペットウォターも完備されています。
朝食
朝食は3階にある、レストラン「Estuary」でいただけます。ありがちなバイキング形式ではなく、本格的なオーダー形式であります。オムレツは世界各地で朝食として提供されているため、オムレツにしてみました。オムレツの中身は地方料理の魚介類をアレンジしたものであり、魚の香りへの配慮かハーブが添えられています。味は魚を食べた満足感があり、仕上がりが明らかに上品であります。
朝早いと言うこともあり、ほとんど独占状態であります。
最後に
コンラッドはヒルトンブランドにおいては特別感が感じられ、既存のホテルでも十分満足と言えます。ワシントンDCは同国の首都でもあり、かつ、100周年の年にオーブしたこともあり、かなり気合いを入れて立ち上げた感じがします。
D.C.滞在であれば。鉄板で選択しても間違いはないホテルと言えます。