スカイチーム加盟の中国東方航空のビジネスクラスのソウル発上海経由の東京行きが4万円台であり、ソウルから東京に行くよりも安いため、まとめてみました。
中国東方航空の上海=ソウル・東京路線
中国東方航空では韓国の首都ソウルと日本の首都東京の路線では以下のルートがあります。
ソウル路線
上海浦東(プドン)=ソウル仁川(インチョン)間は511マイル、上海虹橋(ホンチャオ)=ソウル金浦(キンポ)間は538マイルの距離であり、便数は下記のとおりです。
浦東=仁川線 1日4往復
虹橋=金浦線 1日2往復
機材はA330がメインであり、仁川線に一部ボーイング737型機が就航しています。
東京路線
上海浦東=成田間は1,118マイル、上海浦東=羽田間は1,082マイル、上海虹橋=羽田間は1,106マイルであります。上記はいずれもmilecalc.comより計算しています。実際の積算はずれることもありますが、ほぼ近似であります。
浦東=成田線 1日3往復
浦東=羽田線 1日2往復
虹橋=羽田線 1日2往復
とソウル線よりも便数は多く、羽田線が4往復設定されています。機材については、虹橋=羽田線は全便エアバスA330、浦東=羽田線はボーイング777-300ERとA330、浦東=成田線はA330とA321で運用されています。
機材を見ると羽田がプライムであることがわかります。
ビジネスクラス ソウル=上海=東京(片道)
今回はショートノーティスですが、中国の連休明けの今週末の仁川=浦東=成田で試算してみました。この日程がほぼ4万円と最安のようです。
旅程
ソウル仁川を10月12日土曜日の朝8:55に出発し、上海浦東に9:45に到着します。多少遅れても昼前には上海の観光をスタートできます。機材は33Lであり、ビジネスクラスでは1-2-1のスタッガード配列であります。
ソウル仁川を早朝出発であるため、日本からは前日入りでも良いですが、羽田発で丑三つ時に出発するフライトが2便あります。ピーチと大韓航空が深夜2時に出発し、4時半過ぎに到着するフライトがあります。今回の旅程では、ピーチは執筆時点では満席、大韓航空もスカイマイルでは厳しいですが、他の旅程では接続も可能であります。
また、中国東方航空はスカイチーム加盟であり、仁川空港でスカイチームはターミナル2に移転するところが多いですが、現状、中国東方航空はターミナル1であります。
金曜日の夜に成田を出発するエチオピア航空を活用し、ターミナル1で野宿すると言うのも方法かもしれません。10月11日発は連休もあり、高額でありますが。
上海から成田は10月14日月曜日の11時過ぎに上海浦東を出発し、成田には16時前に到着します。機材はA330(33H)であり、ヘリンボーンタイプの1-2-1配列であります。Hはherringboneの頭文字でしょうか。
運賃とステータスポイント単価
運賃とステータスポイント単価は下記のとおりです。
運賃 40,700円
予約クラス Iクラス(デルタ・スカイマイルでは150%積算)
MQM 2,444MQM
MQM単価 16.65円/MQM
近距離フライトのため、単価は良くありませんが、ソウルから東京に直行便で帰る場合にLCCを除くと、エコノミーに匹敵する運賃であることに加えて、ステータスポイントでは圧倒的に獲得数が大きくなります。
ソウルから東京に戻ると言うよりも上海に行くためにソウル発券を利用する前提で利用する方が良いかもしれません。金曜の夜羽田または成田から出発し、早朝上海に到着し、観光して、ビジネスクラスで東京に戻るというプチ贅沢ができます。
金浦路線はどうか
別日程ですが、金浦=虹橋(浦東)=羽田路線を試算してみました。
日中韓の都心至近空港をすべて利用とすると6~7万円となり、ちょっと厳しいですが、PVG空港を利用して、羽田着とすると比較的安い運賃(4万円台)がどの時期でも出てきます。浦東空港から時速450km/hのリニアを体感するのも良いかもしれません。
安さをとって、仁川発を利用する場合、日本から仁川に行けば、入国せずに乗り継ぎカウンターで搭乗券を手にすれば問題ありませんが、日本発のJALやデルタの特典が金浦しか空いていない場合は、金浦空港から仁川空港への移動が必要となります。
鉄道(A'REX)で移動するのが渋滞もなく良いですが、バスも便利であります。片道500円程度あり、到着階から出発階まで連れて行ってくれるバスの方が、歩かなくて済み、接続時間に余裕が有る場合は安くて、疲労感は少ないでしょう。
最後に
今回は中国東方航空のサイト(複数旅程)で検索して出ました。代理店サイトではこうした運賃が出なく、中国東方航空の際で予約することが必須のようです。直サイトで予約すると予約確認やオンライン・チェックインも可能であります。
人口の多い中国の航空会社だけあり、多くの人が利用されるため、あっという間に埋まることもあり、即断即決で決めるのがもっともよい安い運賃で購入できると言えます。