中部国際空港(セントレア)のターミナルにある日帰り温泉施設であるSOLA SPA 風の湯を久しぶりに行ってみましたので、お伝えします。
SOLA SPA 風の湯の概要
SOLA SPA 風の湯はセントレアの商業施設であり、同空港の第1ターミナル 4階のスカイタウンにあります。
セントレアは世界的にはレベルの高い空港でもあります。開港時にオープンし、当時は日本で唯一(世界でもおそらくだった)空港ターミナルから滑走路やエプロンが大浴場から見える施設だったと言えます。
セントレアの開港は2005年2月17日であり、今から18年前であり、結構歴史のある温浴施設でありますが、2020年10月から例の件による影響で風の湯は休業していました。
しかし、2023年2月中旬から営業を再開しています。
個人的には2007年と2013年とかなり昔にセントレアの空港ホテル(当時は東横インだった)に滞在したついでに利用した記憶があります。
2023年版の営業時間や料金は下記の通りです。
営業時間
10:00~21:00(最終受付20:00)
利用料金
タオル無し
大人(中学生以上):タオルなし 1,300円(税込)
小人(小学生):タオルなし 700円(税込)
幼児(3歳以上):タオルなし 400円(税込)
タオル付
大人(中学生以上):タオル付 1,500円(税込)
小人(小学生):タオル付 900円(税込)
幼児(3歳以上):タオル付 600円(税込)
昔は1,000円ぐらいでタオル付で利用できたので、物価も考えると仕方ないのですが、まあまあ良い値段です。空港なので観光地レートと言う所でしょうか。
かなり名所になっている同様な新千歳空港の新千歳空港温泉はサービスレベルは違いますが、1,800円と空港施設としてはこういった水準なのかもしれません。
ちなみに、ANAマイラーであれば結構利用している人が多いANA Pocketで同施設はポイントを獲得することができます。まあ、入店しなくてもポイントは獲得できますが、利用する際に200円引きとなるのでメリットはありそうです。
支払いに関しては現金はもちろん、クレジットカード、電子マネー(Suica,Edy,iD、クイックペイ、QRコード決済など)が利用できるので便利です。
お湯に関しては新千歳空港温泉などとは違い、水道(埋立地なので地下水ではないと思いますが)の沸かし湯であります。名前は風の湯であり、風と湯の字が並ぶと沈められそうな場所にも思いますが、健全な場所であります。
同エリアの施設
同施設にはリラクゼーション施設と食事処も併設されており、靴を脱いだ状態で風の湯からアクセスできます。
食事処 えびす
名古屋めしや韓国料理、カレーライスなど幅広いメニューを取り揃えていると言うことであります。バス旅で定番しかオーダーしない蛭子さんが由来かは不明です。
以前、同施設に入っていた処は風々茶屋であったので委託先が変わったのかもしれません。韓国料理とあるので韓国系なのか、それともセントレア利用が韓国線利用者が多いので韓国メニュー推しをしているかわかりませんが、以前とは変わったようです。
お風呂に入る前にちょっと行ってみました。ハイボールと串カツを嗜んでみました。決済はスーパー銭湯にありがちなロッカーの鍵、兼、決済リストバンドではなく、券売機の自販機かそれ以外の決済はフロントで受け付けていました。
串カツの味噌は程よい甘さがありちょうど良かったです。やっぱり、味噌はこれくらいですね。同じ空港内でも味が全然違います。
アジアンスパ「SANATIO SPA」
アロマトリートメントともみほぐしがメインのリラクゼーション処であります。風の湯の利用料とは別であります。長時間フライトで筋肉をほぐしたい人や空港で時間があるのでトリートメントをするにはいいかも知れません。
コワーキングスペース
Wi-Fi無料でプリンターを完備していたり、漫画や新聞のあるエリアコワーキングスペースがあるとのことです。利用はしませんでしたが、有料であり、レートは下記のとおりです。いずれも税込みです。
1時間 800円
2時間 1,400円
3時間 2,000円
SOLA SPA 風の湯レビュー
以前と変わらぬフロントから男女各大浴場までの導線であります。リニューアルオープンという事ですが、ほぼ以前と同じのようであります。
同ホームページより
大浴場の構成は展望風呂(写真中央から左側)が麺委であり、ブクブクジャグジーの寝湯(写真中央奥)があり、ジャグジー風呂(写真右)となっています。こちらも以前と変わらず、そのままです。
同ホームページより
飛行機を体感できる展望デッキについては写真では開放感がありますが、実際は航空機に対する保安の観点から写真で見えるマジックミラーの向こう(内側)のみであります。窓では遮られていますが、隙間があり、外の空気や飛行機のエンジン音などは直接伝わってきます。こちらも基本的に以前と同じです。
新千歳空港温泉ではオープンエアのエリアに浴槽があり、開放感は有りますが、飛行機が見えないので、飛行機が見えると言う観点ではこちらの方がメリットがあります。展望デッキにはベンチなどがあります。
風の湯の展望風呂及びデッキからの景色は同施設が展望デッキに近い場所にあることからも展望デッキから望む景色に近いと言えます。
さすがに大浴場内で真っ裸でカメラを持って撮影するのは気が引ける(ご法度)なので空港の展望デッキの近いところから撮影してみました。大浴場と同風呂の展望デッキからはこんな感じの景色でした。
同ホームページより
サウナについては以前と変化はなく、温度計もサウナ施工会社提供みたいのも変わっていませんでした。サウナの座面は2段であります。テレビはなく静かな時間が過ぎていきます。温度は上野の北欧と比較すると緩い(0.65程度)ですが、12分ぐらいもいると結構汗だくとなります。床面にタオルは常設されている一方で、サウナマットはありませんでした。
広さ的には新千歳空港温泉の方が立体的に大きいですが、横の広さは対抗できるくらいでした。もちろん、水風呂はあり、冷たさは結構、シャッコイです。
利用客層については、今回は休日の昼下がりに利用したため、ある意味少ない時間帯でした。同世代や先輩となるシングルな腹の出た血色悪いおじさんが多い感じでした。
ただ、時間が経過してくると7-8人と大勢でも、いつでも同一行動をして大きな声でしゃべる学生や我が子の服の着脱からすべて面倒見る若手のパパが入ってきたりするのでピーク時は結構、混雑しているかもしれません。
アライバルからの名古屋への移動
湯上りの後はバーでもあれば、一杯ぐらいはセントレアで引っかけようと思ったのですが、そんな場所はないので列車予約を前倒して名古屋市中心部に。今回は正真正銘のミュースカイで名古屋駅を目指します。
セントレアが出来たくらいからの車両なので人間で言うと成人くらいであります。新しさと古さが感じる車両であります。
快晴の日だったので、セントレア大橋からは伊勢湾対岸が良く見える日でした。走っている車はご当地柄なのかT車が多かったです。
最後に
10年くらい振りにリニューアルオーブンしたタイミングでセントレアの滑走路が見える温浴施設のSOLA SPA 風の湯に行ってみました。
リニューアルオープンと言いつつ、ほぼ以前と施設は変わらず、時間が止まっていたような感じでした。
そうは行ってもオープンした時からかなり充実していたので色褪せていないと言うのが印象であります。
開業した時とセントレアのフライト状況は変化し、東京に住んでいると利用機会は少なくなっていますが、こうした便利な施設がある空港は日本国内では限られるのでポジティブであります。