オホーツク紋別空港から羽田空港までボーイング737-700(73P)のプレミアムクラスを利用しましたので、お伝えします。
ANA最小のジェット機ボーイング737-700
ANAではジェット機とプロペラ機を保有しています。最大のものはA380-800と簡単にわかりますが、ジェット機で最少となるとA320かボーイング737かいずれかになります。
先日引退したスーパードルフィンであるボーイング737-500は全長31.01m、全幅28.88mとジェット機としては最小でしたが、引退した今、B737-700とA320ではどちらが最小の座にあるでしょうか。
全幅は同じものの、ボーイング737-700の方が全長は短く、33.6mとなり、同社では最小ジェットとなります。
A320neoが導入されたのは2016年から納入されている一方で、B737は2005年から導入されており、10年程先輩でありますが、A320neoはどんどん国際線だけでなく、国内線でも仕事を獲っていっているようです。
人生の折り返し地点を過ぎた同機にどこか哀愁も感じます。
搭乗記
バスおりばからすぐに入口があり、入ると手荷物検査場があります。
二階には展望デッキもあり、一応行ってみます。飛行機はすでに到着しており、ウィングレット装着機であります。国際線もこなすところはある意味レアでもあります。
搭乗は機材整備に時間を要したため、遅れての搭乗となります。同空港ではゲートから飛行機まで歩いていくパターンです。PTBが当たり前の羽田とは大きく異なりますが、飛行機に乗ると言う感じがとても良いです。
振り返ると英文字でオホーツク紋別とサインされています。OKHOTSK MONBETSUであり、オホーツクは外来語であると改めて認識します。この文字だけ見ていると北欧の空港に来た感じもします。
シート
機内に入るとプレミアムクラスのシートが見えてきます。
747-400Dなどに設置されていた第一世代のプレミアムクラスシートであり、幹線ではほぼ絶滅したシートであります。古臭さよりも懐かしさを感じてしまいます。
シート電源はあるものの、機内Wi-Fiはありません。Wi-Fiがあるとネット接続よりもナビ画面の方が重宝するのですが、それもなく機内の楽しみは食事とドリンクと言ったところです。
同機は12年戦士の割にアームレストと蝶番が腐食しており、この先シートを交換するのか、グループ会社に移管するのかどうするのか迷っている感じもします。
離陸
道東の山並みを観つつ、滑走路に。滑走路の先が少し上がっているのを感じます。
滑走路が混雑することもなく、すぐに離陸となります。オホーツク海と真っすぐに海岸線を眺めつつ、90秒後には雲の中に入ってしまいました。冬であれば、天気が良ければ流氷が見えたかもしれません。
機内食
Wi-Fiがない中、機内での時間つぶしは、モニターの放送か機内食となります。アマゾンプライムのCMなのですが、紙兎ロペがでているとこの後、ジャンケンをスタンバイしてしまいます。
昼時間のため、きちんと食事がでます。
メニューは下記のとおりです。(お品書き記載順)
厚焼き玉子
小松菜お浸し
鮭塩焼き、蓮根甘酢漬け
黒糖焼豚
鶏ほぐし身 レモン和え
わさび枝豆
とうもろこし湯葉巻き、トマト豆腐
キュウリ漬け
煮物
里芋、椎茸、赤蒟蒻、スナップエンドウ
ひじきご飯(鶏そぼろ)
鮭とトウモロコシぐらいしか北海道感はありませんでしたが、安定のプレミアムクラス機内食です。
食後はブルボンとエコパートナーズ(成田山里塚、製造は本場の草加市)のおつまみ攻撃です。
距離は国内線ではそれなりにあるため、もう一杯オーダー。飲み過ぎ信号なのかペットウォーターも付いてきました。今回も東レですが、山中湖村の水でした。
着陸
旭川から乗車した特急オホーツクで飲んだ日本酒がここに来て効果が出たのか、この後眠ってしまい、着陸で目を覚ましてしまいました。
着陸の後にソラシドエアを見ると次は南に行きたいと感じてしまいます。小型機ではありますが、意外と優遇されたのか、到着ホールまで近く、まずまずでした。これで束の間北海道たびも終わるとなると少し、淋しさも感じます。
最後に
これまで北海道は新千歳、旭川、函館がメインでしたが、それ以外の空港も回ってみるとそのアクセスを含めて新鮮であります。まだ、RBJ、MMB、OBO、SHB、KUH、OIR、OKDは未踏であり、国際線に乗れない間に巡ってみるのがいいかなと感じています。