ANAは2024年度から上級会員向けのステイタスカードやスーパーフライヤーズラウンジを申し込み制に変更しましたので、まとめてみました。
2024年度より申し込み制に
これまで、プロンズ、プラチナ、ダイヤモンド、スーパーフライヤーズ会員資格到達後にすべてに提供していたプラスチックカードを希望する人のみに提供に変更しました。
2024年度については下記の基準にて2024年2月中から申し込みをスタートするとのことです。
翌年度ステイタス確定後(2月上旬時点でステイタスが確定している方)
上位ステイタスの達成(ANAウェブサイトのお客様情報に上位ステイタスが反映した際)
スーパーフライヤーズカードへのご入会
ANAホームページより
申込方法はANAウェブサイトにアクセスと、会員ログイン後のマイメニューから
会員情報の登録・変更
⇒送付物の設定・変更
⇒送付物のお届けと住所の変更下部の「登録/変更」
希望するカードが表示されるので、そこから申し込みができるとのことです。
2月から3月上旬に申し込みの場合、3月下旬(予定)より順次発送されるとのことです。プラスチックのカードを手にできるのは最速で葉桜になる時期になりそうです。
カードの年度記載もなくなる
また、今回からプラスチックカードの右上に印字されていた年度の数字(2024年度であれば2024)がなくなると言うことであります。過去に2015年度にも印字されないことがありましたが、その後は再び印字されています。今回は再び、印字されなくなるとのことで、何年経っても同じものを使いまわせると言うことなのかもしれません。
個人的にはプラスチックカードを連続で集めているので、年度の記載はしてほしいところであります。その年度の修行を思い出したりします。
紙もプラスチックもない時代
エコやサスティナブルとか言い、紙の搭乗券やプラスチックのマイレージカードがどんどんと絶滅しており、単なるコスト削減だろと思いつつも、時代の変化10年前よりも加速しているようです。それでいて、スマホの進化は性能的には飛躍的に向上しているのでしょうが、大きさや重さはあまり変化がなく、むしろ大きくなっていたりします。生活の中での存在感が大きくなっているので大きくても構わないのかもしれませんが。
ただ、搭乗券コレクターや会員カードコレクターでもなければ、デジタル搭乗券であればチェックインカウンターが開く前にエアサイドに行け、ラウンジなどでゆっくりすることも可能であります。
また、ラウンジアクセス時もいちいちバッグの中からプラスチックの会員カードを出す必要もなく、スマホでアプリを開くだけで良いので便利と言えば便利なので、紙もプラスチックもない方が便利になっています。
紙の場合は無くしてしまうと再発行とか必要でありますが、スマホはスマホをなくさいない限りはそうしたリスクはないので良いともいえます。まあ、スマホをなくすと何もできなくなったしまいますが。
また、スマホの注意点としてはバッテリーと通信環境がないと大きな文鎮と化してしまうので、そこだけは注意が必要です。
サービスを厚くしてほしい
先述の通り、プラスチックのカードを申し込み制にしたり、年度を印字しないことで何年も使いまわすことが可能となるのは企業側にとってはコスト削減というところであります。もちろん、DX化するためのコストや維持費は当然発生するのですが、それをしてもディスコンに持って行こうとするのは永続的なコスト削減ができるからと言えます。
しかしながら、スマホでデジタルカードや搭乗券を表示させるにはスマートフォンが必要であり、その購入コストは個人が負担であり、通信ができないとただの文鎮なので毎月通信コストも発生します。個人の負担に便乗してコスト削減をしているとも考えられます。
また、スマホなどのデジタルデバイスを持たない利用者は紙の搭乗券やプラスチックカードを対面で提示したりすることとなり、スマホ利用者よりもコストがかかり、不公平感もあると言えます。
以上から、ペーパーレスな搭乗、プラスチックカードレスなアクセスの場合には申し込み制にするのであれば、サービスに差をつけてほしいところでもあります。国内線のスイートラウンジでカレーが提供されたりと改善はしているのかもしれませんが、国際線機内Wi-Fi無料やアップグレーポイント+5ポイントなどとしてほしいところであります。
こうしたことを言うとデジタルに疎い高齢者いじめとか言われるかもしれませんが、今の高齢者は仕事でPCを利用してきた人も多く、デジタル経験値は若い人よりも長いケースもあり、メリットがあることには駆使する人も増えてきているのではないかと思います。
最後に
個人的には16年連続ダイヤモンドの証として、申し込み制になってもプラスチックカードはリクエストします。ただ、スイートチェックインやスイートラウンジアクセス、優先搭乗の場合でもプラスチックカードはそもそもですが、スマホアプリのデジタル会員証も提示するケースは少なく、搭乗券に上級会員ステータスが反映されおり、文字通りカードレスな時代といえます。
スマホの次は顔とかが会員証になりそうであります。顔を照合した瞬間に過去のトラブルなども一瞬で出てくるとちょっと嫌ではありますが。