プレミアムクラスの78Mと78Pに搭乗し、比較してみましたので、お伝えします。
78M
78Mとはボーイング787-8型機の国際線機材(ビジネスクレードル)の予約画面で事を言い、幹線(羽田⇔大阪伊丹、関西、新千歳、福岡、沖縄)を中心に就航しています。
今回は25便(羽田⇒伊丹)に搭乗してみました。
座席は3列目であり、最前列が遠い印象があります。国際線仕様のためか最前列の切り妻に設置されているモニターが小さく感じます。
シートモニターでは映画を観ることが出来ます。国際線のスカイチャンネルではなく、国内線仕様となっています。
伊丹線は飛行時間が少ないためかグラスではなく、カップのようです。ただし、食事は幹線のため、豪華であります。
この後、すぐに着陸体制となり、大阪市内を真上を飛んで着陸となりました。3列目の場合、後方はまだまだプレミアムクラスのシートが続くため、比較的落ち着いた雰囲気です。
78P
78Pはボーイング787-8型機の国内線仕様であり、プレミアムクラスは2-2-2配列のタテ2列の全12席と言う仕様となっています。
シートは当初は国際線感覚を味わってもらうために設置されたビジネスクレードルタイプかオリジナルのプレミアムクラスタイプとなります。
当初と言われていたビジネスクレードルタイプは今でも健在であり、このシートの時は当たりと思ってしまいます。
伊丹発羽田行き最終の40便であります。以前は上下スーツのビジネス客が多かったのですが、ずいぶん少なくなっています。テレワークに出張を奪われた企業戦士も多いのかもしれません。
そして、伊丹名物のダイヤモンド行列は今は昔となってしまいました。今後、二度とみられないのでしょうか。
離陸して大きく旋回して、東を目指します。
今回はビジネスクレードル仕様の78Pでした。78Mとほぼ変わりませんが最前列の切妻に設置されているモニターは大きくなっています。
また、トイレ使用中のサインも国内線と国際線では異なっています。トイレの数が違うためなのでしょう。
シートピッチは78Pのビシネスクレードル仕様は同じなため、こちらもほぼ変わりません。


シートテーブルも基本的には同じであり、半分開きも同じであります。
食事は往路とは違いTHE CONNOISSEURSシリーズの新門前 米村の監修のものでした。ご飯はキーマカレー、味噌汁は渦巻き麩、ズッキーニのラタトゥーユなど一味違いました。
順調な飛行ルートでした。伊豆上空で着陸待ちをするような時代があったのが不思議でもあります。
到着は21時過ぎのためか家路を急ぐ人が多く感じるのは錯覚なのでしょうか。モノレールはこの時間帯になると空港快速が減ってしまい、京急の方が良く感じてしまいます。
最後に
国際線機材の78Mと国内線機材の78Pでは、国内線仕様のプレミアムクラスシートでは大きな差はありますが、ビジネスクレードル仕様では大きな違いはなく、座席数が12席か42席かの違いしかありません。
しかし、その座席数がプレミアムクラスに着席できるかどうかの大きな違いであり、今回搭乗した78Mでも満席でありました。
いつまで78Mが国内線で多用されるのか不明ですが、しばらくは運用されて欲しいところです。