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ANA国際線 MとBクラスの違いに何の意味があるのか

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マイル修行で大事な積算率。こうした中でともに100%積算可能なエコノミークラスのMクラスとBクラスの違いについて、まとめてみました。

クアラルンプール発券のMクラスとBクラス

ANAクアラルンプール発券の日本経由のシカゴ往復の場合のMクラスとBクラスを比較してみます。

旅程は往復ともに日本でストップオーバーし、クアラルンプールから東京は週末、東京からシカゴ往復はゴールデンウィーク、東京からクアラルンプールは再び、週末と言う旅程です。

Mクラス

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Mクラスの運賃とプレミアムポイントは下記のとおりです。

運賃 190,660円

積算率 100%+400PP

プレミアムポイント 24,180PP

PP単価 7.89円/PP

国内線でチマチマとPP単価の安い路線を探して、何十回も搭乗する手間もなく、いきなりダイヤモンドの会員到達基準の約1/4を達成してしまいます。

Bクラス

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Bクラスの運賃とプレミアムポイントは下記のとおりです。

運賃 209,060円

積算率 100%+400PP

プレミアムポイント 24,180PP

PP単価 8.65円/PP

運賃としては20万円を超過しているものの、PP単価としては8円台とパフォーマンスは高いと言えます。

MとBクラスの比較

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MクラスとBクラスの差を整理すると下記のとおりです。

  M B 差分
運賃 190,660 209,060 18,400
プレミアムポイント 24,180 24,180 0
PP単価 7.89 8.65 0.76

Bクラスは運賃では18,400円高く、プレミアムポイントは同一、プレミアムポイント単価は0.76円高くなり、Mクラスの方がプレミアムポイント修行には有利と言えます。

MとBクラスの運賃規定を比較

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これだけ見てみるとMクラス一択なのですが、予約変更や払い戻しなど予約クラスごとに複雑に異なる航空券の規定をチェックしないと意外な落とし穴があるため、運賃規定まで比較してみました。

MとBともに予約変更手数料が無料、日本での途中降機が可能なだけでなく、アメリカでも往復ともに1回可能であり、搭乗ポイントを往復合計800PPさらに獲得することも可能であります。

また、アップグレード可能でシンガポール経由が可能とエコノミークラスとしては最強クラスの運賃となっています。

唯一の違いは払い戻し手数料

唯一の違いは払い戻し手数料が下記のとおり、異なります。

Mクラス 

出発前 300MYR

出発後  200MYR(旅行済み区間に適用可能な片道運賃の残額がある場合はそこから減額)

Bクラス

出発前、出発後ともになし

1MYR=約25.4円であり、払い戻し手数料は出発前で約7,620円となります。運賃の差が18,400円のため、仮に旅行取りやめとなっても払い戻し手数料を払ってもMクラスが有利と言えます。

逆に言うとBクラスに何の意味があるのか、わからなくなります。強いて言うとMクラスにも座席数の制限があると言うことになりますが、比較的取りやすいクラスでもあり、やはりBの存在感があまり変わらないかもしれません。

アップグレードでは違いがあるかも

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ビジネスクラスへのアップグレードの優先順位としては、アップグレード申請の早さ、上級会員のステータス、予約クラスとなります。

上級会員ステータスではダイヤモンド会員となれば差はなく、あとはアップグレード申請の早さと予約クラスの違いとなります。早期申請と予約クラスでは予約クラスの方が有利になりそうであり、18,400円を上積みして、アップグレードに賭けるかと言うことになります。

これまでMクラス利用でアップグレードできなかったことはなく、やはりBの存在意義が個人的にはあまりないと感じてしまいます。

最後に

路線によってはMクラスが存在せず、MとBの比較に悩まされることはないケースもあります。しかし、混在すると上記のようなねじれもあります。

最も、Bクラスはかなり高い運賃であり、クアラルンプール発券でこうしたオーバーラップ的な現象になるのが珍しいと言えます。

そうした意味でもクアラルンプール発券がかなり安いと言う裏付けであり、マイル修行には最強であるでしょう。

後は、世の中落ち着いてこの路線が活用できるかどうかが一番のポイントかも知れません。 

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