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2023年は復活するか、ギャラクシーフライト

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真夏の風物詩とも言えるANAギャラクシーフライトが2023年に復活するか考えてみました。

ギャラクシーフライトとは

ギャラクシーフライト

ギャラクシーフライトとはANAが夏季の期間限定で、羽田と沖縄間に深夜便1往復運航するフライトのことを言います。運航期間は7月中旬から~8月いっぱいが定例であります。羽田発の日曜日と折り返しの沖縄発の月曜日は運航されないケースがありました。

下記は2018年の運航スケジュールです。

羽田発 NH 999便 HND22:55発=OKA25:35着

沖縄発 NH1000便 OKA 3:35発=HND 5:55着

便名はギャラクシーという事で、銀河鉄道999にかけているのか不明ですが、羽田発999便であり、折り返しの沖縄発は1000便となっています。沖縄便の臨時便に近い値ではありますが。

この便の設定目的は沖縄にとっては書き入れ時の時期である夏休み時期に対応したものでありますが、それ以外にも客席の下に積載される貨物需要もカバーしているものであります。

同フライトは通常、20時で終了してしまう沖縄便が23時前後まであり、東京での滞在時間が長くなるだけでなく、沖縄での観光時間も長くなると言うメリットがあります。

実際に、個人的には深夜2時に那覇空港に到着し、那覇市内のネットカフェで仮眠をして、朝一でレンタカーを借りて、本島を一周したこともあります。

今はカーシェアが充実して来ているので、夜道を走るリスクはあるものの、すぐに動けるのでメリットはありそうです。

逆に注意点としては上級会員やプレミアムクラス利用の場合に利用できるラウンジサービスに制限が出てしまいます。羽田発の場合、ANAラウンジは21:00まで、ANAスイートラウンジは21:20まで利用できますが、沖縄発では、いずれのラウンジも利用できません。

機内サービスではプレミアムクラスがあったり、なかったりしましたが、ギャラクシーフライト後期では設定があるので、復活するとなると設定はありそうです。

そして、ギャラクシーフライトは観光需要だけでなく、いわゆるマイラーにも人気のあるフライトであります。23時前に羽田を出発し、折り返しは羽田に6時前に到着するという事で、仕事が忙しいマイラーもコツコツとプレミアムポイントを積算できるため、人気がありました。

テレワークが充実してきた昨今はわざわざ眠い時間に移動というのは魅力が薄れているかもしれませんが、仕事に邪魔されない時間帯に気兼ねなく、プレミアムポイント修行ができるのはいつの時代もメリット大であります。

なお、5年前にギャラクシーフライトについて、書いていました。今となっては随分古い記事ではありますが。

www.dangan-lucky.com

24時間運用空港があってのギャラクシーフライト

ギャラクシーフライトは深夜・早朝に離発着するフライトであり、その実現には24時間運用されている空港がないとあり得ないこととなります。

では、日本の空港で24時間運用されている空港と門限の有る大都市空港をまとめてみました。以下のとおりです。

24時間運用

新千歳 茨城 東京国際(羽田)

名古屋中部(セントレア) 関西国際 

北九州 沖縄那覇

新千歳と茨城空港以外はほぼ、埋め立て、または、海岸から海側に拡張した空港であり、騒音問題がクリアされている空港がメインであります。茨城空港が24時間と言うのはごじゃっぺ言うなという感じでありますが、民間機と言うよりは百里基地としての側面があるのでしょう。では同じく軍併用の三沢はどうかと言うとUS Air Forceのものなので、アメリカ次第であり、制限がかかっています。

また、佐賀空港は24時時間ではないものの、運用時間は06:30 -22:00と00:30-04:30であり、休憩時間みたいな感じであり、実質的には19時間30分運用されています。

 

門限ありの大空港

成田 伊丹 神戸

広島 福岡 鹿児島

いずれも有名な空港であり、門限オーバーにおいては、成田の場合は羽田があり、伊丹や神戸は関空があります、福岡においては北九州があります。

福岡空港はザ・門限空港のように見えますが、24時間運用であります。ただし、定期便については門限が設定されており、そのためか門限の福岡みたくなっています。

伊丹は21時までとかなりの箱入り娘であり、朝帰り当たり前の関空とは対照的であります。神戸空港は海上空港であり、24時間でも良さそうですが、淡路島に影響があるのか門限が設定されています。ただ、23時までと門限の有る空港ではかなり遅くまで設定されています。

国際線の接続に実は便利

先述のとおり、ギャラクシーフライトのスケジュールは下記のとおりです。(2018年ベース)

羽田発 NH 999便 HND22:55発=OKA25:35着

沖縄発 NH1000便 OKA 3:35発=HND 5:55着

羽田を23時前に出発し、羽田には朝6時前に到着するフライトです。コロ助のせいで設定されなかった4年の間にそれ以外の要因(欧州における軍事衝突)で国際線のスケジュールも大きく変化しています。

ヨーロッパ方面のフライトは朝9時台に羽田を出発し、羽田着は18時前後となっており、アウトバンドでは那覇からは前泊が必要、インバウンドでは定期便の那覇行きの20時ではパツパツとなるケースも有ります。そうした所に、ギャラクシーフライトは十分な接続時間があると言えます。また、北米路線もしかりであります。

こうしたことから沖縄路線限定ではありますが、国際線乗り継ぎのスケジュールも昨今は変化しており、ギャラクシーフライトが意外に役立つ可能性も有ります。

2023年の可能性は

2023年は復活する気配を感じられます。深夜なので機材繰りはできそうであり、先述の通り、国際線接続がうまく行くと沖縄に居住する富裕層の需要も掴めそうであります。そんなことを想定しなくても2019年のモデルでも十分にメリットは有りそうであります。

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加えて、ADOなどとの調整は前提ですが、24時間運用の新千歳空港でもギャラクシーフライト HOKKAIDOとかがあっても良いかも知れません。機材はまさかの77Wを使用し、貨物にクール宅急便を活用して、花咲ガニやウニ、メロンを運びつつ、羽田からは外国人のこぼれ需要を運ぶのは良いかも知れません。

経営状況の厳しいJR北海道には期待せず、札幌方面には臨時の高速バスを設定するのが良いかもしれません。道央自動車道の新千歳ICから札幌までのルートは対面通行はないので、大事故リスクは低いと言えます。

最後に

ギャラクシーフライトはANA派ならではの夏の風物詩であり、一回は利用された人も多いのでないかと思います。空白期間を経て、取り巻く環境が変化し、そのニーズが拡大しそうであり、復活への期待は大であります。

また、ギャラクシーフライト=沖縄から脱却し、24時間運用空港を活用して、インバウンド需要のバイパス的な役割を加えても良いかも知れません。

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