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ANAコードシェアのPeach便の今

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peach便

Peach運航のANA便名の国内線について、考察してみましたので、お伝えします。

Peach運航のANA便名の国内線路線一覧

ANAコードシェア(Peach運航)路線


現在、Peach運航でANA便名がついている国内路線は下記のとおりです。

成田⇔札幌

成田⇔福岡

成田⇔沖縄

名古屋⇔札幌

名古屋⇔沖縄

Peachと言えば、関西空港がハブであり、そこが源泉であるように見えます。

現在のANAとのコードシェア路線は旧バニラエアであり、セントレア路線はエアアジアジャパンの名残ともいえる路線であります。

上記路線ではANA自体もネットワークを持っており、名古屋発着は現在も運航しています。名古屋路線については札幌はAIRDO、沖縄はソラシドエアともコードシェアしており、ANA便名だけ見ると1日の往復便数はかなり多くなります。ただし、AIRDOやソラシドエアとpeachはコードシェアは実施していません。

また、ANA運航便にはAIRDOやソラシドエアやPeach便名も振られていません。

成田路線については沖縄と札幌については運休扱いとしてANAのネットワークは保有しています。成田=沖縄路線はユナイテッドとのコードシェアもあることからかなかなか廃止・移管はできないようにも感じます。

一方で、成田=福岡は運休という扱いはなくなってしまっており、移管という言葉がふさわしいかもしれません。福岡から成田以外のpeach路線が多く、回しやすいということかもしれません。国際線乗り継ぎもまだ実感はないですが、羽田コネクションと言うところなのかもしれません。

サービスはPeach基準

ピーチ運航基準

ANAは国内線では、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーなどとコードシェアをしており、ANAがメジャーな株主もあってか、搭乗のシステムなどはANAに準拠となっています。

そのため、オンラインチェックインやスキップサービスは平仄を合わせらせており、ANAと同じように搭乗することができます。

しかし、Peachの場合は資本がほぼANAと同じにもかかわらず、LCCということに拘ってか別システムで運用されているため、オンラインチェックインやスキップサービスは利用できないため、ANAコードシェア便の場合は、ピーチに入りてはピーチに従えということになります。

機内でのサービスのANAなどではほぼ一杯だけですが、フリードリンクでありますが、ピーチでは無料のサービスはありません。

しかし、有料ではあるものの、ANAとは異なり、販売メニューは豊富なので有料ではありますが、選択肢が多くなるともいえます。機内での時間つぶしの選択肢はあると言えます。

LCCなので、メニューの単価も激安としてほしいところですが、そうではないようです。いずれにしても、ANAのようなフルサービスで受け身的な選択しかないよりも、お金はかかるものの、選択の幅は広いかもしれません。

Peach運航のANAコードシェア便に乗るメリットは

ANAとpeach

Peach運航だと原価が安いため、ANA便名としての運賃も安くなるようにも感じますが、運賃の高低を左右する一番の要素は座席提供数であり、大型機を頻繁に飛ばしている羽田発着の幹線の方が、安く提供できそうであります。

実際に、5月中旬の成田=沖縄と羽田=沖縄を比較してみると最安値は羽田=沖縄であります。

一方で、Peach便名での運賃と比較するとPeach運賃はマーケティング運賃であり、Peach便名でチケットを買った方がメリットがあります。

さらに、ANAマイレージでの特典航空券について、Peach運航路線を見てみるとほぼ満席状態であり、特典として座席は用意していないようにも見えます。

こうしたことを考えると、需要喚起と言うよりはPeachのネットワークの中で弱い路線について、ANAがアシストしてpeachとして路線強化のためにコードシェアしているようにも見えます。

そのため、採算性に影響がないような需要をすくうような運賃と座席数割り当てにも見えます。利用者観点からするとコスパなどお得に利用するという点ではメリットはないので、あえてpeach便の利用はないと言えます。

最後に

グループ内で経営効率化を考えるとコストがかかるフルサービスからLCCに路線を移管し、コスト構造改革を行い、利益拡大と考えてしまいますが、実際は付加価値の高いサービスを高く販売した方が入ってくるキャッシュも利益も大きいわけであり、できるのであれば、フルサービスキャリアとして路線は維持したいところだと思います。

時期が良かったのかコンセプトが良かったのかわかりませんが、日本におけるLCCとしては成功したともいえるPeachを保有するANAはグループ内でのシナジーに活用しようとしているようにも見えます。

ANAコードシェアのPeach便はLCCとして弱い路線をANAのサービスとネットワークでカバーするという意味合いが強いのかもしれません。

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