ANAではANAカード(ゴールド・プレミアム会員)向けに対して、ブロンズ会員到達基準の半分のプレミアムポイントを稼ぎ、代わりに年間300万円のカード利用があると2019年にブロンズ会員の会員特典を享受できるキャンペーンを実施していますが、この理由を考察してみました。
キャンペーン内容
ANAホームページによると下記の条件で、2019年中はブロンズ会員の特典を受けられるとのことです。
条件1:2018年12月16日(日)~2019年12月15日(日)までにANAカード利用決済額300万円以上(家族カードのご利用分も合算)
条件2:2019年1月1日(火)~2019年12月31日(火)までにプレミアムポイント15,000ポイント以上獲得(※ANAグループ運航便ご利用のみ)
正直SFC修行をするとフライトだけで50万円程度投じるとそれだけで、プラチナ会員になることができ、半永久スターアライアンス会員とも言える、スーパーフライヤーズ会員の資格ができます。こうした背景には、情弱な富裕層を取り込もうとしているのかもしれません。しかし、富裕層はというものはお金が貯まる仕組みをどんどん体得しているからお金が貯まるのであり、こうした空白区間を埋めるような施策は意味のないことはすぐに気づくとも言えます。
背景
ANAカードはマイラーであれば、以前は100%従順に利用するカードでしたが、マイル獲得に多様なルートが創出され、消費者が賢くなり、従順にANAカードを利用する顧客が減少し、情弱なANAカード会員をターゲットとしているのかもしれません。背景には台所が厳しいためとも言え、知らないで損をする人を取り込もうとしているのかもしれません。
ローリスク、ローリターン
ハイリスク、ハイリターンは人間の扇動心を揺さぶり、勝った場合は、エクセレントですが、失敗すると破滅することもあります。そうしたことを回避し、世界最大の亀を手にした航空会社のように、亀のようにゆっくり進み、持続的成長な万年の寿命を希求しているのかもしれません。
最後に
こうした、あまり受けないキャンペーンを実施するのはデータからみると凹っとへ込んだ領域であり、施策を投入しても損失がないともいえ、この前に大改悪を実施したために、それとの影響度を計測しているともいえ、実は将来のプレミアムポイント改変の試金石とも言えます。今後の上級会員手段を考えるとアメリカ型となるのが正攻法と言えますが、何か画策しているのかもしれませんが、現時点においては、キャンペーン内容が魅惑的でなく、つまらないのでこれくらいにしておきます。チコちゃんように吠えたい施策です。