2年ぶり近くかかって再開されたANAのボーイング777の国内線のフライトに搭乗してみましたので、お伝えします。
722とは何か
722とはANAの国内線における予約の際に使われるコードであり、ボーイング777型機の国内線で運用される機材であります。その中で、プレミアムクラスを含めたシート配列を見直した機材であります。
この機材はプレミアムクラスが28席用意されており、これまでのプレミアムクラスの枠を超える設定でした。
そうした中で、2021年2月20日にユナイテッド航空にて同型機がかなり致命的にトラブルを発生します。幸いにも全損事故とならず、乗員乗客すべて生存できました。
しかし、エンジンに損傷具合がリアルタイムで配信されたこともあり、同機に対する不安が高まったとも言えます。
以上のように、兄弟機のB777-300ERのベストプレイヤーであることやB772の対する対策が物凄く、盛られたこともあり、大きな復活をしています。
B777での離陸
トリプルセブンは自分の世代と言っても過言ではなく、成人前から今まで一番印象の機材であります。
今日はA滑走路、16Rからの離陸であり、B滑走路22に着陸する仲間の777が着陸するところも見れたりします。
B772のエンジンは問題となったプラットアンドホイットニー製であります。外観の特徴はオリジナルのペイントが施されており、アメリカ製らしい色合いであり、鷹(鷲?)が描かれています。
DEPNENDABLE ENGINES(信頼できるエンジン)と記載されており、文字通りに今後は稼働してほしいところでもあります。
離陸の模様は以下のとおりです。
やはりこのエンジン音が堪りません。
やっぱりトリプルセブンはエンジン音が素晴らしく、77Wでも772でも773でも、GEとP&W、ロールスロイスの違いはありますが、どのエンジン音も快感であり、エンジン近くに搭乗出来るのは幸福と言えます。
エンジンの大きさも特徴ですが、その翼の長さも特徴であり、787では体感できない大きさであります。777-9になるとさらに飛行中の翼は長くなるので見ものかもしれません。
フライトは芦ノ湖と富士山を見ながら、セントレア上空から紀伊半島を南下します。
「御搭乗ありがとうございます」の機長のアナウンスは串本上空でした。ここから、海洋上をひたすら進み奄美上空まで一直線と言う感じでした。
C-3PO JET
今回は空のドクターイエローとも言えるJA743Aでありました。ANAのスターウォーズシリーズの中では特徴的な黄色のペイントであり、B777の長い機体が黄色一色と言うこともあり、漬物のたくあんに似ていることから「たくあんジェット」とも呼ばれています。
国際線のR2-D2ジェットほど、堪能時間は有りませんでしたが、CAさんのエプロンもたくあん色であり、黄色がいたるところに感じられるフライトでした。
普通席はどんな感じ
機材的には722に改装されてあり、ペタペタ777とは違う新世代のシートであります。使い捨てヘッドレストが黄色のためか全体的に黄色と青のコントラストを強く感じます。
今回は14列目のバルクヘッドであり、777の広さもあり、快適でありました。
シートモニターは変則的であり、通路側は切妻備え付け、窓側はひじ掛けから取り出すタイプでした。往年のOKA-SIN修行のエコノミーバルクヘッドを感じさせるものでした。


そのシートモニターはプレミアムクラスと比較すると小さいものの、エコノミーの距離感では丁度良いものでした。コントローラーはあるものの、タッチパネルで済んでしまうので必要性はどうかと感じるものの、ないと不便なのかもしれません。
那覇線となると時間があるのでiPhoneで撮影してみます。広角万歳の画角であり、トリプルセブンの長い翼も収められますが、窓の反射とかも反映してしまいます。バーチャルCPLフィルターとかあると最高ではあります。


フライトは順調であり、遅延もなく、ストレートにOKAに着陸するフライトでした。この前のフライトは悪天候で遅延があり、フライト自体も揺れ揺れでしたが、今回は驚くほど安定していました。
ALL NIPPON機でしょうか。接近はするものの、高度を下げており、ニアミスを回避しています。窓側の席の場合、意外と飛行機を見れるのも国内線ならではの良さと言えます。
那覇空港着陸直前では凪すぎる海面を降下していきます。ウユニ湖とまでは言えませんが、空と海が一体化した景色でありました。
那覇空港では新しくできた滑走路に着陸したため、元来の滑走路からの離陸する飛行機を待ちます。BCの737であります。BCの787とか見てみたいです。
最後に
2021年1月に搭乗して以来のB772であり、実に1年7か月ぶりの搭乗でした。この後、B777-300ERを2021年3月に搭乗しており、トリプルセブンシリーズとしてはやはりご無沙汰でありました。
777としては242回目のフライトであり、一番多い搭乗かもしれません。787も良いですが、安定の777であり、日本の空に復帰したのは嬉しいところでもあります。
さらに、今回はJA743Aであり、かつ、C-3PO-JETと言う名のたくあんジェットで再開搭乗できたのはラッキーだったかもしれません。777-9については早ければ2023年度内に搭乗でき、トリプルセブン(777)神話は続きそうです。