佐賀空港を利用してみましたので、アクセスやターミナル内の情報をまとめてみましたので、お伝えします。
佐賀空港とは
佐賀空港(IATAコード:HSG)は佐賀市の有明海の干拓地にある空港であり、滑走路は2,000m一本です。佐賀県が運営する地方管理空港でもあります。
定期便では国内線はANA(羽田)と春秋航空日本(成田)が就航しています。現在のところ、運休しているフライトもありますが、羽田線は1日3~4往復、成田線は1日1往復(土日のみ)就航しています。
国際線については全便運休していますが、春秋航空が上海(浦東)と西安、タイガーエアー台湾が台北(桃園)、ティーウェイ航空がソウル(仁川)に就航しています。
こうした都市から見るとパスポートコントロール以外は国内線同等なフライト時間であり、便利なのかもしれません。
昨年から空港拡張を行い、建物はできていましたが、まだ、工事中のようです。目下の状況では完成しても、運用の実効性があるか不透明です。
貨物の定期便のある空港でもあり、貨物需要が同空港の運営を下支えしているとも言え、まさに現況はそれが大きいのかもしれません。
アクセス
佐賀空港は佐賀市の南端の有明海に面したところにあり、佐賀駅から約14km離れています。タクシーで行こうとすると5,000円ぐらいはかかります。
佐賀バスセンター(佐賀駅隣接)から各フライトに合わせたアクセスバスが出ています。佐賀市営バスが運行していますが、バスは高速バスタイプでゆったりとしています。
運賃は佐賀駅からは600円であり、途中7つのバス停を通過していきます。
所要時間は時刻表上では35分でありますが、最後の停留所まで定時通りですが、以降、終点佐賀空港までは距離があり、信号もなく、10分ぐらい早着となっていました。
国際線が運行しているときは天神までの高速バスもあり、羽田=福岡線が取れない場合にダイレクトにアクセスできそうですが、賑やかな異国人のバス車内が快適かどうかはわかりません。
到着フロア
外観はガラス張りのクールな印象があります。一方で、内部については、一階は到着、二階は出発、三階はレストランやラウンジ、屋上は展望スペースと言う国内線空港ターミナルとほぼ同じ構成です。規制どおりに建設すると結果的にこうなるのかもしれませんが。
通常であればインバウンド旅客も多いためか、至る所にテーブルタップがあります。平素であれば、GalaxyやOppoなどのスマホをべったり充電している姿を見ることが出来たかもしれません。
展望・送迎フロア
屋上は展望・送迎フロアとなっています。以前は有料のようでしたが、現在は無料でアクセスできます。目の前が有明海と言うこともあり、とても開けたパノラミックな景色が見えます。
天気が良いと雲仙が見え、長崎方面も見通し良く見えます。干拓地というフラットな場所だけに景色はとても良い空港でもあります。
レストランではご当地B級グルメも
二階にはレストランカンフォーラがあり、朝8時から最終出発まで営業しています。ここでは伊万里牛のステーキの他に、佐賀市や小城市のBグメルも味わえます。
佐賀市のB級グルメのシシリアンライスをいただきます。野菜がたっぷりであり、焼いた肉とハンバーグの違いはあるもののロコモコに似ている感じもあります。
また、空見酒セットもあり、佐賀酒の飲み比べができます。最後は鍋島を盛り切りで追加してしまいました。
有料待合室
他の国内空港とは違い、ラウンジ〇〇と言う名称はなく、硬く「有料待合室」です。
利用料は大人 300円、中学生・小学生は半額、小学生未満はタダとなります。
また、ANAプレミアムクラス利用の場合には特別ご利用券をカウンターでチェックインの際にいただけます。あくまで、プレミアムクラス搭乗者であり、ダイヤモンド会員やSFC会員が普通席搭乗の場合はもらえないので注意が必要です。
こうしてインビテーションカード風なものをいただくと少し国際線に搭乗する感じもします。
ラウンジ内部は受付があり、向かって右側に窓側のエリアがあり、左側は窓のないシングルソファのエリアとなっています。こちらはプレミアムクラス搭乗者の優先Roomにもなっています。
いずれのエリアもそれほど広くなく、現在はソーシャルディスタンスが取られているため、利用人数は限定されます。
窓から景色は飛行機のみならず、ヘリコプターも見えたりします。
ゆるキャラ人形がなぜかたくさん飾られています。また、コンセントは陶器製のカバーがつけられているなどこだわりがあるようです。
ソフトドリンクは無料となっています。
その他
ターミナルの外には空港公園があり、ANKのYS-11が飾られています。時間があり、天気が良い時は空港公園まで歩いていき、YS-11を間近で見るのも、健康には良いかもしれません。
最後に
地方の空港はフライトが少ないため、あまり利用する機会はありませんが、行ってみると景色がものすごくよかったり、グルメを堪能できたりと楽しめます。
Go To キャンペーンを利用して、地方に行き、地方空港を堪能してみてはいかがでしょうか。