ANAの羽田発ジャカルタ行きのボーイング787-9型機の「スターウォーズジェット」のビジネスクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
STAR WARS JETS
概要
ANAではスターウォーズプロジェクトとして、同社の飛行機にスターウォーズ塗装を施し、機内でもスターウォーズの雰囲気を堪能できるイベントを実施しています。なぜ、ANAがスターウォーズかというと厳密にはわかりませんが、世界的に認知度の高い映画シリーズ「STAR WARS」をペイントすることにより、日本人のみならず、外国人に訴求し、外国人搭乗者を増やそうとしているのではないかと思います。
STAR WARS JETS一覧
ANAホームページより
ANAでは、国内線仕様機2機と国際線仕様機2機にそれぞれ異なるSTAR WARSペイントをしています。
一覧は以下の通りです。
国内線では黄色の機体はよく見かけますが、国際線は飛行時間も長いため、なかなか遭遇する機会がないのですが、今回、R2-D2 ANA JETに搭乗できました。
ビジネスクラス搭乗記
沖止めからの搭乗
ANA SUITE LOUNGEにて、シェフサービスの「だし茶漬け」を食べた後、搭乗口に。
羽田空港国際線ターミナルでは聞き慣れない134番ゲートで行くと、バスラウンジでした。いわゆる「沖止め」での出発となりました。バスの番号は偶然なのか「787」でした。
バスが到着が近くなるにつれ、「R2-D2 ANA JET」が見えてきて、少し興奮してしまいました。間近で見るのは初めてであり、多くの人がカメラやスマホで撮影していました。
離陸
今回のシートは1Aでした。国内線だと、ヘッドレストカバーがスターウォーズ仕様ですが、国際線のためか普通のヘッドレストカバーでした。
ビジネスクラスは意外と空席もあり、静かな感じでした。中距離の昼行便ではありますが、就寝3点セット(枕、コンフォーター、ベッドパッド)はありました。機内誌など一式は並べてみると意外とカラフルです。セーフティーボードはきちんと一番前に配置されていました。
ウェルカムドリンクは伝統のプラカップで、シャンパンを軽く堪能しました。インドネシア入国の際には、入国書類が必要であり、離陸前に配布されていました。
南行きのフライトは風向きなど大きく変化がなければ、ほとんどD滑走路ですが、今回もD滑走路からの離陸となりました。長い地上走行の後、前機が地上を離れるとすぐに、チャイムが4回に鳴り、エンジンが唸りだし離陸しました。
機内食
安定飛行に入り、機内食の時間となりました。メニューが配られ、ドリンクと食事のオーダーをしている間には、ドリンクとスナックを堪能。ボーイング787-9型機のビジネススタッガードシートのテーブルは座席横から引き出す形なっており、ボーイング777-300ER(一部のボーイング787-8も)よりも楽にテーブルを引き出すことができます。
前菜は、「鰊とジェノバソース ポークパテをビーツとクランベリーのコンフィチュールとともに」でした。白ワインがすすむ逸品でありました。
ANAの場合、ずいぶん昔からパンにバターだけでなくオリーブオイルのチョイスがあり、毎回、洋食の場合はオリーブオイルと塩とペッパーを混ぜて、パンにディップしています。これだけでもワインが進んでしまいます。
メインディッシュは「和牛のロール仕立て 椎茸とエシャロットのソース ほのかな醤油風味」を選択しました。機内食の王道の牛肉ですが、単なるステーキではなく、味のしみ込んだ、これまたワインが進む逸品でした。また、牛肉だけでなく、添え付けのポテトもなかなかのものでした。
デザートはシンプルなフルーツでしたが、この後もワインを少々続けました。
食後の時間
食後は折角、スターウォーズジェットに搭乗しましたので、「フィーズの覚醒」を鑑賞しました。最新作の「ブレードランナー2049」は別の便で鑑賞することとしました。鑑賞後、ひと眠りすると到着90分前になり、赤道を超えるくらいまで来ていました。
座席では他人に気を使い、窓を明るくできないのですが、787-9型機ではトイレに窓もあり、窓からの日差しで目を覚ますこともできます。また、マウスウォッシュや歯ブラシ、ファイス/ボティシートも完備されているため、すっきりすることができます。
リフレッシュして、小腹も空いて、カレーをオーダー。
食後には、スターウォーズジェット搭乗記念として、裏面に日付を記載いただいた搭乗カードをいただきました。
着陸
着陸態勢に入り、ジャカルタ湾には多くの船舶がいました。人口も多く、経済成長もあるので、人や荷物の行き来が活発なことを感じます。滑走路付近には水田も広がり、定刻通りにジャカルタ・スカルノ・ハッタ国際空港に到着。飛行機を降りると、エアコンは効いていても、日本の寒さとは全く別の暑い空気に包まれ、これだけでも十分幸せな感じがしました。今回は乗り継ぎのため、インドネシアには入国せずにトランジットカウンターに。結構待たされますが、Wi-Fiが利用できるため、時間はあっという間に過ぎました。
最後に
ビジネスクラス搭乗記では、ボーイング787-9型機も数回記載しており、今回はあまり記事にする内容がないと思っていましたが、偶然にも「スターウォーズジェット」に搭乗することができ、良い記憶に残るフライトでした。他の「スターウォーズジェット」に搭乗できる日が楽しみでもあります。