紅葉を求めてモントリオールからローレンシャン高原のリゾート地のモントランブランに行ってみましたのでお伝えします。
モントランブランへの行き方
モントリオールバスターミナル
モントランブランに行くためには、レンタカーが一番スムースですが、今回は公共交通機関で行ってみました。モントリオールの空港からバスはなく、モントリオールのバスターミナルから長距離バスで行きます。
モントリオールバスターミナルは地下鉄のBerri-UQAM駅から300メートルほど歩いたところにあります。UQAMはUniversité du Québec à Montréal(ケベック大学モントリオール校)の略称で、付近は学生がたくさんいます。何となく格安スマートフォンを連想してしまいますが、駅名を覚えるのにはいいかもしれません。
バスターミナル内にはATM、トイレがあるほか、ロッカーもあります。ロッカーは受付で6CAD支払い、トークンを貰い、トークンをロッカーに挿入して利用できます。このバスターミナルから100メートルほど歩いたところには空港行きのバス停もあるため、モントランブランへの前後にモントリオール市内観光をする際にここで荷物を預けて、地下鉄で市内観光した後、荷物を取り出してそのままバスで空港に行くこともできます。
長距離バス
長距離バスは1日3本運行しており、モントランブランが終点のもののほか、さらに先に行くバスもあるのでインターネットで確認しておいた方が良いと思います。運賃は片道32.6CADです。バスはノンストップでモントランブランに行くわけではなく、途中停車しながら行きます。バス車内は海外のバスだけあり、大きいですが、シートピッチはそれほどでもありません。バスにはWi-Fiがついており、ネットでチケットを購入した場合、アクセスするパスワードはメールアドレスでした。
バスの乗り換え
ガイドブックを見るとモントランブラン・リゾートへの行き方は高速バスとしか書いておらず、モントランブラン・リゾートへダイレクトで行けると連想してしまいますが、長距離バスのバス停は、町の入口のDe Saint-Joviteという、シェルのガソリンスタンドとコンビニがある所までしか行きません。そこからTCMTという町内循環バスへ乗換となります。長距離バスと町内循環バスの接続はよく、目の前に循環バスがいますので、それほど困りません。町内循環バスにおけるDe Saint-Jovite-Shellのバス停番号は31番なので帰りに覚えておくと便利です。町内循環バスはモントランブランの町内をぐるぐる回りながら終点であるモントランブラン・リゾート入口に着きます。運賃は3CADです。
モントランブラン・リゾート
モントランブランというとガイドブックなどからするとスキー場付近をイメージしますが、実際の街は山麓に広がった大きな町であり、麓に行くと繁華街があります。長期滞在の際は麓のレストランを堪能するのもいいかもしれません。
紅葉シーズン
紅葉シーズンは9月中旬から10月中旬のようで、行ったときは9月中旬で紅葉が始まったくらいでした。カナダの国旗にも描かれているメープルのほか、たくさんの紅葉する樹木があります。
メインストリート
モントランブラン・リゾートはスキー場を中心として、大小数十のホテルがあり、メインストリートはフェアモント、ウェスティン、マリオットレジデンスなどの大きなホテルがある付近にモントランブラン・リゾートの入口からゴンドラ山頂駅まで続いています。
リゾートのお土産を購入できるショップやレストランなどがあります。Tour des Voyageursというホテルの一角にはスターバックスもあります。フランス語ではスターバックスコーヒーではなく、カフェスターバックスであります。なお、この店舗は17時で終了と早いので注意してください。スターバックスの前には噴水があり、鳥も人を怖がらず佇んでいます。少し歩くと教会もあります。
レストランは22時ぐらいで終わってしまいますが、バーは深夜まで営業しているところも多く、お酒を飲みたい人にはいいかもしれません。
モントランブラン・リゾートにはコンビニはありませんが、商店が1軒あり、パンやお菓子、ビール・ワインなどのほかに、シャンプーや髭剃りなどの日用品もあり、品添えはそれ程でもありませんが、ひと通りあります。夜9時ぐらいまで営業しており、ATMも設置されています。お店の前にはきれいな花が咲いているので目印となります。ATMはこのほかフェアモントホテルのロビーにもあります。
山頂へ
標高875メートルとそれほど高い山ではありませんが、山頂に簡単に行くことができます。
モントランブラン・リゾートの街の入口からは無料のゴンドラ(リフトに近い)で、山頂行きのゴンドラ山麓駅の近くまで行くことができます。このゴンドラは立って乗るタイプで高所恐怖症の人は苦手かもしれませんが、新鮮な空気に浴びながら景色を楽しむことができます。
次の山頂行きのゴンドラは有料です。乗車料金は事前に購入すると安くなるほか、当日券でも山頂駅のレストランで食べられるランチがついたコンボ券がお得です。通常のゴンドラ往復ですと税抜20.99CADですが、ランチセットは往復プラスランチ(バーガーセットなど6種類から選択可能)で税抜26.99CADです。別でランチを購入すると10CAD前後かかるのでお得です。
山頂までのゴンドラは日本のスキー場でも見られる椅子の付いたタイプです。紅葉シーズンではありますが、空いており、並ぶことなく、他人と同乗もなく乗車できました。上昇するにつれ、紅葉がたくさん見えてきます。山頂でも24℃と意外と暑いです。
山頂に着いてまず、レストランで昼食を。コンボセットのハンバーガーですが、ボリュームがあり、食べ応えがあります。
基本的にはスキー場の山頂であり、各スキーコースのスタート地点は、木がなく見晴らしがよくなっており、四方の景色を楽しむことかできます。
チェアも置いてあり、休憩しながら景色を堪能できます。
眼下には細長いトランブラン湖も見えます。ちなみにトランブラン湖は地上から見るとこんな感じです。
最後に
日本の紅葉も素晴らしいですが、カナダの紅葉も素晴らしいです。今回は紅葉の始まりということで紅葉一色というわけにはいきませんでしたが、カナダ国旗のようなメイプルリーフは手にできました。また、久しぶりに自然豊かな場所にきて、新鮮な空気を吸うことができました。今回の旅行のメインはこれにて終了なので、この後は少し寄り道しながら日本に戻ります。
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