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ヨーロッパのビジネスクラスがエコノミー並みに下がっている

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ヨーロッパ域内のビジネスクラスの運賃がエコノミー並みに下がっているため、記事にしてみました。

ブリティッシュエアウェイズ・ビジネスクラスがFOP単価6円台

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路線はロンドン・ヒースロー発券のイスタンブール往復です。往路は4月29日、復路は5月4日であり、東京からロンドンについてそのまま、イスタンブールとかも可能そうです。その頃に行けるようになっていれば良いのですが。機材は往復ともにA320となります。

運賃は198.46ポンド(約26,992円)となります。ロンドン=イスタンブール間は片道1,500マイルほどあり、関西=香港の距離を考えるとかなりの安さです。

予約クラスはIクラスであり、JALマイレージバンクでは125%加算となります。FOPは往復合計で3,912FOPとなります。FOP単価は6.90円/FOPとなります。

国内線クラスJでもなかなかない単価とも言えます。

イスタンブール発券ではさらに下がる

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逆に同じ区間の逆発券はどうか。4月29日にイスタンブールを出発し、5月4日にロンドンを出発するルートです。イスタンブールと言えばターキッシュエアラインが羽田から直行便があります。こちらも機材は往復ともにA320となります。

運賃は238.02USD(約25,050円)となります。ロンドン発券よりも安く(2千円弱)なるかたちです。FOP単価は6.41円/FOPとなります。

ヨーロッパ域内のビジネスクラスはまさに修行

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ヨーロッパ域内のビジネスクラスは殆どがB787かA320シリーズであり、ビジネスクラスは多くても最前方から5列ほどですが、シートはエコノミーのままです。

真ん中の席を使用しないほか、機内食はガラスや陶器の食器ではありますが、グラスは小さく、ワインとかチビチビと飲むかたちとなります。

強いて言うとメリットはマイル積算率であり、BAの場合、JMBへの積算は125%となり、FOP修行には唯一のメリットかもしれません。

たまに日本国内線でも国際線機材が運用されるように路線によってはA350やB767が投入される場合もあり、その場合は乗り得と言えますが、その路線が安いとも限りません。

ヨーロッパ域内のビジネスクラスが安い理由

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ヨーロッパ域内のビジネスクラスが安いのは言うまでもなく、コロナのせいであります。

エコノミーも空いており、隣席が空いていると言う点でビジネスとの差がなく、マイル修行する人以外はビジネスクラスのメリットが希薄化しているのが大きいのかもしれません。

また、これまで飛行機に高いお金で乗っていた人は田舎にこもり、たまの移動は車にシフトしているのかもしれません。

遠くても高速道路がつながっているところが多く、自動車は電気で動き、ドライブアシストも進んでいることから、以前ほど過酷なものでなくなっており、今の移動であればプライベートな空間でマイペースを保つことが出来ます。

また、リモートを活用すれば、移動をあえてする必要いケースも生まれています。

このまま行くと、特別な機内食を用意したり、ラウンジを稼働させたりする余計なコストがかかる、欧州域内のビジネスクラスはなくなるかもしれません。

実際、スカンジナビア航空ではクラスとしては残っているものの、欧州域内ではなくなっています。

最後に

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日本国内線でも普通席は運賃が安いのにあわせて、JALではファーストクラスがタイミングも有ったりします。また、地方路線でのANAのプレミアムクラスは空席が目立つことが多く、ローカルエリアでのビジネスクラスは衰退し、絶滅してしまうかもしれません。

ヨーロッパでもこうした傾向があり、海外に自由に行けるようになっても過去には戻らないかもしれません。 

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