2015年12月より運航が開始されたシドニー線についての海外発券を考えてみたいと思います。シドニー線は1999年3月まで運航していた関西=ブリスベン/シドニー線以来、16年ぶりの復活となります。日本とオーストラリア線というとJALとカンタスのワンワールド系が幅をきかせる路線ですので、運賃が気になるところです。写真は私が初めて行った海外先のオーストラリア・シドニーのハーバーブリッジです。写真がずいぶん古いですが。
シドニー発券のメリット
シドニー線は往路・復路ともに夜行便となります。時刻は以下の通りです。
NH879 |
羽田22:10発 シドニー 翌日8:30着 |
NH880 |
シドニー20:55発 羽田 翌日 5:25着 |
羽田=ロサンゼルス便と同じく、金曜日の夜出発して、月曜日の早朝羽田に戻ってくることが可能です。月曜日の仕事はつらくなりそうですが、週末弾丸トラベルは実現でき、距離もあるので、プレミアムポイントやライフタイムマイルも一気に加算できるところがメリットとして挙げられます。特にプレミアムポイントにおいては、東南アジアとオセアニア(シドニー)は、路線倍率が1.5倍で、羽田=シドニー間の区間マイルは4,863マイルとなるため、プレミアムポイント積算も効率的になると言えます。
ANAのシドニー発券
検索前提
検索サイト
ANAホームページ(安い運賃に空席がない場合は、他の予約サイト(エクスペディア))
検索条件
10月の1週目にシドニーに行き、海外発券チケットを利用して、いったん日本に戻ります。翌週末に直行便で、各地域に向かい弾丸旅程で日本に戻ります。戻った翌週の金曜日にシドニーに向かい、旅程を完了させます。今回は、コストが安くプレミアムポイント単価が良い地域をピックアップするためにまず、シドニーと目的地との10月の単純往復の運賃を検索し、魅力的な場所から週末弾丸トラベルスケジュールをピックアップしてみました。
地域別検索結果
中国・台湾・韓国
該当はありません。
東南アジア・インド
同じく、該当はありません。
ハワイ
10月の運賃は以下の通りです。いずれも最安の運賃はとクラスでマイル加算率は50%です。
北米
10月の運賃は以下の通りです。いずれも最安の運賃はとクラスでマイル加算率は50%です。
ロサンゼルス
バンクーバー
ヨーロッパ
10月の運賃は以下の通りです。いずれも最安の運賃はとクラスでマイル加算率は50%です。金融都市のフランクフルト安い日程が少ないですが、パリやブリュッセルは最安運賃のS(マイル加算率50%)もあるようです。
フランクフルト
パリ
ブリュッセル
それでは、ヨーロッパ(パリとブリュッセルの組み合わせ)を深堀してみます。
運賃はトータルで156,100円、予約クラスは往路S、復路Wそれぞれ加算率50%です。加算されるマイルは往復合計で10,990です。プレミアムポイントはシドニー往復で6,945、ヨーロッパ往復で6,127、合計13,072です。PP単価は11.9円と10円は切れませんでしたが、日本発券よりはよさそうです。
ヨーロッパでの滞在時間は約2日です。パリのシャルルドゴール空港からはブリュッセル行きのTGVもありますので、ブリュッセルの中心部までのアクセスも便利です。
参考 東京単純往復
シドニーと東京の単純往復は以下の通りです。日本発と同程度の特別運賃が設定されています。予約クラスはLで30%加算です。プレミアムポイントは往復で4,376ポイントとなります。
シドニーまではどうするのか
東京からは期間限定運賃を最安で発券するほか、特典航空券で発券する等が現実的なようです。特典エコノミーで往復37,000~50,000マイルとなっています。シドニーの特典航空券は空きが少ないのでこまめにチェックすると空きが出るかもしれません。
マイル数
シーズン一覧
まとめ
シドニー発券はプレミアムポイントを加算するという観点では、あまりメリットはありませんが、長距離路線(北米やヨーロッパ)においては、日本からそれぞれの地域に往復するのに近い費用で行くことができますので、オーストラリアにもヨーロッパにも行きたいという方には向いているかもしれません。