先日、10月29日より成田=ロサンゼルス便が増便となるニュースがありました。日本発では、期間限定のおトクな運賃も設定されています。そこで、ロサンゼルス発券の東京経由のANA就航地の運賃を調べてみました。
ロサンゼルス発券のメリット
太平洋のはるか先の対岸であるロサンゼルスは5千マイル以上離れていて、飛行時間も最低10時間以上かかります。土日では厳しいようですが、ANA便の場合、羽田発着のロサンゼルス便は以下のスケジュールで運航されています。
NH106 |
羽田22:55発 ロス 同日17:15着 |
NH105 |
ロス1:20発 羽田 翌日 5:00着 |
金曜日の夜出発して、月曜日の早朝羽田に戻ってくることが可能です。月曜日の仕事はつらくなりそうですが、週末弾丸トラベルが実現でき、距離もあるので、プレミアムポイントやライフタイムマイルも一気に加算できるところがメリットとして挙げられます。また、ANAのほか、JAL、アメリカン航空、ユナイテッド、デルタ、シンガポール航空が東京(成田・羽田)から就航しており、代替のフライトの選択肢も多くあります。
ANAのロサンゼルス発券
検索前提
検索サイト
ANAホームページ(安い運賃に空席がない場合は、他の予約サイト(エクスペディア))
検索条件
9月の1週目にロサンゼルスに行き、海外発券チケットを利用して、いったん日本に戻ります。翌週末に直行便で、各地域に向かい弾丸旅程で日本に戻ります。戻った翌週の金曜日にロサンゼルスに向かい、旅程を完了させます。今回は、コストが安くプレミアムポイント単価が良い地域をピックアップするためにまず、ロサンゼルスと目的地との9月の単純往復の運賃を検索し、魅力的な場所から週末弾丸トラベルスケジュールをピックアップしてみました。増便は10月29日からで、11月の運賃も検索してみましたが、9月と変わらないため、前記事と比較を同一にするため9月で比較します。
地域別検索結果
ヨーロッパ
該当はありません。ロサンゼルスからヨーロッパに行くなら大西洋を横断しますね。
ハワイ
該当はありません。
北米内(カナダ・メキシコ)
該当はありません。他社では格安のものがあります。
中国・台湾・韓国
9月の運賃は以下の通りです。いずれも最安の運賃はKクラスでマイル加算率は30%です。5万円台もありますが、日本との距離が近いため。マイル加算はそれほど高くありません。
中国(上海)
香港
ソウル
台北
東南アジア・インド
東アジア(中国・台湾・韓国)と比較しても割安です。インドは東南アジアと比較して割高です。
シンガポール
バンコク
ジャカルタ
マニラ
デリー
クアラルンプール
それでは、距離を考えるとコスパのよいクアラルンプールをピックアップして、週末弾丸トラベルスケジュールを当てはめてみます。
運賃はトータルで98,200円、予約クラスSで加算率50%です。加算されるマイルは往復合計で8,796マイル、プレミアムポイントは10,465ポイント、PP単価は9.38円と10円を切っています。クアラルンプールの滞在時間は32時間以上あり、観光もできます。
オセアニア
ANAのホームページでは、9月は比較的高いですが、10月は10万円を切る運賃もあります。9月で週末弾丸トラベルスケジュールを検索してみました。エクスペディアで安そうな運賃が出てきました。
運賃はトータルで136,490円、予約クラスは往路(ロサンゼルスからシドニーまで)がKで加算率30%、復路(シドニーからロサンゼルスまで)が予約クラスSで50%加算となっています。加算されるマイルは往復合計で8,256マイル、プレミアムポイントは10,201ポイント、PP単価は13.38円とあまりよくありませんが、シドニーに一度は行ってみたい方にもいいかもしれません。シドニーの滞在時間は36時間以上あり、シドニー市内であれば十分楽しめます。
ロサンゼルスまではどうするのか
ロサンゼルス発券は安いものの、どのようにロサンゼルスまで行くかということになると思います。前回、調べたソウル発券を利用するほか、クアラルンプール発券やシンガポール発券を組み合わせるのがいいと思います。詳細は次回以降に記事にしてみたいと思います。また、マイルをたくさんお持ちの場合は、特典航空券でロサンゼルス往復というのもいいと思います。
まとめ
ロサンゼルス発券において、PP単価を追求するのであれば、クアラルンプールがベストですが、シンガポールやバンコクも魅力的ですので、観光その他目的でエンジョイしたい方にはそれらの都市もいいと思います。また、年間を通じて、マイル修行をしながら世界各地に行きたい方には、シドニー行きもいいかもしれません。ロサンゼルスを絡めた修行はなかなか楽しそうです。