今年もあと5か月となり、翌年のマイル修行を考える人もいると思いますが、マイル修行のスタートダッシュを飾るルートを世界屈指の発券地のカイロで改めて確認してみました。
エジプトポンド
エジプトポンド、略すとEGPであります。日本円に換算すると1EGPは6.5円前後(6.45~6.575円)で推移しています。8月頭には円高に振れたため、エジプトポンドも6.474円前後まで円高となっています。
カイロ発券の場合、EGPで運賃計算されることが多く、運賃は2万EGPで13万円前後、3万EGPで20万円弱と覚えると良いと言えます。
特に、ビジネスクラスでは3万EGPの運賃でプレミアムポイントが割安となるかそうでないかの分岐点とも言えます。
ビジネスクラス カイロ=東京往復
今回はANAマイル修行2020をキックオフするルートとして試算してみました。新年早々からプレミアムポイントをスタートダッシュで積算するルートとも言えます。
旅程
往路はドバイ、シンガポール経由となります。1月5日日曜日にカイロをエジプト航空でドバイに向かいます。機材はボーイング737型機であります。カイロを昼過ぎに出発し、ドバイには18時に到着します。
2時間の乗り継ぎでドバイからシンガポールに向かい、チャンギ空港には朝7:15に到着します。ここで安い運賃の宿命である長時間の乗り継ぎ時間となります。約7時間の乗り継ぎで羽田に向かいます。
チャンギ空港は7時間の乗り継ぎでも、ターミナル内にいても、ターミナルから一歩外に出ても、時間を長く感じないところが良いと言えます。
機材はドバイから羽田まで2回のフライトともボーイング777-300ERとなり、贅沢な時間を過ごせます。羽田には翌日21:40に到着します。
復路は海外から戻った余韻冷めやらぬ1月11日土曜日に羽田を出発します。夕方5時前に出発し、チャンギ空港には23時過ぎに到着します。乗り継ぎは2時間半と良く、丑三つ時にイスタンブールに向かいます。
イスタンブールでは10時間弱の乗り継ぎとなります。スターアライアンス・ビジネス便であり、イスタンブール空港のターキッシュエアラインズのラウンジで長居をしても良いですし、イスタンブール市内に出かけても良いと言えます。
機材は羽田からイスタンブールまで最新機材のA350-900となります。復路もなかなかと言えます。
カイロには1月12日の19:25に到着します。カイロ空港には直結のホテル(ル・メリディアン)があるため、マイル修行もある意味便利と言えます。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約198,033円
予約クラス Dクラス(SQ/MSともに125%+400PP)
プレミアムポイント 24,726PP
PP単価 8.01円/PP
2020年もカイロ発券は強力であり、PP単価は8円台であります。そして、一気に2.4万PPを積算され、プラチナ修行であれば半分が修了します(残りはANA便搭乗が必要となりますが)。
最後に
海外発券でパンチの効いたPP単価は少なくなり、10円台でも良いと感じてしまいますが、カイロ発券はやはり魅力的と言えます。
今回は、ドバイ、シンガポール、イスタンブールを経由し、乗り継ぎ時間がある街ではその街を歩くだけでも立派な海外旅行になると言えます。2020年頭からマイル修行をスタートダッシュしてみてはいかがでしょうか。