ANA便名の国際線で利用する場合のラウンジ状況をまとめてみました。
各地域別の状況
日本発を含めて、北米(メキシコ含む)、欧州、アジア、オセアニアごとに整理してみました。
日本発
日本発では下記のラウンジが営業しています。
羽田空港第3ターミナルANA SUITE LOUNGE
成田空港第2ターミナルANA SUITE LOUNGE
と国内では東京地区の二つだけが営業となっています。しかも、緊急事態宣言等により、サービスレベルが変わります。また、こんな時期でも波動対策で隣接するANA LOUNGEがオープンするようです。
ラウンジの様子は下記のとおりです。
しかし、第二ターミナルが稼働できないのはもどかしいそうです。アライバルラウンジを披露宴に利用するというのも聞いたことがありますが、その後どうなっているのでしょうか。
北米
日本からの路線が多く、コロナ禍前は便数も多い地域でもあります。オープンしている都市とラウンジは下記のとおりです。
空港 | ラウンジ名 |
---|---|
シアトル | クラブ インターナショナルラウンジ |
サンフランシスコ | ユナイテッド クラブ(T3-E, F搭乗口エリア) |
ロサンゼルス | スターアライアンスラウンジ |
シカゴ | ユナイテッド クラブ |
ニューヨーク | ブリティッシュ・エアウェイズ クラブラウンジ |
ワシントンD.C. | トルコ航空ラウンジ |
ルフトハンザセネターラウンジ | |
ヒューストン | ユナイテッド クラブ |
バンクーバー | プラザプレミアムラウンジ |
メキシコシティ | グランドラウンジエリート |
ホノルル | ユナイテッドクラブ |
北米はユナイテッド航空のラウンジ稼働に影響を受けているようであり、上位のポラリスラウンジは営業していないものの、広いユナイテッドクラブは営業しており、そこを利用するようです。
また、西海岸の特異なバンクーバーやシアトル、メキシコシティは独立系ですが利用はできるようです。
IADのターキッシュエアラインズのラウンジやルフトハンザのラウンジも一応空いているようです。
ヨーロッパ
ヨーロッパにおけるラウンジの状況は下記のとおりです。
空港 | ラウンジ名 |
---|---|
ロンドン | シルバークリスラウンジ(ファーストは不可) |
ルフトハンザ ビジネスラウンジ | |
ブリュッセル | ダイヤモンドラウンジ |
フランクフルト | ルフトハンザ セネターラウンジ |
ミュンヘン | ルフトハンザ セネターラウンジ |
ビジネスラウンジ | |
デュッセルドルフ | ルフトハンザ ビジネスラウンジ |
ウィーン | オーストリア航空ラウンジ |
ウラジオストク | プリモリエラウンジ |
パリのスターアライアンスラウンジは閉鎖、他はルフトハンザ系となりますが、ほとんどがセネターです。セネターとビジネスでもいまだにその差がわかりませんが、アジアの良質空港と比べると大したことはなく、こんなものかという結論になります。
東アジア
東アジアのオープンしているラウンジは以下のとおりです。中国は北京と上海に限定しています。
空港 | ラウンジ名 |
---|---|
上海(浦東) | 中国国際航空ラウンジ(No.71ラウンジ) |
北京 | 中国国際航空ラウンジ(Fクラスラウンジのみ) |
台北(桃園) | エバーエア ラウンジ※ |
台北(松山) | 航空会社 VIPラウンジ※ |
シンガポール | SATSプレミアラウンジ |
デリー | プラザプレミアムラウンジ |
チェンナイ | トラベルクラブラウンジ(一部) |
ジャカルタ | ガルーダインドネシア ビジネスクラスラウンジ |
サファイヤ・プラザプレミアムラウンジ | |
バンコク | タイ国際航空ラウンジ(E搭乗口エリアのみ) |
ミラクルラウンジ(G搭乗口エリアのみ) | |
マニラ | PAGSSラウンジ |
ヤンゴン | ミンガラスカイラウンジ |
さすがラウンジ先進地域とも言えるアジアはオープンしているラウンジは多いものの、日本と同じで当局の規制で営業時間や提供内容が大きく制限されているケースが多いようです。シンガポール・チャンギ空港はSATSプレミアラウンジであり、ダイヤモンド会員として利用できるシルバークリスラウンジ(ファースト・T2)はダメなようです。
また、ソウル金浦やクアラルンプール、香港と言った主要な空港でのラウンジが利用できないのも大きいと言えます。
一方でコロナ封じ込めのイメージの高い台北では桃園でも松山でも制限はあるもののオープンしているようです。
オセアニア
続いて、オセアニア・オーストラリアの状況です。
シドニー ニュージーランド航空ラウンジ 閉鎖中
パース ニュージーランド航空ラウンジ 閉鎖中
ANA便としては実質、シドニーとパースのみですが、ニュージーランド航空就航のオークランドも確認してみましたが、いずれも閉鎖されていました。
最後に
帰国からの隔離期間が10日間に短縮となり、いよいよ海外に自分の意思で出かけてくる人も出てくるかなという断面であり、整理してみました。
ラウンジ内のサービス制限の内容は日本国内に似たところであり、どこに行ってもコロナ対策というのはついて回りそうです。
当面、つぎ放題のお酒やシャワールームはかなりの確率で期待できないということを覚悟する必要があるかもしれません。