ANA ARRIVAL LOUNGEは国際線到着時に利用する前提で2020年末に設置されたラウンジでありますが、一度も日の目を見ずにいますが、それが2021年夏に国内線の利用ラウンジとして利用される可能性を考えてみました。
ANA ARRIVAL LOUNGEとは
ANA ARRIVAL LOUNGEは羽田空港第二ターミナルに設置されたラウンジであり、ANA国際線を利用し、羽田に利用した利用客向けのラウンジであります。
位置づけとしては成田空港のアライバルラウンジに近いと言えますが、規模的には成田を凌駕しています。
本来であれば、2020年3月29日に利用開始でありましたが、感染症の影響により、土壇場でオープンを延期しており、未だオープンしていないラウンジであります。
場所はANAスイートラウンジの隣であり、国際線到着と言っても、日本国に入国後に利用できるエリアであります。
国際線で到着後に日本国内に乗り継ぐ場合、同ラウンジを利用するか、手荷物検査を終えて、国内線のラウンジを利用するか迷うところでありますが、その迷いはまだ実現できないのも現状であります。
結婚式と言う新たな展開
ANAでは飛べない飛行機をレストランとして、場所的に遠い羽田まで参集させて、都心
の高級レストラン並みの代金で、機内で機内食を提供すると言う、簡単に考えても利益率が良さそうなサービスを提供しています。
ドリンクについては普通のレストランとは違い、フリーと言う点ではお得かもしれませんが、飛行機を出た後は自宅まで戻る距離もあるので、結構疲れるかもしれません。
そうした中で、新しい展開としてはウェディングを機内で実施すると言うものであります。
面白い点としては、残り一か月ほどの5月末からの日程をオファーしている点であり、式としては人気の週末がラインナップされている点であります。
こんな事態でも、June Brideは人気があるとしてみたのか、週末に集中しています。
さらに、特典としては式の前には利用されていないANA ARRIVAL LOUNGEを貸し切りにして、ドリンクサービスが提供できると言う点であります。
2020年3月末以来、世に出てこなかったANA ARRIVAL LOUNGEが具体的に出てきたのは驚きであります。場所的には国内線ターミナルに属し、ウェディングの利用が週末に限定されているのも、何かの動きを感じる点もあると言えます。
式の前であり、飲み過ぎてラウンジにリバースストラーサをする人も少ないと踏んでいるのかもしれません。
6月からは平日の国内線での利用も想定か?
アライバルラウンジは基本的に国際線到着での活用でありますが、これまでの設備的(成田アライバル)には国際線出発ラウンジに相当しており、同ラウンジもそれを相当していたと言えます。
逆に言うと国内線のラウンジとして活用する場合は十分であり、食事などを削いでも、十分に機能すると言えます。
また、導線的にもスイートラウンジの隣と言うこともあり、国内線において何か新しいことが出来そうなところでもあります。
国際線機材と国際線級ラウンジと言う組み合わせ
同社では国際線機材を国内線プレミアムクラスに投入しており、長距離頻繁路線である羽田⇔那覇路線ではかなり投入されており、満席の日が多いのも事実と言えます。
一方で対抗のJALはクラスJというハードル低さで対抗しているようですが、それゆえの人気もあり、予約が取れないと言う不満足が出ているようです。
結果的に近くても取れやすい国際線機材のANAと安いけど獲れるかわからない、実際に乗れるかわからないJALと国際線機材勝負ではなっているようです。
さらに、その上で、国際線アライバルラウンジを国内線の出発者向けに充ててくるとJALにはできない、ブームも出てきそうな気配もありそうです。
ウェディングというフライトと直接に関係ない部分ではありますが、利用され出したと言うのは何か伏線があるかもしれません。
最後に
アライバルラウンジは国際線利用前提でありますが、成田空港では国内の出発でも利用されており、それを考えると羽田空港の広大なアライバルラウンジの使い方は非常に興味深いところであります。
対抗のJALには太刀打ちできないところでもあり、ウェディングだけでなく、顧客ともエンゲージを深くするような使い方があっても良さそうです。