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世界一周で失敗② ユナイテッド航空にやられた

太平洋上の夕日

 前回、大西洋横断でのトラブルを書きましたが、その後に経験した世界一周でのトラブルをお伝えします。前回の記事はこちら 

世界一周のきっかけ

今から5年くらい前に夏休みが一週間取得できることになりました。海外旅行好きの自分にとっては、航空券が安い9月に毎年取得するようにしていましたが、今回は仕事の関係で、どうしてもお盆の時期となってしまいました。当時行きたかった東ヨーロッパとギリシャ方面を検索するもやはり高額でエコノミー複数都市往復でも15万円から20万円となってしまいます。

20万円で世界一周 シンガポールつき

オール片道組み合わせルート

そこで、海外発券ではどうかと検討するとシンガポールを起点として、以下に記載したルートにてトータル20万円程で済む計算となりました。世界一周プラスシンガポールも楽しめるルートとなりました。

ルート一覧

  Duration Mile Class
NH
SIN NRT 3,324
H
Stop Over -
NRT JFK 6,745
CO
LH
EWR MUC 4,052
K
MUC SOF 686
OA SOF ATH 330 Y
MS ATH CAI 688 K
TK CAI IST 763 J
TK IST NRT 5,604 J
Total 22,192  
シンガポール/ニューヨーク(JFK)

まず、シンガポール発券のANA片道エコノミーHクラスでニューヨークを購入。成田でストップオーバーします。シンガポール/成田間は7月に1泊2日のシンガポールの帰路とします。ちなみに日本からシンガポールへの行きは、特典航空券で発券しました。東京に1か月ほどストップオーバー後、8月の夏休みの初日にJFKに向かいます。当時は円高もあり、この区間は8万円弱でした。Hクラスは海外発券の場合、当時からアップグレードが可能でしたので、長距離区間のJFK便はアップグレードポイントを利用してアップグレードしました。

ニューアーク/ソフィア

次は北米から欧州へのルートです。行ってみたかったブルガリアへのルートですが、ニューアークからミュンヘンを経由する当時のコンチネンタル(すでにユナイテッドとの経営統合作業が始まっていました)のエコノミー片道が最安(4万円台)でした。ミュンヘンからブルガリアの首都ソフィアまではルフトハンザ運航のコードシェアでした。

ソフィア/アテネ

ソフィアとアテネ間はスターアライアンスのエーゲ航空があるものの実際はオリンピック航空運航でマイル加算はされないもののエコノミー片道で3千円という安さからオリンピック航空を選択。

アテネ/カイロ

アテネカイロはスターアライアンスでは、エーゲ航空とエジプト航空が運航されており、1万円だったエジプト航空エコノミー片道で発券。

カイロ/東京

当時成田に毎日就航していた直行便のエジプト航空よりもターキッシュエアライン(当時はトルコ航空と呼んでいた)の「ビジネスクラス」の方が破格で、円高もあり7万円台でした(マイルは100%加算だったような)。ただし、最安値を狙ったため、カイロ発が深夜2時と前便からの乗り継ぎ時間が6時間、イスタンブールでの乗り継ぎが8時間と牛歩工程ですが、ビジネスクラスなのでラウンジで待てばいいと思っていました。

ルートまとめ

以上のように、オール片道の組み合わせで、当時の円高効果もあり、合計約20万円で長距離区間はビジネスクラスを利用し、プレミアムポイント1.8万程加算(PP単価約11円)とピークシーズンの東京発欧州エコノミー往復よりもおいしい思いができるルートができあがりました。この時、注意したのが片道なので接続がうまくいかない場合に補償されないケースがあるので、発券地では時間的余裕を設定しました。幸い、ニューヨーク、ソフィア、アテネは行きたい場所があったので、それぞれ二泊以上滞在しました。きっと現在だったら、ANAシドニー発券の欧州行きとかを利用していると思います。

世界一周ルート地図

実際の体験談

アップグレードでニューヨークへ

1週間前にアップグレードが落ちてきて、成田からニューヨークへは、現在は当たり前となっているスタッガードシートのビジネスクラスへ搭乗することができました。ニューヨークまで13時間の長旅でしたが、熟睡して朝からニューヨークを観光することができました。

ロックフェラービルからの景色

当時ビジネスクラスの機内食はリニューアルしたばかりで、複数のメニューから好きな時間に好きなものを選択できました。その後、運用等の問題から現在のような機内食選択スタイル(先祖返り)となっています。定刻通りにケネディー空港に着陸し、ニューヨークに2泊した後に欧州へと向かいました。

ANA ビジネスクラス機内食

ミュンヘン大荒れで飛行機が飛ばない

ニューアーク・リバティ国際空港は、ニューヨークのペンシルバニア駅からロングアイランドレイルロードとエアトレインを乗り継いでわりと簡単にアクセスできます。

ペンシルバニア駅

空港に到着後、チェックイン。チェックインの時は1時間ほど遅延と出ていましたが、乗り継ぎの時間も余裕があるので、職員も何も言うこともなく、当時のコンチネンタル航空のプレジデントクラブラウンジに。ラウンジの受付でも、特に指摘されず、出発のディスプレーを見ても特にステータスに変更(さらに遅延する)がなく、変更後の搭乗時間となりゲートに。ミュンヘンまでの機材はボーイング767-400ER。日本に住んでいると300ERは目にするものの400ERはレア機材です。違いは胴体が長くなり、定員が増えているくらいの差で、ほとんど300ERと変わりません。コンチネンタル便ですが、マークはユナイテッドでした。

ボーイング767-400ERゲートに行くと「ミュンヘンの悪天候がひどくなり、6時間遅延となります」とアナウンスが。一斉にカウンターへ人が押し寄せ騒然となりました。さすがに次のミュンヘンからソフィアまでのフライトに接続できないため、ラウンジにて事情を説明するも「ミュンヘンの空港に到着後に対応していただきます」とアメリカらしい対応。ネットで検索するとミュンヘンからソフィアまでは一日数便あるので、定刻の早朝着ではなくとも、お昼前までにミュンヘンに到着すれば午後便に乗れそうなので、気をなだめて、ラウンジでワインに浸っていました。ようやく搭乗時間となり、今度は変更なく搭乗。エコノミーの機内はガラガラのまま離陸。食事となり、提供されるもライスは表面が乾燥していました。遅延で待機している間に乾燥してしまったのでしょうか。

ユナイテッドエコノミー機内食

あまりにガラガラなので、体格のいい妙齢のCAさんになぜ、ガラガラか聞いてみると「ほとんどフランクフルト便かルフトハンザ便に振り替えているからよ」と言われ、ラウンジでの対応を説明すると申し訳なさそうに私の肩に手を置き、同情しているようでした。どうやらゲートのカウンターであまりの混乱ぶりから振り分けなどが実施されてようで、ラウンジにはその情報が伝達されていなかったようです。上級クラスや上級会員が利用するラウンジの対応としてはありえない対応であり、最近のユナイテッドの事件をみても、顧客本位でないのだろうと改めて思いました。ただこうした場合でも、使えない係員の対応に見切りをつけ、別な対応を探すのも必要だと知りました。その後、快晴のミュンヘン空港に着陸。ルフトハンザのカウンターに行き、手際よくソフィア行きの搭乗券が発券され、夕方にソフィアに到着となりました。後でマイレージを確認するとマイレージは100%加算されていました。今思うと迷惑料たったのでしょうか。

ソフィア(ブルガリア)からアテネへ

夕方となってしまい観光時間はロスしたものの、当日夜は遅くまで飲み歩きをし、翌日も朝から精力的に観光し、ソフィア市内を一巡しました。

ソフィアホテルバルカン(SPG)

ソフィアホテルバルカン

聖アレキサンダーネフスキー大聖堂

聖アレキサンダーネフスキー大聖堂

さらに翌日、オリンピック航空でアテネへと向かい、リージョナルジェットで機内は狭いですが、1時間程度のため、ウトウトとしている間にアテネ・エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港に到着。

オリンピック航空

空港から市内に直通バスが便利で中心部のシンタグマ広場に到着します。有名なアクロポリスの丘からの市内の景色は印象的でした。

アテネ シンタグマ広場

 アクロポリスの丘からのアテネ市内

アテネ

カイロ空港でパスポートをとられる

いつまでも滞在したいと思ってしまうアテネに別れを告げ、カイロへ。この区間も短距離のため、あっという間に到着します。三度目となるカイロ空港ですが、ここでもまた少し困ったことに。

カイロ国際空港

定刻通りにカイロに到着、次の乗り継ぎまで6時間あり、乗り継ぎカウンターで搭乗券をもらおうと行くと「トルコ航空は3時間前にならないとチェックインがスタートしない、そこのベンチで待ってなさい」と説明を受け、しかもパスポートもとられてしまいました。前回、ウィーン発券のエジプト航空・ビジネスクラス東京行を利用した際は、ウィーンでカイロ東京間のチケットは貰えませんでしたが、カイロの乗り継ぎカウンターすぐに搭乗券が手にすることができました。また、チャンギ空港やスワンナプーム空港でも、ホームのエアラインでなくとも3時間以上前でも搭乗券の受け取りは可能だったので、そう思っていると違っていました。

職員とはいえ、パスポートをいきなり取られたので不安となり、何度かカウンターに行き聞いても変化はなく、ベンチ前で長時間待機を余儀なくされました。あまり経験則に頼ってはいけないと思いつつも、こうした経験も重要だと認識しました。その後、2時間ほど経過して、職員が自分のところにやってきて、パスポートと搭乗券を渡してくれ、ようやく出発階に。

残り4時間はエジプト航空のラウンジに滞在し、トルコ航空に搭乗。深夜2時発でもきちんとビジネスクラス機内食が提供され、イスタンブール・アタテュルク国際空港に着陸。

インスタブール国際空港今度は乗り継ぎ時間が長いため、事前にホテルをリクエストしたことによりベッドでぐっすり眠れ、東京行のフライトに搭乗。定評のあるトルコ航空の機内食を世界一周の最後を満喫し、成田空港に到着。

ターキッシュエアラインビジネスクラス機内食

勉強となったこと

今回の旅行を通して、勉強となったことは以下の通りです。

片道航空券は余裕を持たせた組み合わせを

大幅遅延などの代替ルートは積極的に交渉

乗り継ぎ時間は長過ぎず、短すぎず

各空港のチェックイン情報は可能な限り詳細を把握する

観光が目的であったため、あらかじめ片道航空券に余裕を持たせて組み合わせたことで、悪天候による大幅遅延でも前途無効になるような影響を受けなかった半面、悪天候での代替フライトの提案を対応の悪さにめげずに、積極的に交渉していれば、もっと早くブルガリアに到着できていたでしょう。また、経験則に頼る部分と頼らない部分をコントロールして、事前の情報収集を徹底することが重要と認識しました。

そんなこんなで、複数発券の組み合わせや世界一周にも対応できるようになりましたが、トラブルは思わぬところから襲い掛かってくるもので、このあとも大西洋横断の旅行でトラブルがありました。それはまた別のお話で。 

 


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