弾丸トラベルは怖くない!

マイル修行、ミリオンマイラー、ホテル修行、海外発券、空港ラウンジ、弾丸旅、ローカル路線バス、など

スカイマーク搭乗記 下地島から那覇へ 29分のブルースクリーンタイム

スカイマーク542便で下地島から沖縄那覇まで移動してみましたので、お伝えします。

伊良部大橋を渡り、下地島空港へのアプローチ

下地島空港へのアクセスは、航空便に合わせて運行される連絡バスや自由度の高いレンタカー、あるいは伊良部大橋を経由して市街地から30分ほどで到着するタクシーや自家用車が主な手段です。今回は、限られた便数ゆえにどこか貴重に思える、連絡バスに揺られて向かってみることにします。

下地島空港 ↔ ヒルトン沖縄宮古島リゾート ↔ 平良港 ↔ 公設市場前 ↔ 北小前 ↔ 宮古空港で運行される、みやこ下地島エアポートライナーにてアクセスしてみました。

 クレジットカードのタッチ決済が可能ですが、乗車時に紙のチケットを受け取り、降車時にそれを返却してから端末にタッチするという少し珍しいシステムです。

今回滞在したホテルは平港近くにあり、バス停はすぐのところにありました。バスケシステムもあり、スマホでみていると意外と言うと失礼かもしれませんが、予定通りにバスが到着しました。

オープン間近のキャノピー・バイ・ヒルトンを横目に、いよいよ下地島へと向かいます。渡るのは、無料で渡れる日本一長い橋、全長3,540メートルの伊良部大橋。この数字は『ムサシ(634)』ならぬ、島にふさわしい『サンゴショウ(3540)』の語呂合わせになっているそうです。

橋の最高到達点から下り始めると、眼下には白い砂地と遠浅の海が織りなす、鮮やかなグラデーションが広がります。その一瞬の絶景を駆け抜けると、手付かずの自然が息づく伊良部島へと入っていきます。

リゾート地のようなくつろぎのターミナル

バスは伊良部島からさらに下地島へと入り、10分ほど走ると空港に到着します。かつては『パイロットの訓練用飛行場』として知られた場所ですが、2019年に新しい旅客ターミナルがオープン。現在は、驚くほどモダンで洗練された姿へと生まれ変わっています。

チェックインカウンターのある建屋は、天井まで木がふんだんに使われており、まさに南国のリゾートを思わせる趣です。ちょうどジンエアーの国際線チェックインが始まったところで、ロビーは多くの旅行客で賑わっていました。

国内線と国際線のゲートに挟まれたエリアは、バーカウンターとフードコートを融合させたようなエアサイド。搭乗までのひとときを、軽食やアルコールを含む多彩なドリンクと共にゆったりと楽しめる空間になっています。

そして、エアサイドであるにもかかわらず、そこには水上庭園を思わせる静かなエリアが広がっています。水面に映る空を、一対のシーサーが優しく見守っていました。

ここにいると、まるでリゾートのプールサイドで寛いでいるかのよう。サングラス越しにきらめく水面を眺め、トロピカルカクテルを嗜む、そんな贅沢なひとときを思い出させてくれます。

国内線の搭乗口は二つのゲートを備えております。ゲートラウンジに一歩足を踏み入れれば、そこには天井が高く、緩やかにシーリングファンが回る開放的な空間が広がっているのであります。その佇まいは、まさにリゾートホテルのロビーそのものであり、搭乗を待つ時間さえも旅の贅沢な一幕に変えてしまうのであります。

便数はスカイマークと一部の国際線(ソウル・台北・台中)に限られており、真新しいターミナルがもったいなく感じるほどのゆとりがあります。しかし、この静けさこそが、空港をリゾートホテルのような優雅な雰囲気に仕立て上げているのかもしれません。

フォワードシートの機内へ

さて、いよいよ搭乗です。ここにはボーディングブリッジはありません。バスで向かう『沖止め』ともどこか違う、自らの足で一歩ずつ機体へと歩み進めるスタイル。まるでこの先にビーチが待っているかのような小道を抜けると、鮮やかなスカイマークの機体が姿を現しました。

傍らではスカイマークのスタッフが笑顔で記念撮影に応じていました。ふと見上げると、そこには吸い込まれそうなほど深い南国の青空。都会の巨大な空港では決して味わえない、この場所ならではの距離感と穏やかさに、遠く離れた島にいることを改めて実感します。

タラップを上がり、機内へと足を踏み入れます。今日は1,000円を奮発して、最前列の『フォワードシート』へ。スカイマークブルーの床に、淡いアイボリーのシート。そして空間を仕切るカーテン。JALやANAの標準的な内装とは一線を画す、この鮮やかなコントラストが旅の気分をさらに高めてくれます。

わずか1時間のフライトということもあってか、フォワードシートに他の乗客の姿はなく、この上なく快適でした。アイボリーレザーのシートには多少の経年感こそあるものの、隅々まで綺麗に整えられており、心地よい時間を過ごせました。

本日の機材はボーイング B737-800。現状、スカイマークのフリートはこの一機種のみですが、将来的には B737-MAX8 の導入も予定されており、いずれは新旧の機体に出会う楽しみも増えそうです。もっとも、機内の雰囲気自体は大きく変わらないかもしれませんが。
今回利用したフォワードシートは、足元の広さだけでなく、ドリンクやスナックのサービスがあるのも魅力。スナックはドーナッツか豆菓子から選べ、ちょっとした特別感を味わえます。

約30分のフライトでは食べる時間も惜しいため、荷物にならず軽いドーナッツを選びました。後でゆっくりいただこうと思いますが、これは絶対に牛乳が一番合いそうな、そんな懐かしくも素朴な味わいのドーナッツです。

下地島から那覇までの距離は約290kmであり、これは東京からだと名古屋(約260km)や仙台(約300km)へ向かうのとほぼ同じであります。札幌からなら、函館(約150km)よりは遠いものの、(約240km)や稚内(約300km)へ行くような距離感でしょうか。

「17END」の滑走路を蹴り、宮古ブルーを俯瞰

かつての訓練飛行場の面影を残す、3,000メートルの長い滑走路であります。いよいよ離陸です。向かうは、有名な『ランウェイ17END』であり、数多の機体にタッチされ、少し擦れ気味になった『17』の大きな文字を横目に機体が加速を始めました。

B737の身軽な機体は滑走路の半分も使わぬかのように軽やかに浮き上がり、青い空へと飛び出しました。

左旋回とともに上昇を続ける機窓からは、下地島空港の全景が一望できます。17ENDから外海へと広がるサンゴ礁のグラデーション、そして空港を囲む緩衝地帯の豊かな緑。自然の生命力と人工的な滑走路が隣り合わせにある光景は、どこか神秘的で、この島が歩んできた特殊な歴史を物語っているようでした。

離陸の余韻に浸る間もなく、左手の車窓には池間島とそれを繋ぐ池間大橋が見えてきました。ここもまた、言葉を失うほど鮮烈な宮古ブルーが印象的です。宮古島から橋で結ばれた島々を、いつか時間をかけて一歩ずつ歩いてみたいと感じました。

幻想的なブルーに浸る時間も、まもなく終わりを告げようとしています。弾丸旅行ではありましたが、空の上まで続くこの『ブルースクリーンタイム』が、日々の喧騒を綺麗にリセットしてくれたようです。

高度10,000mを越えると、そこはいつもの飛行機旅の景色へと変わります。この高度10,000mの世界は、確かに非日常の場所ではありますが、マイル修行層にとっては、ある種の安堵感を覚える『いつもの日常』でもあります。

思考を整える間もなく、29分のフライトは早くもクライマックスであります。那覇空港の海上に浮かぶ新滑走路へと、南側から進入。宮古ほどの鮮烈さはないものの、そこには確かに、沖縄の玄関口らしい落ち着いたブルーが広がっていました。

ブルスクリーンタイムも終わり

予定より早く到着したものの、接岸ゲートが空いておらず一時待機であります。じっと出番を待つ私の機体を横目に、後から着陸したANA WINGSが先にゲートへと吸い込まれていきました。こればかりは運次第、空の旅のままならない一面を象徴する一幕であります。

普段は青組の翼から赤組を望むところでありますが、本日は逆の陣営からの視点であり、実に新鮮味があります。 降機後のピアも、場所こそ違えど見慣れた造り。左右対称、シンメトリーという言葉を体現したかのように青側とそっくりなその佇まいに、一瞬どこにいるのか分からなくなるような不思議な感覚に陥りました。

「ふと時計に目をやると、ゲート到着は13時35分。定刻より早く着地したものの、那覇混雑と言うの洗礼を受けます。しかし、終わってみれば1分の狂いもないスケジュール通りであります。

下地島を12時55分に離陸し、わずか29分間の空中散歩でした。マップに引かれた一本の鮮やかな直線は、飛行機らしいと言えば飛行機らしい綺麗な直線です。

最後に

今回の旅は、まさに「ブルー」に浸り、脳がリセットされたひと時でありました。下地島の鮮烈な宮古ブルー、成層圏の深い紺碧、そして那覇の穏やかなコバルトブルーとわずか29分の空中散歩ではありましたが、その密度は計り知れないものであります。

ブルスクリーン後に再起動して、完全にリセットされるための時間でもありました。

さて、ゲートを出れば、そこはいつもの喧騒が待つ那覇空港であります。この後ものんびりはするのですが、目的地に急ぐこととします。

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

www.dangan-lucky.com

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.