東京のど真ん中にあるハイアットホテルのグランドハイアット東京に滞在し、高層階からの景色を比較してみました。
アクセス
言わずと知れた六本木ヒルズにあります。六本木ヒルズとは直結しており、地下鉄駅から、雨に濡れずにアクセスすることもできます。
六本木駅は地下深く、エスカレーターでの移動が多く、ゴミゴミしているのが嫌な場合は麻布十番からは1kmほど歩きますが、割と静かにアクセスできます。
さくら坂あたりからはウィンドウショッピングをしながら移動しているとのんびりしていいかもしれません。
宿泊記
ロビーから別世界に
同ホテルはデザインのアクセントが強く、ロビーにもその特徴が出ています。ロビーのトイレもかなりおしゃれな感じであり、ロビーのエレベーターホールには不思議なモニュメントがあります。
同ホテルは21階まで利用されており、今回は17階の六本木ヒルズ森タワー側のキングルームでした。
高級感満載のルーム
扉を開けるとミニバーがあり、奥にルームが見えます。ダークトーンのウッドを多用した高級感が漂います
ルーム自体は大きなキングベッドが主役と言った感じで真ん中にあります。窓は出窓風であり、奥行きが感じられます。ロールスクリーンの先にうっすらと六本木ヒルズ森タワーが一面に広がります。
広角で撮影すると部屋の全体間がわかります。
デスクは台形でありますが、十分なデスクトップであり、パソコンで言うと16GBの余裕感と言ったところです。デスクチェアはレザーです。
ポート周りはマルチタイプの電源やUSBポートはもちろんですが、HDMIポートがあるあたりは高級ホテル感があります。ホテルの感染対策で一番個性が出るのがリモコンですが、同ホテルでは消毒済みのラベルがラッピングがされていました。
テレビはシャープ製の液晶テレビ(45インチ)です。ベッドから視ると少し小さいですが、デスク横では存在感が少なく、仕事に集中できそうです。
ベッドサイドはシンプルにアナログ時計とJBLのBluetoothスピーカーがあります。
ルームアメニティ
ミニバーについてはきちんと完備されています。ハーフボトルながら、本格的なワインもあります。プライスも本格的でありますが。
ティーカップも和風を意識した仕様であり、高級感があります。
ナイトウェアには浴衣が用意され、バスローブもあります。スリッパは純白ではなく、和風を意識した柄となっています。パッと見は大阪のおばちゃんが着ているような柄にも見えてしまいました。
東京タワービュー
今回の滞在で一番印象的であったのが、窓からの景色です。ロールスクリーンを開けるまではいくら高層階とは言え、六本木ヒルズ森タワーしか見えないのかと少し落胆していました。
しかし、スクリーンをフルオープンすると東京タワーが大きく見え、これは少し感動してしまいました。
東京タワーと芝公園や浜松町方面の夜景が広がります。看板や電線などが見えない、きれいな景色でもあります。
シングルソファは東京タワーが見える方向に設置されています。
反対側に目を向けると赤坂方面が見えます。ミッドタウン・タワーややたら高額なタワマン、さらに奥には防衛省のアンテナが見えます。
ロールスクリーンはレースと遮光の二層構造となり、すべて電動式となっており、ベッドサイドに操作パネルがあります。
渋谷・富士山ビュー
別な日に滞在してみると、部屋は同じくキングルームでしたが、今度は20階の反対側でした。すなわち、富士山や渋谷、さらには新宿の摩天楼が見えるルームであります。
夕方は西日が強いのですが、日没となると富士山がくっきりと見え、富士山と新しい渋谷のコントラストが黄昏感を強めています。
次は新宿の摩天楼です。右端にはドコモのタワーが見え、真ん中右寄りには都庁、さらに左に行くとグランドハイアットと同じグループのパークハイアット、そして、オペラシティへとつながります。
さらに、こちら側のルームは景色だけでなく、羽田新ルートで着陸する飛行機も見えます。夕日を浴びて、着陸進入するJALのボーイング777-300ERが見えます。
また、JALのボーイング777-200も見えます。
JALときたらANAも撮影してみます。ボーイング787-8型機の国際線仕様機となります。
飛行機の騒音はホテルの防音機能が良いためか、飛行機は飛んでいるという感じはしますが、耳障りであったり、テレビの音量を上げるほどではありませんでした。
バスルーム
バスルームはベッドの真横にあり、パウダールームとバスタブが一面のガラスで仕切られています。ベッドルームからの連続性とバスタブ側の大理石をミックスしたデザインとなっています。
ルームアメニティはシンプルであります。ボディタオルがやたらと豪華なものでした。ドライヤーは高級なものであり、タッチパネル式であり、高級過ぎて、操作に戸惑ってしまいました。
トイレもセパレートされており、自動開閉タイプでした。扉を開けるとすぐに開きます。
バスルームは高級の代名詞である大理石で覆われています。レインシャワーもあり、至れり尽くせりです。
バスタブにはオーバーフローがないため、お湯をいっぱい張って、ザブーンと浸かることが出来ます。蛇口はマイクロバブル仕様なのか、注いだ直後はにごり湯のようになります。
アメニティではバスソルトもあります。ハイアットはバスソルトを置いているところが多いように感じます。
バスルームはベッドルームの真横にあり、開放感がありますが、ファンなどのメカニカルノイズが気になったり、寒く感じる時はドアを閉めることもできます。
最後に
東京のど真ん中の六本木にあるグランドハイアット東京ですが、高級であるだけでなく、リラックスもできるルームづくりが意識されているようです。豪華だけでなく、快適性も高く、上級会員として再訪してみたいところです。
そして、高層階の景色の良さは素晴らしく、ライトアップされた東京タワーの夜景も良いですが、朝の静かな東京タワーを寝覚めに見ることが出来るのが結構、豪華かもしれません。
さらに、西側のルームでは、黄昏の富士山や新宿の摩天楼が眺められるほか、羽田に着陸する飛行機も風向きによっては見られます。
部屋にこもる時間が長いほど、景色は重要であり、何ともいいホテルであります。