某政党の総裁選のポスターが面白いので取り上げてみました。
某政党の総裁選のポスター
総裁がトップを務める組織と言うのは現存ではとても少ないと言えます。日本銀行と日本政策金融公庫と国際協力銀行のトップぐらいであり、政治団体では自由民主党のトップが総裁であります。まあ、大川興業の総裁は有名(2:50の方が有名ですが)ですが、あくまで愛称です。もう一人の大川総裁はいませんが。
そんな中で政治団体の自由民主党の総裁選のポスターが結構、話題になっています。詳細はこちらです。
ポスターを掲げている広報本部長はなかなか香ばしい人であり、モーニングショーのリタイヤ高齢者コメンテーターに何かコメントをいただきたいところであります。「汐留はゴーストタウン」とかというコメントでも反応してしまいそうですが。
そうした中で、歴代の自民党総裁である26人の写真を並べたポスターであり、口癖がコノヤロー、バカヤローの映画監督の映画のポスターようであると話題となっています。
ポスターでの位置や大きさの意味
このポスターで印象的なのは歴代の総裁の写真の大きさや位置であります。大きさや位置は結構重要であり、党の歴史をある意味表しているとも言えます。
大きさ
同ポスターでの写真の大きさを見ると上位4人は以下のとおりです。
安倍晋三>小泉純一郎>田中角栄>中曽根康弘
ほぼ、自由民主党結党以降で在任期間の長い総裁が写真では大きくなっているのがわかります。安倍氏については総裁としてだけでなく、内閣総理大臣として日本で最も最長期間と言うのもあるほか、最近の総裁でもあることを鑑みると大きくなるのはあり得るかもしれません。次はぶっ壊すの人であり、次は在任期間で言うとバーコードの人ですが、コンピューター付きブルドーザーと言うのは日本史として大きかったのかもしれません。角さんとヤスのどちらが日本国に影響与えたとなると、水面上では角さんのほうが大きいかもしれませんが、国民の見えないところである意味、ヤスの方が歴史的な人とも言えますが。今後の情報開示でアメリカ発でも事実は出して欲しいところであります。
位置
次は位置であります。卒業アルバムであれば、四隅は大人締めな目立たない総裁が集積しますが、ポスターとなると鬼門的な位置にあり、ここにどんな人物がいるのかと言うのも興味があります。
右上(北東) 岸 信介
右下(南東) 小泉純一郎
左下(南西) 谷垣禎一
左上(北西) 福田 赳夫
右上は随分昔と言う事もあってか、安倍氏のおじいちゃんの岸 信介が構えています。そして右下は小泉純一郎氏が構えており、位置と大きさでは安倍氏に次ぐ存在感があるのは今回の総裁選に何かの伏線があることを想像させてしまいます。
そして、左下は谷垣禎一氏であり、総裁ではあったものの、総理大臣にはなれなかった二人のうちの一人であります。もう一人は太郎のお父さんの河野談話で有名な河野洋平氏でありますが、写真の大きさと位置を考えると異例の待遇かもしれません。谷垣氏も河野氏もいずれも首相ではありません。
個人的には左下の谷垣氏は加藤の乱の際に「あんたは大将なんだから」と説得していた記憶が思い出されます。近くにキッシーもいたようですが。
そして、左上は福田 赳夫氏であります。存在感の割には小さいのですが、北西は金運に関わるところでもあり、プライマリーバランスとか考えてしまいます。ちなみにジュニアの小・福田氏は真ん中下に小さいものの位置しており、キッシーの隣に位置しているのは次の次の総裁の伏線も感じてしまいます。
在任期間が短い割に写真が大きい総裁
在任期間が短い割に写真が大きなと感じた総裁は以下のとおりです。
森喜朗 通算387日
麻生太郎 通算358日
宇野 宗佑 通算69日
神の国のひとは総裁任期としては短いものの、その後の王様工場の立場と言う事かもしれません。以後の総裁は何かしら関与しているとも言えます。なんでキングメーカーに居続けるのか不明でもあります。
そして、ゴルゴ大好きの太郎氏は下野する契機となった総裁ですが、不思議と今もって存在感があるのは写真の大きさからも存在感もあると言えます。
そして、明鏡止水・シックスナインの人はハタ坊には69日と在任期間では5日勝っており、2か月ちょっとで辞任している割には写真は大きくなっています。顕微鏡で見ないと見れないくらいの小ささでも良いのかもしれません。まあ、「一切に責任は私にあります。よって総理総裁を辞任いたします」と淀みなく話したのは潔いかもしれませんが。
最後に
初代総裁の鳩山一郎氏や長期政権の池田勇人氏やノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作氏(安倍晋三氏の大叔父)が小さいのは半世紀前の人と言う事かもしれません。また、麻生氏と鈴木善幸氏と河野洋平氏が並んでいるのは何か意味を感じてしまいます。
個人的には右下で小泉氏が右手を挙げ、左上で福田パパ氏が右手を挙げており、財政政策はあまり変わらないような人が総裁になるとも見えてしまいました。まあ、もしかしたら、総理・総裁は同一人物とならないかもしれませんが。