大陸間を二つ跨ぐルートで絶妙なルートでビジネスクラス往復が安く、日本からの接続も良いため、まとめてみました。
ターキッシュエアラインズ・ビジネスクラス モントリオール=ホーチミンシティ往復
今回は遅い夏休みの終わりにモントリオールからホーチミンシティに行き、年末にホーチミンシティからモントリオールに行く旅程で試算してみました。
旅程
往路は9月25日の深夜にモントリオールを出発し、イスタンブールで半日の乗り継ぎ時間を過ごすこととなります。そして、ホーチミンシティには翌日の夕方5時過ぎに到着します。
復路は12月26日の夜10時前にホーチミンシティを出発し、イスタンブールで10時間の乗り継ぎの後にモントリオールに向かい、翌日の夜7時前にモントリオールに到着します。
機材はモントリオール=イスタンブール間が最新鋭のB787-9であり、イスタンブール=ホーチミンシティはA330-300となります。通路か窓側の配列のため、密は気にならないと言えます。
また、イスタンブールでの乗り継ぎ時間を往路と復路でどう活用するかがポイントでもあり、ターキッシュエアラインズのフラッグシップラウンジでまったりするか、アクティブにイスタンブール市内に行くか考えるのも旅の楽しみと言えます。
また、往路はホーチミンシティ発のエアージャパン便への接続が可能であり、復路は同じくエアージャパン便でハノイをかませば、ホーチミンシティで同日乗り継げそうです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 268,021円
予約クラス Jクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 21,416PP
PP単価 12.51円/PP
100%加算のため、単価的には激安と言うわけではありませんが、距離的には片道1万マイルの旅程であり、それを考えると安いかもしれません。
モントリオールとホーチミンシティ
北米大陸の北東に位置するモントリオールとユーラシア大陸の東南に位置するホーチミンシティはそれぞれフランスの統治下であったこともあり、どちらの街も歩くとヨーロッパのような建物があります。
そのため、モントリオールは北米のパリ、ホーチミンシティは東洋のパリとも言われています。
ホーチミンシティは初代ベトナム民主共和国主席の名前を由来としており、それ以前はサイゴンと呼ばれていました。空港名に人名を付ける例(JFK,CDG,KCZなど)はあるものの、都市名に人名フルネームと言うのは今の時代は結構珍しいかもしれません。
もともとも南越の空軍基地であったタンソンニャット国際空港の3レターはHCMではなく、旧名のSGNとなっています。
モントリオールと言えば、最近話題となったシルクドソレイユがあり、サイゴンと聞けばミス・サイゴンと直接的には関係ありませんが、何となく文化的な香りもします。
ホーチミンの姉妹都市は大阪、釜山、上海、台北、トロント等であり、モントリオールは上海、釜山、広島、ニューヨーク等とちょっとすれ違いとなっています。
ターキッシュエアラインズが両区間で安かったのは偶然なのか、必然なのかわかりませんが、都市について調べてみると意外な発見(発券も)がありそうです。
最後に
地球を股に掛けたマイル修行と言えば、ワンワールドであればカタール航空、スターアライアンスであればターキッシュエアラインズと言うくらい、二つの大陸間をビジネスクラスで飛びつつも、安上がりにすみ、それでいて、ステータスポイントは積みあがると言うことになっています。
そんな中で、フレンチの香り漂うカナダとベトナムと二都市と言う絶妙な組み合わせであり、利用方法によっては日本からも使いやすいかもしれません。