シンガポール航空は設立50周年ということもあり、日本路線への新型機投入やプロモーション運賃を展開しており、日本人にとってはありがたいことでありますが、2018年秋のプロモーションは福岡が熱いようですが、東京に在住する場合、本当にお得か考えてみました。
SQプロモーション2018年秋
シンガポール航空の2018年は日本人にとってはとても魅力的な年といえます。関西空港に世界初のボーイング787-10型機を就航させた時はビジネスクラス往復7万円台と驚異の運賃を提供しました。そして、名古屋に同型機を就航させた時も関西程ではありませんが、ビジネスクラスとしては驚異的な運賃を提供しました。
そして、今回、福岡にもボーイング787-10型機を就航させ、往復で8万円台とビジネスクラスで10万円以下と言うのは利用者目線からすると乗ってみたい欲望にかられます。
グーグルの優秀なボットも関東と九州の人口需要を無視して、おすすめ記事にするほどインパクトはあります。ただし、ボットの判断が収益性にどう影響したかわかりませんが。。。
九州在住の方にとっては朗報だけど
同運賃は九州在住、さらに言うとビートル号で釜山からも福岡に来ても、メリットの運賃であり、最新型機のファイブスターのビジネスクラスに搭乗できるのは朗報であると言えます。千載一遇のチャンスと言えます。このキャンペーンに乗っかって損はないと言えます。
しかし、九州以外、関西や関東の人からすると同キャンペーンはシンガポール航空の素晴らしいビジネスクラスに搭乗するため、福岡まで行く必要があります。
そうした場合、狭い高速バスで行くのか、BA,UAなどの外資系特典航空券を利用するのか、安上がりにする方法はありますが、真の意味においてのコスパがあるかは意見が分かれるところであります。
東京発のプレミアムエコノミー往復プロモーション運賃と比較
福岡=シンガポール ビジネス往復
運賃 83,520円
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
2月1日 | FUK | SIN | 2,803 | 3,504 | 3,904 |
2月3日 | SIN | FUK | 2,803 | 3,504 | 3,904 |
合計 | 5,606 | 7,008 | 7,808 |
東京=シンガポール プレミアムエコノミー往復
運賃 92,460円
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
2月1日 | NRT | SIN | 3,324 | 3,324 | 3,724 |
2月3日 | SIN | HND | 3,288 | 3,288 | 3,688 |
合計 | 6,612 | 6,612 | 7,412 |
それを知ってか知らすが、シンガポール航空では、東京発のプロモーション運賃として、プレミアムエコノミー往復を提供しています。運賃は最安で福岡発のビジネスと比較すると下位クラスにもかかわらず、8,940円も高くなります。ANAマイレージクラブのプレミアムポイントにおいては、396PP負けてしまいます。
PP単価においては1.78円負けてしまいます。しかし、マイル修行の場合、先決事項はプレミアムポイントを加算することであり、400P弱のために、福岡までの実質的なコストまたは、あまり使いたくない場所でのマイル消費もあり、ビジネスとプレミアムエコノミーの差はあるものの、修行としては東京発のプレミアムエコノミーも優位と言えます。
時間的にはどっちが優位
東京から福岡に移動して、最安のビジネスに搭乗しようとすると東京からはタイトとなります。一方で、東京発のSQのプレミアムエコノミーの場合、金曜日の夜に成田出発、日曜日午後にチャンギ出発とシンガポールでの滞在時間は長く、旅行としては楽しみがあります。
スターアライアンス日本代表ANAへの不満の代弁かも
シンガポール航空のプロモーション運賃がこれほど日本で話題になるのは、本丸のANAがインバウンド需要に注視しており、アウトバンド需要は新規路線でカバーしようとするのが利用者には見え見えなのが理由かもしれません。
こうした点は海外のキャリアからするとビックデータでも定量的な利用動向でもわかるようようで、攻めやすく、シンガポール航空のようなプロモーション運賃が出てくるのかもしれません。
最後に
プレミアムエコノミーよりもビジネスの方が圧倒的に良いですが、途中の乗り換えが入るとビジネスクラスで横になっている時間が減るほか、自宅を早く出たり、遅く帰宅したり、天気によっては乗り継ぎ時間を気にしたりするため、直行便の方がクラスは下等でも良いと言えます。
福岡の人には朗報ですが、それ以外の方はトータルコストを今一度考えてみるのも良いかもしれません。本家本元のANAにも日本人向け運賃に何か面白さが欲しいところであります。
シンガポール航空のプロモーションは2018年12月9日までです。