スターアライアンス・ビジネスクラスにて運賃の安さをとるか、プレミアムポイントの積算を優先するか悩ましいルートがありましたので、お伝えします。
スターアライアンス ビジネスクラス ソウル=ブダペスト往復
海外発券の安い2都市間の往復であり、スターアライアンスでは下記の利用な旅程となります。今回はシルバーウィークシーズンで試算してみました。
旅程
ベースのチケットはターキュッシュエアラインズとなります。
往路はTK8091便(アシアナ航空運航)で10:25にイスタンブールに向かいます。イスタンブールには夕方の4時過ぎに到着し、2時間の乗り継ぎでブダペストに到着し、時刻は夜7:15となります。
復路は朝9時にブダペストを出発し、正午過ぎにイスタンブールに到着します。5時間乗り継ぎとなり、ターキュッシュエアラインズのラウンジで仮眠もできるくらいの時間です。その後、TK8090便(アシアナ航空運航)でソウルに向かい、翌朝9:20に到着します。
ソウル=イスタンブール間はアシアナ航空のボーイング777-200LR型機となります。一方で、同区間のターキュッシュエアラインズの場合はボーイング777-300ERとなります。
アシアナの場合、シートについてはビジネススマーティウムとなり、スタッガード配列のプライバシーが確保されたシートです。
ターキュッシュエアラインズの場合はA350やB787であれば同等ですが、777の場合は、シートピッチは広いもののリクライニングタイプのため、食事の際など隣席がいる場合は今の時代、ちょっと気になるかもしれません。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約187,501円
予約クラス Jクラス(OZ/125%+400PP TK/100%+400PP)
プレミアムポイント 15,260PP
PP単価 12.29円/PP
ANAのプレミアムポイント積算は便名ではなく、運航している航空会社が基となるため、アシアナ便で積算されると想定すると同一距離でもプレミアムポイントは多くなります。よって、アシアナ区間の125%積算が貢献し、PP単価は12円台となっています。
すべてターキュッシュ便利用の場合は
すべての区間をターキュッシュエアラインズの運航便を利用した場合は下記のとおりです。
運賃 約168,137円
予約クラス Jクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 12,788PP
PP単価 13.14円/PP
運賃ではアシアナ便を利用するよりも約2万円安く、その分プレミアムポイントは約2,500PP少なく積算されます。単価を見てみると0.85円ほど高くなる結果となり、悩ましいところです。
旅程的にはトータル移動時間は2-3時間程度の差となり、ソウルの出発時間と到着時間が大きく異なります。(OZ便出発午前/到着午前 TK便出発夜/到着夕方)
旅程だけ考えると往路と復路でアシアナ便をどちら利用するのも有りかもしれません。
最後に
コードシェア便を利用した方が、プレミアムポイントが積算され、単価も良いと言うのは何ともと不思議ですが、これもマイル修行の醍醐味かもしれません。
ちなみにワンワールドでは同区間はカタール航空が往復16.9万円程で存在し、JALマイレージバンクで125%積算であり、何も考えずに一択できるところは羨ましいところです。
しかし、悩み色々な工夫をすることがマイル修行としては鍛えられるため、プレミアムポイント積算も楽しいところであります。