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特急・湘南21号 新宿発乗車記 藤沢までノンストップ

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E257系

新宿駅始発の特急湘南に乗車してみましたので、お伝えします。

特急湘南とは

2022年3月12日誕生

特急湘南は2022年3月12日に運転が開始された特急列車であります。それまでの東海道線のホームライナーから置き換わった列車であり、全車座席指定の特急への格上げと言えますが、利用者から見ると一律520円のホームライナー料金から距離に応じた特急券ではチケットレスサービスによる割引を利用しても、上げ幅低いものの改悪と言えます。

通勤専門の特急列車

また、特徴としては朝の時間帯に上り(東京・新宿方面)のみ運行され、夕方には下り(小田原方面)に運行されている列車でもあります。

ホームライナー時代は青春18きっぷでも利用できましたが、それができなくなっていますが、時間帯が合わないためあまり影響はないようです。

踊り子と共通運用

列車はE257系2000番台と2500番台で運用されています。これらの列車はそれまで利用していた踊り子向けの185系置換用に、中央線や房総路線で利用されていたものをお古転用しています。一応外装の塗り直しや客室はアップグレード改装されています。

ライバルは小田急

map

特急湘南は上りは朝6時から8時台を小田原を始発(1本だけは平塚始発)としており、10分から20分間隔で運行されています。

また、下りは18時代から22時台まで同様の間隔で運行されています。

一番の特徴は名前のとおり、湘南と言っているだけあり、全列車が神奈川県最大の都市・横浜駅には停車しない(厳密にいうと通らない)ところにあります。第2の都市も川崎も停車しませんが。

停車駅パターンは東京発着が

東京=(新橋)=品川=(大船)=藤沢=(辻堂)=(茅ヶ崎)=(平塚)=(二宮)=(国府津)=小田原

であり、新宿発着が

新宿=渋谷=大崎=藤沢=茅ヶ崎=(平塚)=(二宮)=(国府津)=小田原

となっています。カッコは一部列車が停車。

新宿発着の湘南号は大崎と藤沢間はノンストップとなっており、新宿から藤沢や小田原に直通する通勤ロマンスカーの「ホームウェイ」をライバル視していると言えます。とは言えね小田急は沿線の町田や海老名、本厚木、秦野、大和、片瀬江ノ島など独自路線需要もあり、JR東日本側の思い入れが強いのかもしれません。

それでも大崎から藤沢まで40分以上停車駅なしと言うのは首都圏の特急としてはかなりレアな存在と言えます。

新宿始発

新宿駅

今回はそうしたレアな新宿始発の下りの湘南21号に乗車してみました。新宿駅はどんどん南に南に再開発が進み、もはや新宿区ではない渋谷区に新宿駅は人工地盤だらけであります。

新宿は物理的な標高は高いですが、街としては失われた10年と言うか、何となく昔より、相対的にその魅力は落ちたようにも感じます。と言っても、池袋や渋谷、銀座が高くなったかと言うとそうでもなく、日本全体の地盤沈下が進んでいるのかもしれませんる

新宿駅5.6番線ホーム

新宿発の特急湘南は成田エクスプレスと同じ6番線からの発車であります。湘南新宿ラインや埼京線、相鉄直通線と一緒のホームだとカオスでありますが、静かに待つことができるのはメリットであります。

静かすぎるのは小田急に負けているかもしれませんが。

新宿駅南口

バスタ新宿ができて、人工地盤が拡大した新宿駅を眺められる6番線ホームでもありまする

E257系 湘南

18;10発の成田エクスプレスの後に大宮方から回送で入線してきます。東京に到着した踊り子はその後、東大宮に行き、新宿始発は東大宮から来ることを考えると回送だけ往復70km近く往復しているのは結構なロスにもも感じます。

とは言え、固定費を考えるとこの方が良いのかもしれません。

E257系方向指示器

新宿編成は9両編成であります。小田原方が1号車、新宿方が9号車となっています。東京発着もそうでありますが、14両の長大編成もあります。

E257系車内

E257系普通車車内

踊り子に乗車した時も記事にしましたが、伊豆らしい色合いのカラーリングであります。当サイトの色にもいています。ロマンスカーと比較すると豪華さはないですが、スペック的にはそれほど差を感じない感じであります。

 

E257系ラウンジ

ラウンジと言うか談話ブースもあります。あずさ時代はここから富士山や諏訪湖を見ていたのかもしれません。もちろん、現在も踊り子としては相模湾や伊豆沿岸の景色は楽しめていると思います。

E257系グリーン車

今回乗車したグリーン車であります。E257系はJR九州の一部の特急みたく乗降口が車両真ん中にあり、フロアが分断されています。比較的にシンプルなデザインが多いJR東日本としては珍しい車両でもあります。

E257系グリーン車横から

シートはハーフレザー仕様であり、2-2配列となっています。リクライニングは結構倒れます。サフィール踊り子を利用した後に同グリーン車を利用するとすこしがっかりするかもしれません。

飛行機でいえばANAの国際線ビジネスクラスのThe Roomを利用した後にビジネススタッガードのシートの利用となると同じ気持ちになるかもしれません。

コンセント

後付け感のあるコンセントもあります。この辺りもロマンスカー対策なのかもしれません。

とは言え、毎日利用する通勤で追加費用は必要でありながらも、こうした豪華シートは恵まれているかもしれません。

E257系グリーン車天井

天井のデザインを見てみます。JR東日本の在来線の特急については、性能や快適性はこの四半世紀で随分改善していますが、天井などのインテリアは空くり変化して異なようにも感じます。

新幹線ではE2とE5では随分変化した感じもありますが、在来線は所詮ね在来線と言うことかもしれません。

E257系窓際

新宿駅はバスタの下に出来た新南エリアの改札内はテイクアウトのフードは充実していますが、アルコールの選択肢が少なく、埼京線ホームを歩いて成城石井まで行こうと思ってしまうくらいです。

時間がないので、日本酒の発泡酒(5%)にしてみました。銘柄は往年の月曜日22時に放送されていたテレビ番組と一緒です。

乗車記

渋谷駅停車

新宿を出発すると渋谷到着です。いつの間にか摩天楼な東口の渋谷であります。ネットでは逆らえないGの日本拠点があったりします。昔から、渋く雅叙園に拠点を構えているAとは違うようです。

多摩川

あたらめてこの特急は停車駅が少ないと認識します。大崎に停車後は湘南新宿ラインと同一ルートであり、多摩川を渡りますが、特快では停止する武蔵小金井を通過します。

東海道貨物線トンネル

その後は鶴見あたりから東海道貨物線に入ります。相鉄線直通線にも似ていますが、この後は違います。トンネルが多いのは共通していますが。

横浜羽沢駅

相鉄線直通の場合は羽沢横浜国大駅は地上で車窓から見ることはできませんが、同線では地上の景色が見えます。

見える景色はJR貨物(線路はJR東日本所有)の横浜羽沢駅であります。

東戸塚駅通過

この後は再びトンネルに潜り、2携帯キャリア(au、楽天)が不通となり、地上に上がったのは東戸塚駅でした。ホームのない線路を通過していきます。

大船駅通過

成田エクスプレスの発着駅である大船駅もホームのない線路を通過していくという、なかなか東海道線特急では味わえない通過でありました。

藤沢駅出発

今回は藤沢駅までの旅であり、新宿を18:25に出発して、藤沢には19:21着と56分の道中でした。E257系の新宿方は貫通扉型でした。

藤沢駅改札

JR藤沢駅の改札は意外とクラシックであり、神奈川県の私鉄との接続ができる駅に似ています。

藤沢駅

藤沢と言うと湘南ど真ん中であり、もっと小洒落た駅をイメージしていましたが、JRと小田急と江ノ電が乗り入れているとなかなか再開発が難しいのかもしれません。

最後に

今回は東京県内の通勤特急で2021年から運行された湘南特急のその名も特急湘南に乗車してみました。

国鉄からの伝統である東京発着の湘南は伝統芸と言えますが、新宿発着の場合は湘南新宿ラインができた平成と言う、日本にとってのパラダイムシフトもあり、いつの間にかJRと言う会社になっていたこともあり、そうしたことから新宿発着の使命を考えたとも言えます。

通勤ラッシュ時の列車とみれば、それだけですが、各社のビジネスが良く見える路線とも感じました。

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