エミレーツ航空のアジア路線をまとめてみましたので、お伝えします。
エミレーツ航空のアジアネットワーク
エミレーツ航空のドバイとアジアを結ぶルートは現在、最強ともいえるほど充実しています。日本だけでも東京、大阪に就航しており、アジア各国の首都はほぼ網羅しており、大国では2都市以上就航しているのが当たり前であり、ドバイでの乗り継ぎは必要なものの、アジアから世界各都市、世界のいたるところからアジアの各都市に行き来することが可能となっています。
アジアの以遠権路線
以遠権とは、簡単に言うと自国と結ぶフライト以外の国と国を接続するフライトのことをいい、シンガポールの航空会社であるシンガポール航空が成田とロサンゼルス便を定期運航していたり、大韓航空が成田とホノルル便を運航していたりするようなことをいいます。
エミレーツ航空でのアジアにおける主な以遠権フライトは下記の通りです。
バンコク=香港
コロンボ=シンガポール
コロンボ=マレ(モルジブ)
ヤンゴン=プノンペン
バンコク=香港ルート
この中で、有名なのはバンコク=香港のルートと言えます。以前は、3クラスのエアバスA380-800が就航しており、同区間のファーストクラス往復でも格安であり、シャワールームを利用できるということで、手ごろにファーストクラスを体験したい人には重宝なルートでした。しかし、その後、ボーイング777-300ERに変更となり、現在では、再びエアバスA380-800変更となっていますが、超詰め込み仕様の2クラス制(ビジネスクラスとエコノミークラス)となっています。下記の通り、バンコク発券の場合、ビジネスクラス往復は6万円弱と同路線の中では魅力的な運賃となっています。
コロンボ=シンガポールルート
スリランカの最大都市であるコロンボとシンガポール・チャンギ空港を接続するルートがあります。シンガポールとドバイ間は直行便もありますが、コロンボを接続点としてシンガポールとドバイ間を結ぶルートもあります。いずれの区間もボーイング777-300ER型機で運航され、ファーストクラスの設定もあります。また、コロンボ発券のルートは世界各地それぞれで破格であり、下記のようにコロンボ=シンガポール間のファーストクラスも下記の通り格安です。日本円で約184,478円であり、片道約4時間のフライトですが、プライベートタイプのシートが設定されており、世界屈指の上質なファーストクラスを堪能できます。
世界最強のファーストクラスを格安に
エミレーツでは、2017年末からボーイング777-300ER型機でシート配列が1-1-1のファーストクラスの提供を開始しており、天井まで壁で仕切られた完全な個室空間を提供しています。また、本来窓のない中央の座席でも片側にバーチャルウィンドウが設定され、窓側よりも静かな窓側を体験できるのではないかと思います。そのような世界最強ともいえるファーストクラスを利用できるルートは限定されており、ドバイからブリュッセルなどと限られています。そんなルートもコロンボからの場合は、下記の通り、日本円で約442,940円とトータル4回のファーストクラス(うち2回はプライベートスイート)を堪能できるのは破格と言えます。
最後に
エミレーツ航空の保有機材は、現在のところエアバスA380-800とボーイング777型シリーズのみという豪華ラインアップであり、短距離間でもファーストクラスが設定されていることがあり、片道運賃でも比較的安く設定されているため、ファーストクラスに搭乗し、ファーストクラス搭乗記を書くことも夢ではありません。