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近鉄特急 青の交響曲とさくらライナー乗車記

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青の交響曲

近鉄吉野線の特急である青の交響曲(シンフォニー)とさくらライナーに乗車しましたので、お伝えします。

あべのハルカス

アベノハルカス

日本一の高さのビルであり、高さは300mのあべのハルカスであります。同建物内にあるホテルに泊まったわけではありませんが、時間があったため有償の展望台まで行ってみます。

300mのアベノハルカス

日本一の高さの300Mを意識したペイントがあります。あと7年で東京駅北口に一気に90m高いビルができるので束の間の日本一でありますが、それでも高いところは清々しいところであります。

高さだけ意識すればスカイツリーは2027断面でも日本一ではありますが。吹き抜けな展望台のアベノハルカス

最上階とその階下が吹き抜けとなっているため、展望台としては見通しが良い光景が見えます。海外では昔からこのクラスの高さはありましたが、開放感と言う点では群を抜いているともいえます。

梅田方面 アベノハルカスから

梅田方面であります。東京の大きさを感じつつも、東京とは違い中心部はびっしりと高層の建築物が続いているのは大阪らしいところかもしれません。

奈良方面 アベノハルカス

これから行く奈良方面を見てみます。高速道路と高架線路が目立ちます。道はつながれ別県にも感じますが、古から続く景色にも見えます。

青の交響曲

阿部野橋駅

阿部野橋駅発着の特急であります。天王寺駅とは少し離れており、乗り継ぎ時間は気にした方がいいかもしれません。

青の交響曲 時刻

14:10発の吉野駅行きが青の交響曲であります。編成は3両と短い特急でありますが、近鉄では頻度か多い半面で特急の編成は短いものが多いようです。

ちなみに1時間後の特急は同じく吉野行きのさくらライナーであります。

青の交響曲 車内

3両編成のうち、1号車と3号車が全車指定となっています。シートは1-2配列であり、昭和初期の鉄道のようなレトロな雰囲気が漂います。

と言っても、リクライニングやシートピッチはゆとり世代でもあり、豪華列車と言えます。

青の交響曲 座席テーブル

シートテーブルは木製であり、人造感がありません。

青の交響曲 コンパートメントタイプ席

コンパートメントな席もあります。ヨーロッパの鉄道な雰囲気でもあります。

青の交響曲 ラウンジ入り口

真ん中の2号車は売店兼ラウンジなっています。

青の交響曲 ラウンジ

一両まるまるラウンジとなっています。ソーシャルディスタンスで着席できる数は減っていますが、それがある意味、豪華な空間であります。サフィールとかと比較しても非指定席でこれほどのスペースを確保する車両があるのは、近鉄だから実現したのかもしれません。

青の交響曲 メニュー

メニューであります。スイーツに、アルコールに選択肢があるので数多の人が楽しめそうであります。超辛口のお酒が必要であれば、阿部野橋駅に隣接した高級スーパーで調達することも選択肢としてはありそうです。

青の交響曲 書籍コーナー

ガイドブックなど置いたスペースです。乗車中にどれだけ読めるかわかりませんが、本当に時間がある人は手に取ってもいいかもしれません。個人的にはせっかちなのでスマホで検索してしまいます。

青の交響曲 景色 池

沿線の景色は高田市駅あたりまではベッドタウンと言う景色でありますが、徐々に自然が深くなってきます。

近鉄 飛鳥駅

近鉄飛鳥駅に到着です。あすかとひらがなの駅名標の方が同駅にはお似合いかもしれません。もう少し経てば、後ろの樹木もピンク色で映えたことでしょう。

春の芽吹 吉野

萌ゆる直前の森と言った景色でした。こうした時期には地面近くには山菜が豊富にありそうであり、苦みを感じつつ、春を食べるという瞬間を感じられそうでした。

吉野川 近鉄吉野線より

線路は大きくカーブして吉野川を大きく渡ると終点である吉野駅が間もなくであります。

吉野駅到着の青の交響曲

同列車内にあった冊子には同特急内で映える写真がいっぱいあり、その中で吉野駅構内での青の交響曲の写真があり、真似てみましたが、なかなかうまく撮影できませんでした。フィルターとか必要かわかりませんが、不思議なものであります。

金峯山寺に

吉野山ロープウェイ

吉野にそんなに滞在するわけではありませんですが、金峯山寺まで行ってみます。割高なのか結構歩いて上まで行く人もいますが、弾丸なので吉野大峯ケーブルを利用してみます。

ロープウェイの支柱を見ると歴史を感じる索道でありますが、山頂駅はあっという間であります。

吉野山口駅 桜

山頂駅を降りると一木だけ桜が満開と言うか葉桜に向かっていた樹がありました。結構濃いめな桜色でありました。

吉野山 山道

索道とか乗る場所はそれを下りた後も結構勾配が続くものでありますが、金峯山寺までは、やはり上り一辺倒でした。沿道はさくらシーズンまで静かでしたが、昔からの観光地を感じる佇まいでした。

奈良の山並み

山岳地帯と言うと中央構造線エリアや北海道、東北がすぐに思いつきますが、このあたりも四国に向けて東西に山脈がある地帯であることを登ると理解できます。

金峯山寺

ロープウェイ山頂駅からかなり歩いて、石段を上がるとようやく世界遺産の金峯山寺が見えてきます。四本桜はまだつぼみとも言えないくらいでした。

金峯山寺 桜

しかし、一か所だけは白とピンクのものがこれから吹き出しそうな気配を感じる色合いで咲いていました。折角なので花と金峯山寺の輪郭を合わせて撮ってみました。

金峯山寺 世界遺産

世界遺産だけあり、精緻な建築と言うか彫刻であります。もう少し遅ければピンク色とのコラボが素晴らしかったのでありますが。

吉野山からの飛行機雲

奈良県上空は伊丹空港に着陸する飛行機のルートでもあり、空を見上げると飛行機雲が見えます。吉野まで来ると少しは標高が高いので飛行機雲もこころなしか大きく見えます。伊丹に降下の飛行機とさらに西に行く飛行機のクロスも見えます。

近鉄吉野駅

そして、吉野駅に戻ってきました。電車+徒歩の場合は同駅がゲートウエイになるのでスケジュールの組み立てとしては重要になってきます。

さくらライナー

さくらライナー

吉野駅からの戻りは約一時間後のさくらライナーです。車両は4両編成とこじんまりとしていますが、普通席とデラックスシートがついていたりとJRではあまりない構成であります。

見た目は名阪特急のアーバンライナーに似ていますが、よくよく見ると先頭の傾斜が緩かったり、カラーがピンク系で統一されているため、色白ゆるふわなイメージがあります。前面は黒に統一されているため、黒縁眼鏡をかけた真面目な印象もあります。

さくらライナー 吉野駅にて

始発の吉野駅から乗車します。ピンク色が同線では華やかな存在にも感じます。

今回はデラックスシートに乗車であります。扉は木目を多用した高級ホテルルームへの入り口にも似ているようです。

さくらライナーデラックスシート

デラックスシート車内は1-2配列であり、アーバンライナーとかなり共通しています。しかしながら、色合いは桜色にちょっと近いようにも感じます。

さくらライナーデラックスシート 電源

シート電源はひじ掛け内側についており、充電しながらスマホを弄るケースではとても重宝しそうです。阿部野橋までの時間でどれだけ充電できるか不明ですが、帰りは割とスマホを見たりするのでそうしたニーズにはベストマッチと言えます。

さくらライナー 柿の葉すし

吉野駅前のお土産店でさくらカラーのスーパードライと柿の葉寿司を購入して車内で食べてみます。柿の葉寿司と言うとアンドロイドのお姉さんが頻繁に食べているのを思い出してしまいました。

近鉄吉野線 飛鳥あたりの風景

飛鳥駅手前での風景であります。何気ない蔵のと山並みですが、自然と歴史を感じる風景であります。

橿原神宮前駅でのさくらライナーとのすれ違い

さくらライナーは阿部野橋まで出なく、京都本面のジャンクションである橿原神宮前駅で下車します。ちょうど阿部野橋から来たさくらライナーでホームで並列となります。

橿原神宮前駅のホーム内の踏切

ホーム内に遮断機付きのかなり広い踏切が特徴的でした。ローカル線に行けばホームの端から線路を横切るところは多いのですが、この規模は結構レアかもしれません。

近鉄 京都・橿原線

接続がいい近鉄・京都・橿原線で北上します。この日は平端で乗り換えて天理までとなりました。近鉄はインバータ音が良いと終始感じてしまった一日でもありました。

最後に

青のシンフォニー

近鉄特急もいろいろと乗りましたが、JR以上にきっちりとしており、とても快適でパワフルな車両が多いと言えます。また、撮影した写真をweb掲載用に加工していて気付くのが外装の清掃もかなりまめに行っているところであります。

近鉄特急は外装の汚れが少ないため、加工が早く済みます。こうしたところが名阪において、近鉄の魅力なのかもしれません。

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