日本国内線を絡めないで、PP単価6円台のプレミアムエコノミーがありましたので、お伝えします。
シンガポール航空プレミアムエコノミー シンガポール=ロサンゼルス往復
旅程
旅程は単純往復であり、SQ38/37便で往復するだけの2フライトです。シンガポールを20:45分に出発し、ロサンゼルスには19:55に到着します。ANAの羽田発11:05のNH841便でも接続が可能です。ロサンゼルス着は時間が戻るため、時間を有効に利用できます。
一方、復路はロサンゼルスを22:15に出発し、シンガポールには翌々日の朝、8:15に到着します。こちらも羽田行き11:10発のNH842便に乗り継ぎが可能なため、同日に日本に戻ることも可能です。
シンガポール航空ホームページより
機材はピカピカのエアバスA350-900ULRであり、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーのみの編成となります。シンガポール航空では9月22日付のプレスリリースにて、初号機を受領しており、機内のイメージ画像も展開されています。シートについては、ビジネスクラスは通常のエアバスA350-900と同等のようであり、プレミアムエコノミークラスも同等のようです。ロングフライト対策がどのような点で施されているのか今後注目になるかもしれません。
シンガポール航空ホームページより
シンガポール航空ホームページより
運賃・予約クラス
運賃は日本円で約115,341円であり、予約クラスはRクラスです。ANAマイレージクラブでの積算率は100%であり、Rクラスは最も低いクラスでもあるため、積算率としてはもっとも効率が高いと言えます。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイルとプレミアムポイントは下記の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
11月15日 | SIN | LAX | 8,770 | 8,770 | 9,170 |
11月23日 | LAX | SIN | 8,770 | 8,770 | 9,170 |
合計 | 17,540 | 17,540 | 18,340 |
シンガポールとロサンゼルスの距離は8,770マイルであり、成田を経由する並みのフライト距離となります。積算マイルは17,540マイルであり、プレミアムポイントは18,340PPとなります。通常これだけのプレミアムポイントを獲得する場合は、4区間から6区間の搭乗が必要であり、17時間超の直行便フライトはきついかもしれませんが、時間的にも効率が高いフライトと言えます。
プレミアムポイント単価は驚異の6.29円/PPであり、JALなどの国内線を組み合わせて単価6円台を醸成する記事はありますが、単純な2レグ、しかも、プレミアムエコノミーでこれほどの単価が出るのはサプライズといえます。
ANA便では改悪が続き、プレミアムポイントやマイルが積算できにくくなっていますが、提携航空会社ではまだまだ良い単価もあり、こうした時代には、提携航空会社をブレンドして修行する方が良いかもしれません。
シンガポール航空は結構、サプライズなことをやる航空会社に最近はなりつつあり、とても興味深いキャリアであります。
最後に
今回の運賃はプロモーション運賃のため、変更、払戻、最低滞在期間など条件はありますので、詳細はシンガポール航空のサイトで確認すると良いと思います。ダイヤモンド修行でこれからスパートをかけたい人、最新機材で異次元のロングフライトを体験したい人にも良いと言えます。乗ってみたいですね。
シンガポール航空ホームページより