Googleアプリの凄さと言うか、恐ろしさを感じたことをまとめてみました。
きっかけは週末夜の情報番組
土曜夜、テレビの電源を入れると、ほぼ必ず「バカヤロー」という大御所芸能人と若くしてエグゼクティブ待遇となったの北海道出身のアナウンサーがキャスターを務める情報番組を見ていると将棋の対局を取り上げたコーナーがありました。
それは渡辺明王将と藤井聡太竜王の対局をまとめたVTRであり、対局の内容よりも、BGMで使われていた曲について、とごかで記憶にあると思いつつも、すぐに思い出せないという事で、凝り性なのか調べてみました。
記憶からは思い出せないため、テレビの追っかけ再生機能を使い、それをGoogleアプリに聞かせてみると千住明氏の「風林火山」が出てきました。
確かにYouTubeで確認してみるとこの音楽であり、そこから記憶が呼び起こされます。
2007年の大河ドラマの方が世間的には印象が強いのですが、個人的にはその時代には大河ドラマは見ておらず、スルーでしたが、その後のある番組でこの曲が耳に残るととなりました。
耳が覚えていたのは「世界ナゼそこに? 日本人」
そして、思い出したのが、「世界ナゼそこに?日本人」というテレビ東京系で放送されていた番組であります。
2010年代前半から放送された番組であり、世界各地で暮らす日本人を紹介する番組でありますが、豊かな日本を去って、敢えて海外で暮らすようなスタンスがとられており、その人に辿り着くまでの旅程が旅らしいもので結構、見ていました。
そして、その人に辿り着くと「風林火山」のBGMが流れ、杉本ルミ氏のナレーションで「19〇〇年〇〇さんは〇〇県で生まれ・・・・」と生い立ちから始まるがナレーションされるのが印象的であり、ある意味、水戸黄門的でした。多分のその一連の流れが体系化していたことを耳のどこかに残っていたのでしょう。
また、オールVTRだと視聴者が飽きるのか、後期ではユースケ・サンタマリア氏と新井恵理那氏をMCとして、スタジオと連携による演出で、味付け濃くしていたのが印象的です。
加えて、同番組で用いられる効果音が、国内線搭乗時にセットスライドバーの前に機内で放送されていた定期航空協会(昔のVer)のVTRで使用される効果音と同じであったのが記憶に残っています。ピコンピコンと言うか、マニアックですが。。。
同時代にあったもう一つの海外ロケ番組
テレビ東京で以上のような番組を提供している中で、同時期にテレビ朝日系列でも似たような切り口で日本を離れて海外で活躍と言うか粛々と貢献している人を紹介する番組がありました。
それは「世界の村で発見!こんなところに日本人」であり、千原ジュニアがMCであるものの、兄のせいじがアフリカをメインに現地で頑張っている日本人を突撃レポートする内容でした。せいじは連続コーナー的な扱いであり、メインは名だたる俳優が世界各地に行き、そこで日暮らす日本人に辿り着くというものでありました。
加えて、千原せいじ氏が毎回、日本から現地に辿り着くまでのロジも取り上げられており、EKのビジネスクラスを利用しており、いいなあとか、目的地のアフリカの空港での入国はそんな感じたなあと理解できたのも参考にできたので良かったです。
アフリカ大陸のすべての国を制覇したかは不明ですが、ワニとか食べて、体調崩していたのも今となっては結構そそられる番組でした。
蛭子や今は亡き、はなまるの岡江さんもロケに行っている番組で結構、重厚でもありました。不定期で今後も続くという事ですが、最近あまり見ないのはやはりコロナ禍なのでしょう。
そして、こちらの番組もテーマ曲が印象的であります。なんとなく、葉加瀬的なイメージはありましたが、 伊藤佳奈子さんの TREASUREという曲であります。
映像の記憶は忘れても、音の記憶はどこかで残っているというのも不思議なものであります。慎太郎は何も残らないと言っていましたが、屍朽ちても魂はどこかに微かに漂っているというのもあり得るかもしれません。
Googleアプリの凄さと怖さ
スマホに音を聞かせたり、画像から関連する情報を検索してくれる機能は結構前からありますが、現在では精度が高く、常用も当たり前となっていおり、改めてそのすごさを感じました。
人間の加齢なのか、他のことにフィーチャーして忘れ去ったことも、わずかな欠片から、記憶と呼び起こし、その断面の自分までの記憶をリロードしてくれるという点では素晴らしいと思います。
反面、思い出すことに頭を使っていないということに不安はありますが、そんな領域に頭を使うのであれば、違う事に頭を活性化させてほしいという事なのかもしれません。
それは正ではありますが、脳までGoogleに最終的に頼ればいいと認知してしまうのはなんか、並の人間としては淋しいところでもあります。
また、パソコンやスマホやテレビに電源が入っているち、オン最中に勝手に音声を取得して、笑う壺など学習されているとなるとちょっと怖いかもしれません。
そんなデータを芸能プロに渡して面白いエンターテインメントを常に作り続けたりすると刺激過多でどうなるかわからない怖さもあります。
最後に
記憶というのは個々人の都合で整理され、優先順位があり、忘れてしまうもの、忘れるにはもったいないが、今は必要ないとか分類されているのかもしれません。
そうした中で、今回とある音楽から、微かな過去を想起し、アプリを利用して精緻に呼び起こしたのですが、長く生きたメリットというか、人間単体の機能では老いを感じるものでした。
何となく、新しいものを取り入れてイケイケで死ぬまで過ごすのが、脳天気で一番幸せな老い方と終活かなと感じてしまいました。