ホノルルからカナダ・モントリオールまで移動する際に、ユナイテッド航空を3便利用しましたが、そのうちのアメリカ本土内国内線、サンフランシスコ国際空港からワシントン・ダレス国際空港(UA408)とワシントン・ダレス国際空港からモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(UA6313便)に搭乗しましたので、お伝えします。
ホノルルからモントリオールまでのルート
常夏の青い海の島・ハワイから紅葉が始まるカナダ・モントリオールまでは直線ルートで行くと4,914マイルですが、ダイレクトに飛ぶフライトはないため、ルートを検討し、以下の候補に絞りました。
1.HNL-SFO-ORD-YUL(総計4,993マイル)
2.HNL-IAH-IAD-YUL(総計5,583マイル)
3.HNL-SFO-IAD-YUL(総計5,307マイル)
1のシカゴ経由が最も直線の距離に近く、フライトする距離も短く、しかも、シカゴ・オヘア空港ではユナイテッド航空の最新ラウンジのポラリスラウンジが利用できるため、最優先にしたのですが、タイミング悪く予約が取れず、2か3での検討となりました。2については候補の中では、もっとも長い区間で考え方によってはマイルが最も加算されるルートではありますが、ハリケーンが再来したりすると計画が狂うため、3のルートに決定しました。3のルートはホノルルからワシントンまではボーイング777-200型機のワイドボディでプレミアシートは豪華なつくりであり、且つ、乗り継ぎ時間もSFOで3時間弱、IADで2時間弱と短すぎず、長すぎないものでした。
搭乗レポート#1 UA408
サンフランシスコ国際空港からワシントン・ダレス国際空港まで2,419マイルのフライトです。
搭乗
サンフランシスコを朝7:30に出発し、時差もあり、ワシントンに到着するのは15:31と搭乗している時間は時間の経過ほど長くないものの、一日が終わってしまうフライトです。そうしたフライトながら搭乗客は多く、ほぼ満席の状態でした。
シート
ホノルルから搭乗したボーイング777-200型機は2クラス制で、名称はファーストクラスとエコノミークラスでしたが、今度のボーイング777-200型機は3クラス制でグローバルファーストタイプのファーストクラスとビジネスクラス、エコノミークラスが設置された3クラス制でした。
ビジネスクラスのシートはフルフラットタイプの進行方向に対して前後にシートが交互に配置されているタイプでした。最近はこのタイプは不人気なのかスタッガードタイプが主流となっているようです。
ウェルカムドリンクも間もなく、離陸となります。最近のセーフティビデオはどこの航空会社も力を入れており、ユナイテッドも世界各地の就航地をイメージしたビデオとなっていました。
機内食
離陸後、朝食が用意され、タコライスかクレープが選択できたため、クレープを選択してみました。フルーツがたくさんあるのは良いのですが、クレープの中のクリームチーズの量が多く、二日酔い気味だったため、残してしまいました。クレープと一緒にマルシンハンバーグのようなハンバーグが1つついていたのが微妙でした。
食事を終える頃にはロッキー山脈付近を超え、この後はシカゴの南方を通過してワシントン・ダレス空港へと向かいました。
到着
その後、フルフラットのシートを生かして、少し眠りに落ち、ワシントン・ダレス空港に到着。コンコースCのC4に到着し、次のフライトはコンコースAのため、空港内を走る新交通システムで移動となりました。その後、コンコースA/Bにはユナイテッドのラウンジはないため、別のスターアライアンス航空会社のラウンジで小休止後、モントリオールへと向かいました。ラウンジについては次回、お伝えしたいと思います。
搭乗レポート#2 UA6313
ワシントン・ダレス国際空港からモントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港まで489マイルのフライトです。
搭乗
ほぼ定刻通りに搭乗手続きが始まり、飛行機に。バスでの移動ではなくゲートから直接徒歩で向かうスタイルであり、小型機のため、記載へのキャリーバッグの持ち込みはできないため、タラップの手前でキャリーケースを渡します。
リージョナルジェット「CRJ-700」
今回の機材はCRJ-700という小型ジェット機です。スリムでシャープな外観はかっこよいのですが、内部は狭く、トイレも真空式でないため、何となく古さを感じます。ビジネスクラスのシートは1-2配列であり、狭いながらもシートピッチはあり、短時間ながら快適に過ごせます。
時間となってもなかなか出発しなく、原因はUA職員をモントリオールまで運ぶようでしたがその職員が前のフライトの遅延により、搭乗が遅れたのに加えて、ダレス空港が離陸で混雑したこともあり、1時間遅れの出発となりました。扉を開けたまま空調も作動させず、かなり蒸し暑い状況で1時間ほど待った後、ようやく離陸となりました。エンジンが胴体後部についているため、最前列にいると離陸時はとても静かです。高度が上がり、巡航速度に近づくと風切音がジェット機らしくなります。
ドリンク
短距離線のため、ビジネスクラスではドリンクとスナック(スナック菓子を一袋渡すのみ)だけでした。その前のフライトで食べた影響もあり、スナックには手を出しませんでしたが、東京=伊丹間のプレミアムクラスの方が豪華であると感じました。
飛行ルートのせいか、暮れなずむ夕日を見ながらカナダ上空に入り、照明が点灯しだしたモントリオールの街を眼下に見ながらモントリオールに到着しました。結局遅れの回復もなく1時間遅れての入国となりました。
最後に
ホノルルから丸一日をかけてアメリカを横断し、モントリオールに到着しましたが、長距離線と短距離線ではサービスにずいぶん差があるようです。いろいろなルートを利用してみることで初めてわかることがあると改めて感じました。