ユナイテッド・ファーストで使えそうなルートがありましたのでまとめてみました。
ユナイテッド・ファースト ホノルル=ボゴタ片道
今回は4月の中旬にホノルルからコロンビアの首都であるボゴタまでのルートであります。乗り継ぎは2回となります。
まずは一番長い区間であるホノルルからロサンゼルスまでの区間となります。約5時間半のフライトでありますが、機材はワイドボディのB777-200ERとなります。ロサンゼルスでは9時間半の乗継時間があり、微妙な時間ではありますが、安いので我慢します。
翌日朝の5:50にロサンゼルスを出発して3時間のフライトでヒューストンには午前11時頃に到着します。
ヒューストンでは3時間ほど乗り継ぎ時間があるのでラウンジで昼食となりそうです。日本みたく弁当やラーメンみたくわかりやすい昼飯がラウンジにないのはちょっと残念ではありますが。
最後の3区間目は約5時間かかります。ナローボディのB737MAX8とちょっと怖いですが、ボゴタには夜7時に到着します。ボゴタではUberが利用できるので、ホテルまではスムースに行けそうです。空港に入れない場所で車が待っているケースがあるので注意は必要ですが。
今回のフライトルート
今回のフライトルートは以下のとおりです。
HNL-LAX 2,556マイル
LAX-IAH 1,379マイル
IAH-BOG 2,223マイル
どんと長いルートではなく、ちょこちょこ長いルートが続くので、好き嫌いは別れそうです。長いフライトで時間を持て余すのが嫌か、乗り換えでの手荷物検査が嫌かで別れると思います。まあ、プレミアムポイントがたまるとなると優先しますが。
ただ、今回はビジネスクラスなので、ラウンジ利用とフライトの度に機内食があるので得かもしれません。まあ、美味しくないものをそんなに食べられませんが。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
6,000マイル超を移動して運賃は117,190円となります。南米北部とは言え、南米までファースト(ビジネスクラス)で移動できるとすると安いかもしれません。
予約クラスはユナイテッドのエセ・ファーストとなれば、どうせ70Pだと思いきや、何とZクラス(125%+400PP)です。これはPP単価が期待できます。
運賃 117,190円
予約クラス Zクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 8,898PP
PP単価 13.17円/PP
と言うことで、ファーストと言うか実質ビジネスクラスとしてもPP単価が13円台というのはなかなかと言えます。区間が多くて搭乗PPを稼いでいるところもありますが、ハワイから南米は何気に距離があるのでそこを2回の乗継で行くのでフライトマイルもそこそこあるのが功奏しています。
そして、ユナイテッドと言う事もあり、燃油サーチャージがかからないので、為替はありますが、割と普遍的な運賃でもあります。
スターアライアンス世界一周特典航空券とのコンビネーション
今回の航空券はホノルルからボゴダまでであります。太平洋の真ん中であるホノルルかに南米とは言え大西洋が近いボゴタまでのルートとなります。
このチケットと組み合わせが良いのはANAマイルで発券できるスターアライアンス特典航空券であります。
このチケットは世界一周を東回りでも西回りでもどちらも可能で、ヨーロッパ発券についてはアイスランド発でトルコ着でも良いと言うような例外はありますが、基本的には出発した国に戻るルールがあります。
そして、太平洋と大西洋を必ずフライトするという大ルールがあります。これは結構厳しいようにも見えます。
太平洋を横断するスターアライアンスのルートは日本をはじめとしたアジアから北米間のルートであり、後はホノルルを経由するルートのみであります。オセアニアと南米間のノンストップ便はないです。
また、大西洋間については北米大陸間とヨーロッパ間は数多ありますが、南米とヨーロッパ間はスターアライアンスとなると双方の大陸のキャリアが乗り入れはありますが、かなり限られます。さらに、南米とアフリカ間のフライトはあるのかないのかわからないくらいであり、特典としてはかなり厳しいと言えます。
そうした中で、スターアライアンス世界一周特典航空券を片道のようにかつ、マイル数を少なく利用するとなると今回のホノルル>ボゴタのチケットは良いかもしれません。
先述のマストルールである太平洋区間のフライトについては北米本土まで到達しなくても東京からホノルルでも条件を満たしています。
また、大西洋ではアメリカ東海岸からレイキャビックのようなヨーロッパでは西にあるところまでのフライトでも条件を満たせます。(2025年夏からはユナイテッドがグリーンランドのヌークにアメリカ本土から就航するのでさらに距離が短くなります。ただ、ユナイテッド便のビジネスフライトの特典はかなり厳しいので非現実的かもしれませんが)
そうすると2つの大洋フライトでかなりのマイルを削減できます。さらにヨーロッパからアジアまでの移動は地上移動と認識も可能であるので、日本帰国フライトを仁川>福岡にすればそこでもマイル数が削減できます。
今回の海外発券はそれをつなげる役割を期待できます。楽々なビジネスとしても。
以上を言い換えると、ヨーロッパでかなり広範囲に移動したり、LCCがあまり存在しないアフリカで移動したりする際に高額なビジネスクラスを世界一周特典航空券を地域周遊券のように活用でき、コスト削減ができます。
ボゴタからヨーロッパにはスターアライアンス加盟ではアビアンカ航空があり、スペインとイギリスとドイツにフライトがあるので、北大西洋よりは区間マイル数は伸びますが、取りやすいと言うメリットもあります。また、アメリカで滞在するよりもコロンビアの方が安いのもあります。
以上のような観点からコンビネーションとしてはスターアライアンス世界一周特典航空券が最適かもしれません。説明が長くなり、なんかスターアライアンス世界一周特典航空券の記事みたくなってしまいました。
最後に
今回はPP単価の良いビジネスクラスとしてユナイテッド・ファースト(アメリカ国内線と近隣国での実質ビジネスクラス)の単価が良いクラスをフィーチャーしてみました。
以前にもフィーチャーしました。今回は原油価格と円安でどうかと思いましたが、依然として良いクラスでした。過去には70Pもありましたが、今回はZクラスであり、プレミアムポイントを貯められる路線であります。
そして、世界一周特典航空券との相性も良く、それを少ないマイルで発券できるのでヨーロッパやアフリカの周遊に活用できそうであります。
色々な航空券がありますね。