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田園都市線は意外ともろいですね

田園都市線の事故から同線のもろさなどを考察してみましたので、お伝えします。

田園都市線とは

田園都市線は、東急電鉄が運行する鉄道路線の一つで、正式名称は「東急田園都市線」です。

基本情報

路線名:東急田園都市線(DT)

運行会社:東急電鉄

区間:渋谷駅(東京都渋谷区)~中央林間駅(神奈川県大和市)

路線距離:約31.5km

駅数:27駅

開業:1953年(当初は新玉川線を含む形で整備)

特徴

東急グループが戦後の郊外開発とともに整備した「田園都市構想」に基づく路線で、
渋谷と多摩田園都市地区を結ぶ通勤・生活路線です。

東京メトロ半蔵門線(16.8km)や、さらに直通運転で東武スカイツリーライン(伊勢崎線)や日光線の久喜(46.6km)や南栗橋(50.3km)まで乗り入れています。南栗橋行きのイメージは強いですね。
そのため、埼玉県の久喜や南栗橋から神奈川県の中央林間まで、1本で行ける長距離直通列車もあります。南栗橋や久喜から中央林間までは100km前後の運行となり、その中には大手町、永田町、青山一丁目、渋谷などの都心駅にも停車するので、埼玉や神奈川から都心に通勤する人にも需要な路線でもあります。

日中は10分間隔程度、朝夕は混雑が非常に激しい「首都圏屈指の通勤路線」として知られています。

田園都市内路線


今では相互乗り入れにより、埼玉や東京との渋谷以南を結ぶ路線として有名ですが、田園都市線の単体での路線を見てみましょう。

起点は渋谷となります。三軒茶屋、サザエさんのお家がある桜新町、楽天クリムゾンな二子玉川を過ぎると神奈川県に入り、南武線との乗換駅の溝の口、横浜駅からのが乗換駅が便利なあざみ野、JR横浜線との乗り換え地点の長津田、駐車場に止めなくても良いアウトレットモールがある南町田クランベリーパーク、そして、林間学校が出来そうと思うくらい自然が豊かと思うと実はそうでもない終点中央林間となっています。

中央林間では小田急線の乗換駅でもあります。田園都市線は都内と川崎市と横浜市をと言うイメージですが、町田市と大和市を走る路線でもあります。

ちなみに田園とは名称に付きますが、田園調布は田園都市線の沿線ではなく、東急東横線の駅となります。また、田園調布の行政区は羽田空港と同じ大田区であります。

最も駅を飛ばす最速達列車は急行であり、渋谷からは三軒茶屋、二子玉川、溝の口、鷺沼、たまプラーザ、あざみ野、青葉台、長津田、南町田、終点、中央林間となっています。

個人的には駐車場渋滞不要な電車で乗り換え無しで行ける駅直結のアウトレットの南町田がお気に入りです。

田園都市線の事故

2025年10月5日の23時過ぎに事故は発生しました。中央林間発渋谷行きの列車が梶が谷駅手前で留置線に入ろうとしていた回送電車と接触して回送電車が脱線すると言う事故でした。幸いにもけが人はいませんでした。その数日前に高山線でJR東海の特急と自動車を運ぶ車が踏切で衝突する事故があり、航空機では事故が続くジンクスがありますが、鉄道も同様なのかと感じてしまいました。

事故の詳細は国が調査中ですが、鉄オタデスクがいる日テレの動画が比較的(鉄オタ的には)わかりやすいです。

news.ntv.co.jp

田園都市線は渋谷と鷺沼間で運休しています。神奈川県内の鷺沼と中央林間間は運行しているものの、事故が発生した梶が谷駅付近(同駅と鷺沼駅付近に)に車両基地があるため、そこで寝ていた列車の身動きが取れなくなっているため、田園都市線はそもそもですが、それだけでなく、等々力や大岡山、旗の台を経て羽田空港へも近い大井町までアクセスする東急・大井町線の車両繰りにも影響が出ています。

いみじくも、前日に東急は蒲蒲線新設の具体的スケジュールを発表したと言うのも何ともシュールです。

事故の原因

現時点では国土交通省の立ち入りのもとに検証がされていますが、原因は開示されていません。ただ、ファクトとしては留置線に待避しようとした回送列車が何らかの問題で、本線から留置線に退避しきれずに一部車両が本線にはみ出でいるまま停止。そこに渋谷行きの上り列車が本線を走行してきて、目視で緊急停止を作動させたものの、間に合わずに衝突と言う顛末のようです。

鉄道は衝突防止のために様々な信号システムが設置されていますが、今回はそれが十分に作動していたのかが疑義のポイントのようです。システムが留置線に電車が入ってしまったと誤認識して、本線上りの列車に青信号を出したのか、気になるところです。

留置線との分岐の部分に十分なATCの装置があったのかと気になってしまいます。

何となくの想像ですが、留置線への回送入れ込みに対して、運転手が不慣れであり、想定以上の速度で侵入したため、車止め衝突のため防止のために安全装置が作動したは良いものの、本線に後尾車列がはみ出していることに対しての本線の警報装置がどうだったかと言うのが気になります。

このような欠陥シナリオではなく、もっと安全装置が働く上での、偶然と偶然が重なった結果かもしれませんが、まあ、丸1日運休となると大都市・東京と神奈川を結ぶ重要路線でもあり、並走する鉄道路線も少ないので沿線で通勤・通学している人は堪ったものでは有れませんね。

大井町方面にも影響があるのは新線建設に合わせて新たにリスクヘッジが必要とも感じてしまいました。東急としては現在の車両基地配備は最適なのかもしれませんが、羽田を目指したり、都心通勤者への信頼性を上げると言う点ではここからスタートを意味するエポックメーキングとも言えます。

最後に

田園都市線は名前のとおり、田園風景が想起されますが、実際は渋谷や都心部までの人気路線であり、朝などはかなり混雑する路線であります。まあ、田園風景は多摩川を越えるて神奈川県に入ると雰囲気は十分ですが。ただ、他の鉄路としての代替手段がないので、東急としてはいい儲け路線とも言えますが、こうした事故が起きるとかなりの不便と言う事も今回でわかります。やっぱり親方日の丸のJR沿線が良いとも感じますが、JRの駅のトイレは高頻度なのか臭いは気になるところでもあります。

どこに住むかと言うのは交通アクセスの冗長性が重要であります。メガロポリスの東京ではなかなかな判別が厳しいですが。

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