ターキッシュエアラインホームページより
ターキッシュエアラインのマニラ発の北米(ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ)行き往復のビジネスクラスのプロモーション運賃が安いため、調べてみました。
ターキッシュエアラインのビジネスクラス
ターキッシュエアラインホームページより
ボーイング777-300ERでは、2-3-2配列で、シートピッチは78インチで、シート幅は22インチで、フルフラットになるシートです。最新の個室間隔のビジネスクラスではありませんが、オープンでゆったりとした感じがあります。
ターキッシュエアラインホームページより
そして、最大の楽しみは食事であり、フライングシェフと呼ばれる機内食のサービスを提供するスタッフが同乗しており、地上で調理された料理の最終味付けをしてくれるみたいです。通常のレストランでは、シェフがお客さんの前に出て来ることはあまりありませんが、空の上ということで、特別なのかもしれません。
運賃・ルート
もっとも距離のあるマニラ=イスタンブール=ロサンゼルスで検索してみました。プロモーション運賃の人気が高いのか、最安運賃の日は少ないですが、検索結果は下記の通りです。
2月8日木曜の夜にマニラを出発し、翌朝イスタンブールに到着し、乗り継ぎ時間が長めですが、同日ロサンゼルスに向けて出発します。復路は3月9日金曜日の夕方にロスを出発し、こちらもイスタンブールでの乗り継ぎ時間は長いですが、マニラには翌々日の夜に到着します。運賃は約189,224円となります。
積算マイル
今回の予約クラスはプロモーションであり、Jクラスであり、ANAマイレージクラブの場合100%加算とビジネスとしては少し物足りないですが、距離は往復で2万マイルを超えます。
マイルはMileCalc.comより算出しました。
マニラ=イスタンブール 5,685マイル
イスタンブール=ロサンゼルス 6,871マイル
往復合計
(5,685+ 6,871)×2=25,112マイル
マイル単価
189,224円÷25,112マイル=7.54円/マイル
プレミアムポイント
100%加算ですので、搭乗ポイント400Pも各区間に加算されます。
マニラ=イスタンブール 5,685マイル
イスタンブール=ロサンゼルス 6,871マイル
往復合計
(5,685+ 6,871+400+400)×2=26,712PP
PP単価
189,224円÷26,712ポイント=7.08円/PP
目的地をサンフランシスコにした場合は、少しマイル数は下がりますが、ロサンゼルス級のプレミアムポイントを獲得できます。シカゴの場合は、プレミアムポイント数が下がり、PP単価も上がりますが、最安運賃がかなりの日程で利用できたりします。100%加算ではありますが、ビジネスクラスですので、エコノミーのようにアップグレードが成功するか心配する必要もありません。
運賃ルール
あまり情報が出ていないのですが、ルールとしては払い戻しが不可であり、変更には約2万フィリピンペソ(約22,500円)がかかり、ビジネスクラスとしてはフレキシビリティがなく、決めたら絶対実行のチケットであります。
日本からどんな組み合わせにするか
マニラ発券のため、まず日本からマニラに行く必要があります。フィリピンは東南アジアでありますが、ANAの特典航空券では香港と同じカテゴリーのZONE3であり、エコノミーの場合、レギュラーシーズン20,000マイルとなります。日本からマニラまで同日乗り継ぎ、マニラから日本までは翌日乗継となります。このほか、LCCを利用して安くマニラまで行く方法も考えられます。
次に、上記検索では、ロサンゼルス到着が2月9日、ロサンゼルス出発が3月9日と1カ月もあります。ロサンゼルスで1か月滞在できる人もいると思いますが、そうでない人はANAのロサンゼルス発券で東京(東南アジア)往復を購入して、2月11日出発の3月8日、日本発でチケットを購入すれば、プレミアムポイントをさらに貯めることができます。ロサンゼルス便(羽田発着)は日本を夜発と日本着早朝着もあるので、休暇日数を抑えて旅程を貫徹することも可能かと思います。
最後に
プロモーション運賃のため、空席があまりないかもしれませんが、ビジネスクラスでPP単価が7円台はなかなかなく、サービスでは定評のあるターキッシュエアラインのビジネスクラスを利用できるので、時間に余裕があれば、ぜひ利用してみたいルートであります。長距離フライトで乗り継ぎ時間もあり、通常考えると億劫なルートですが、機内で食事とお酒を楽しんだり、読書に浸ったりして、かかる時間を逆手にとって、自分だけの時間を充実させることができるかもしれません。
ターキッシュエアラインホームページより