スターアライアンスメンバーのポルトガルのフルサービスキャリアのTAPポルトガル航空のダブリン=シカゴが安いためまとめてみました。
TAPポルトガル航空とは
TAPポルトガル航空とはポルトガルのフラッグキャリアであり、欧州内のフライトの他、大西洋やアフリカに就航しており、過去の植民地であった都市とのルートが豊富であります。
マカオは中国に返還されていますが、過去の経緯からマカオ航空の大株主のようであります。
世界一周特典航空券を検索した人であればわかると思いますが、ビジネスクラスでは同社のルートに空きがあることも多く、認知している人がいるかもしれません。
A330neoという新機材を運用中
同社はボーイング777-300ERをオペレートするほどメガキャリアではありません。しかし、大西洋を渡る路線を多く持ち、A321などの小型機では厳しいルートを運航しています。
そうしたなかで、燃費の良い中型機の最新型機A330-900(A330neo)を比較的早期に運行を開始しています。
エアバス社がゼロから造ったA350と比較するとインパクトは少ないですが、経費を考えると優れた機材であります。
ビジネスクラスのシートスペックはシートピッチ42" (106,68 cm)シート幅20.5" (52,07 cm)のフルフラットであります。配列は1-2-1配列であり、ヘリンボーン配列となっています。
同社ではそのシートの動画がありましたので、シェアします。
ビジネスクラス ダブリン=シカゴ片道
今回は2020年新年年明け早々の1月2日にダブリンを出発するルートです。
旅程
ダブリンを10:35に出発し、リスボンには13:15に到着します。リスボンではほぼ24時間に近い滞在時間があります。
ウンベルト・デルガード空港は地下鉄が直結しており、リスボン市内からもあっという間であります。
また、空港バスについては中心部まで20分程度です。
以前、両方利用しましたが、バスの方が上下移動は少なく、運行経路もほぼ直線であった記憶があります。
この時間を利用すればロカ岬に行き、夜はおいしそうな魚料理をワインをいただき、朝はゆっくり起きて、空港ラウンジでまったりと言うこともできます。
TAPポルトガル航空ではリスボンに同社のラウンジがあります。アクセス基準はスターアライアンスゴールドであればエコノミーでも利用できます。
また、プライオリティパスがあれば、リスボン空港名所(日本人だけかもしれませんが)Lounge ANAを利用できます。ANA Loungeに負けない設備であります。マイル修行のネタに利用するのも良いかもしれません。
リスボンからシカゴは昼下がりの時間に出発し、オヘア空港には夕方4時過ぎに到着します。オヘア空港は地下鉄が直結しており、小一時間でシカゴ市内まで移動が可能です。
マイル修行のリターンは
マイル修行のリターンである、プレミアムポイントにかかる詳細は下記のとおりです。
運賃 約74,354円
予約クラス 全区間Jクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント合計 7,086PP
PP単価 10.50円/PP
片道ビジネスとしては破格であり、片道の自由さを考えればとてもありがたいルートであります。
ただし、この運賃は人気なのかほとんどの旅程で空席がほぼラス1であります。同社の作戦かもしれませんが、世界一周を考えている場合は候補日をチェックしてみるのも良いかもしれません。
最後に
世界一周ビジネス運賃はスタート当初は当時のパソコンを買うよりも安かったですが、現在では小型車の新車が買えるほどであります。
高額となった世界一周運賃を選択するよりも局所局所のルートを見極めて、安くて快適なルートを選択して利用すると低コストで世界一周ができ、旅好きの人にはとても満足できるかもしれません。