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高崎線・快速アーバン乗車記 平成元年生まれの凄さ

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快速アーバン

東京と埼玉と群馬を結ぶ在来線の優等列車である快速アーバンに乗車してみましたので、お伝えします。

平成元年生まれの快速アーバン

快速アーバンは1989年3月11日にダイヤ改正と同時に運行された快速であり、東海道線の快速アクティや東北線の快速ラビットとは世代の違う「平成生まれ」です。2022年では33歳であります。

運行開始した当初が最も快速らしい走りであり、上野を出ると赤羽、浦和、大宮、上尾、桶川、鴻巣、熊谷、深谷、本庄、新町、高崎、新前橋、前橋となっていました。

その後、北本駅が停車駅だったり、そうでなかったりしたものの、個人的には当初の停車が何となく、快速アーバンに馴染みがあると言うところです。

長野行新幹線で停車駅が変化

しばらく続いていた体系ですが、1997年10月に長野オリンピックと合わせて開業した北陸新幹線一部開業(長野行新幹線)にあわせて、熊谷以北は各駅停車となりました。それまで走っていた信越線特急「あさま」が廃止となり、新幹線に格上げされたため、高崎線のリフォームの結果と言えます。

以後しばらくは、通勤時間帯は通勤快速、それ以外の日中はアーバン、土日もアーバンと言う形でした。

その間に赤羽駅の高架化や池袋駅の線路改造など着々と湘南新宿ラインの開業に向けて線路の改造が進み、21世紀になり、湘南新宿ラインが開通します。

湘南新宿ラインと上野東京ラインに揉まれる

それまで一部は池袋にも乗り入れたアーバンは東海道側との快速との整合性から、上野専業となります。そして、湘南新宿ラインの快速と特別快速とすみわけとなりました。すみわけと言っても日中の大半は湘南側の快速と特快にとられてしまい、上野止まりのアーバンの存在が希薄となります。

その後、東海道線や横須賀・総武線に導入されていた普通車グリーン車が2004年頃から高崎線の普通列車・快速列車でも進みます。

現在は231,233系の編成のみであり、グリーン車は2階建て2両でありますが、当時は211系時代であり、今と同じ二階建てのグリーン車と平屋建てのグリーン車(サロ211,210)も接続されており、平屋は天井が高くていいとか感じていたものであります。

そして、上野東京ラインが開通しても上野発着しても体系は変わりませんでしたが、2021年に通勤時間帯と棲み分けていた仲間の通勤快速がアーバンにとって代わられました。

と言っても、アーバンは運命の上野発着であり、21:30発までであり、それ以後の快速は湘南新宿方から来る無印快速であります。上野発の快速と言う特殊感は開業当初から変わっていないとも言えます。

快速アーバン乗車記

高崎駅西口

以上のように主役だったのかそうでなかったのかよくわからない快速アーバンですが、33年間も走り続けているため、乗車してみます。

高崎駅から

高崎駅 案内

快速アーバンは前橋や新前橋が始発でありますが、群馬県最大の交通の要衝の高崎から乗車してみます。

高崎駅の西口の外観は上越新幹線が開業してからあまり変わっていません。ビックカメラの発祥の東口はヤマダ電機の本社ができたり、駅自体も大きく変わっているのと比較すると駅自体の変化は少ないと言えます。

しかし、西口の駅舎の反対側を見ると高崎オーパがあったりしますが、300mほど西に歩くと大きな変化はないようです。

日本映画のロケ地によくされる高崎の景色は意外と記憶にあるかもしれません。

高崎駅構内

高崎駅 だるま

高崎駅は群馬県一の交通の要衝であるのは2世紀ぐらい変化しておらず、今でも賑やかな駅であります。だるま像があったりするのはご当地愛嬌であります。

高崎駅 ホーム内 蕎麦屋

特急あさま号があった時代からあるだろうホーム蕎麦屋もあります。おそらく、平成時代から立て直しをしていない独特の雰囲気があります。個人時にはとても印象的でありますが。

一方で行先を知らせる標は熱海や伊東など上野東京ラインバリバリの時代を感じさせます。東海道側の速達列車が少ないのが気になりますが、ホリデーグリーン車で料金で格安にゆっくりJR東日本をお楽しみくださいと言うことかもしれません。

出発

高崎線 E233系

いよいよ入線であります。先頭はE233系であります。今も昔もあまり変わらない約90分のアーバン旅程でありますが、グリーン車の上席に着きます。

クハ303

出発すると左側にはクハ303がいます。最後は上信電鉄で利用されていた車両でありますが、隣に107系があるとこのエリアはお古が多いと思ってしまいます。

神流川

倉賀野、新町と停車し、列車は群馬と埼玉県境の神流川を通過します。この川の源には水力発電所があります。1985年8月12日にこの辺りは有名になり、水力発電所が秘密基地のようにも言われたこともありますが、実際はどうなのでしょう。

アーバンらしい停車駅

籠原駅

そんなことを逡巡していると籠原駅に停車です。籠原駅は車両基地があり、高崎線の普通・快速列車の系統の分岐点でもあります。

東北線では小山、東海道線では小田原、常磐線と中央線は例えが微妙ですが、土浦、大月あたりと言えます。

上越新幹線とき号熊谷駅入線

続いて、熊谷に到着です。今回、弾丸で高崎に来て、帰りも高崎から新幹線と思いましたが、ほぼ全停車の新幹線ときしかなく、普通列車のホリデーグリーン料金と新幹線特急料金を天秤にかけると時間では30分くらいしか変わらないものの、料金は1,500円近く違うために、快速アーバンにしました。そんな比較で敗れた新幹線・ときが熊谷駅新幹線ホームに入線していきます。

熊谷からは快速パワーを衰えることなく発揮しており、大宮停車もあっという間であります。いつの間にか浦和に停車であります。

浦和駅@快速アーバン

日曜の夕方らしく、平成初期時代に名をはせたアーバンとラビットが名を連ねています。この後、赤羽で後続の上野東京ラインの普通を待って東京駅に行っても良かったのですが、アーバンらしく上野で乗り換えをすることとなります。上野駅は当然のようにかつて北斗星とか出発点となっていた地上ホームであります。

高崎行き快速アーバン

乗ってきた列車はドライに20:19分発の3935Mの快速アーバンとして高崎に余韻なく、折り返していきます。走っている方が落ち着くのかもしれません。

上野駅にて

上野駅

ここから、山手線に乗り継ぐのは面倒ですが、今は空いた上野駅であります。それでもラッシュ時は結構な人もいるのが東京であります。

上野駅コンコース

日曜日の夜でも上野駅は人流がありましたが、結構少なく感じます。上野駅も変化しているかもしれません。外人が戻ってくれば活況呈するかもしれませんが、上野東京ラインの元が取れる期間に影響があるかもしれません。

折角なので、改札内の施設を活用と思いつつも、平成初期のような格安の飲食店もなく、かといって、高額ではあるもののいまいち味がわからない惣菜をお土産にしてもと言うのが現状と言えます。

最後に

2022年で33歳となった快速アーバンでありますが、関東快速3姉妹のアクティ、ラビットとともに現存する普通列車の快速であります。

高崎線と言う特殊事情(1997年10月までは信越方面の特急が多数運転、2001年に湘南新宿ラインが運用開始、2015年に上野東京ラインが開通)もありながら、生き残っています。

快速区間は上野=熊谷間ではありますが、所要時間にあまり変わらないので、青春18キッパーが新潟以北を目指したり、逆に東京方面を目指してたどり着く同列車は東海道とは違い、意外とありがたい列車かもしれません。

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