スターアライアンスの沖縄=グアムのビジネスクラス往復がどれくらいかの割安さか、まとめてみました。
日本とグアムの路線
日本とグアムの間の路線は成田、中部、関西、福岡に就航しています。そのうち、ワンワールドはJALが成田と1日2往復、スターアライアンスでは、成田が1日3往復、中部(名古屋)が1日1往復、関西が1日1往復、福岡が1日1往復をそれぞれ運航しています。スカイチームはデルタ航空が以前成田との間を運航していましたが、需要減に伴い2018年1月より運航を取りやめています。また、韓国のLCCであるティーウェイ航空が1日1往復運航しています。ユナイテッド航空が日本との間では最多であり、グアムをハブとして、ミクロネシア各島やフィリピン、香港、ホノルルにも就航しており、ローカルの交通手段の役割のほか、軍事拠点を結ぶ路線としても位置付けられているようです。
ANA+ユナイテッド航空 沖縄=グアム ビジネスクラス往復
旅程
台風は多いシーズンでありますが、ANAマイレージクラブでは、国際航空券発券の国内線クラスが改定される前の9月にて、旅程を検索してみました。
沖縄からですと福岡や名古屋での乗り継ぎもありますが、敢えて一番距離の長い、成田空港で選択してみると下記のような旅程になります。ANAで沖縄と成田を唯一接続しているNH2158/2159便(UA7980/7972便)を利用し、成田からはユナイテッド航空を利用するパターンとなります。グアムは23時前に到着し、グアムからは正午に出発するため、体には優しいルートと言えます。
運賃・予約クラス
運賃は118,810円です。予約クラスは日本国内区間がYクラス(ANAでは100%加算で、搭乗ポイント400ポイントは付与されない)であり、国際線区間はZクラス(ANAでは125%加算で、搭乗ポイント400ポイントは加算されます)成田からグアム直行便の場合、ビジネスクラスの最安の予約クラスはPであり、それと比較すると沖縄発の方がメリットは有ると言えます。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイル・プレミアムポイントは以下の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
---|---|---|---|---|---|
9月8日 | OKA | NRT | 984 | 984 | 1,968 |
9月8日 | NRT | GUM | 1,561 | 1,951 | 2,351 |
9月10日 | GUM | NRT | 1,561 | 1,951 | 2,351 |
9月10日 | NRT | OKA | 984 | 984 | 1,968 |
合計 | 5,090 | 5,871 | 8,639 |
積算マイル5,871マイルであり、プレミアムポイントは8,639PPです。PP単価は13.75円/PPであり、ANAの国内線をアドオンしていても、単価は良いとは言えませんが、グアムに行く場合に、プレミアムポイントも加算したい場合は、メリットが有ると言えます。
最後に
グアム2017年末から国際情勢の中で、リスクが向上したように見えますが、2018年6月のシンガポールでの米朝首脳会談において、リスクはある程度下がったと思われます。また、中国や韓国からのフライトも多く、そうした観光客が多いところに焦点を合わせるのか疑問でもあり、身近にリゾートを楽しみたい場合にはいいと思います。ただし、最近の気象状況からすると台風の巣でもあり、欠航や遅延のリスクもあり、悩ましいところではありますが、スターアライアンスのフライトが多いグアム路線は穴場かもしれません。