クアラルンプールのKLセントラルステーション近くにある新世マリオットグループのホテルであるセントレジス・クアラルンプールに宿泊しましたので、お伝えします。
場所
場所はKLセントラル駅から徒歩で行ける場所です。もっとも、同ホテルに行くよりも歩かなくても済むホテルは、ヒルトン・クアラルンプール、ル・メリディアン・クアラルンプール、アロフト・クアラルンプールがあり、こられのホテルでも十分な設備があり、セントレジスは少し違った需要が考えられます。
同ホテルではバンによるシャトルサービスを提供していますが、タイミングによっては、時間を持て余すため、歩いていった方が早いです。2017年にクアラルンプールで新たにMRTが開通したことにより、KLセントラルにも新たな駅ができましたが、KLエクスプレスなどの駅とは離れており、東京駅の京葉線と言うか、武蔵小杉のJRと東急の各駅ぐらいの遠さがあります。その連絡通路を歩くと、セントレジスにたどり着くことができます。
KLエクスプレスの到着改札の目前には、MRTへの連絡通路があり、その方向に進み、ヒルトン・メリディアンの入り口を通過し、MRTの入り口とは別の方向に進み、Qセントラル方面に進みます。ここで、連絡通路は終わり、エスカレーターで地上階に降り、隣接するビルまで歩くとセントレジス・クアラルンプールがあります。所要時間は5分程であります。(連絡橋の完成により、ヒルトンとメリディアンは以前の導線よりも便利なったと言えますが。)
クアラルンプール唯一のカテゴリ6
世界最大のホテルグループ統合後、セントレジスはクアラルンプール市内の同系列ホテルのロイヤリティプログラムでは唯一カテゴリ6になっており、リッツカールトンやWクアラルンプールのカテゴリ5を上回っています。確かに近代的であり、隔世感を感じますが、費用からするとコスパはよさそうです。
宿泊記
チェックイン
思いのほか、人がいないレセプションにて受付をします。ちょっと遅いチェックインのためか、宿泊客はおらず、スタッフの方が多いくらいで撮影も気まずいため、撮影をせずにチェックイン。超高級ホテルらしく着座してチェックインを待っていると、お決まりのドリンクとホットタオルが出てきます。スタッフの対応は意外とシンプルであり、エレベーターまで案内してくれます。手荷物しか持っていなかったため、必要ないと配慮した結果かもしれませんが。
ルーム
セントレジス・クアラルンプールでは、7階から21階まではホテルであり、それより上層階はセントレジスが運営するレジデンスであり、より高層階からの景色を望む人にはちょっと不満かもしれません。
客室はラストミニッツで値下げしたレートで宿泊することができ、カテゴリ6のホテルとしてはコスパが良かったと言えます。ただし、当ホテルでは、最低ランクの部屋でありましたが、63㎡の広さでとても良い体験と言えます。
基本的にはキングルームであり、ワンルームであります。ただし、バスルームやパウダールームの広さは同市内の他のホテルよりも勝っており、さりげない豪華さがあります。また、室内のデザインも豪華とモダンの間で調和しており、嫌みのない豪華さが、このホテルの特徴と言えます。
ワーキングスペース
ワーキングスペースは充実した接続ポートとゆったりとしたデスクがあり、ブログ作成などの作業が捗ります。パソコンから視線を外す際の、視野も良く、良いアイデアが浮かぶスペースであります。パワーポート関連はUSBからHDMIまで完備されており、何も困ることはありません。もちろん、日本のプラグにも対応しています。
ベッド
ベッドは系列のホテルとあまり変わりませんが、気品は感じます。ベッドの足元にはスリッパがきちんと用意されており、このあたりはカテゴリ6と言えます。ナイトテーブルのランプがオシャレです。
テレビ
テレビはホテルでは当たり前になりつつある、壁掛けですが、建物設計時点からテレビの壁掛けを前提とした設計なのか、調和がとれております。チャンネルについては、NHKワールドもあり、長期滞在でも不便はないと言えます。
ウェルカム・サービス
ウェルカム・サービスとしては、スイーツとフルーツがコーヒーテーブルに置かれています。チェックイン前に飛行機で機内食を食べたこともあり、スイーツはチェックイン後にはとてもよく、フルーツは寝覚めにかじるにはちょうど良いくらいでした。
ドリンクバー
ドリンクバーは一般のホテルでは、目立ちませんが、当ホテルでは、立派過ぎて圧巻です。専用の大型キャビネットがあり、スナックから洋酒まできちんと配備されています。さらに、冷蔵庫には、冷たくておいしさを感じるドリンクが配備されています。気に入ったのは、シャンパンから炭酸水までの配列(右肩下がり)が秀逸で圧巻です。
窓からの景色
偶然なのかわかりませんが、窓からの景色はクアラルンプール・タワーとペトロナス・タワーが夜景でも昼景でも見ることができました。窓は床から天井までパノラミックウィンドウであり、開放感は格別であります。
バスルーム
バスルームはバスタブとシャワーブースとトイレと洗面エリアが独立しており、快適さは半端ないです。
トイレはTOTOネオレストが完備され、便座の自動開閉から洗浄まで、完璧です。トイレにもアートがあり、贅沢であります。シャワーブースはレインタイプとホースタイプが完備され、ホースタイプのシャワーヘッドにはレバーがあり、シャワーモードの変更も可能であり、体を隅々まで丹念に洗うことができます。
バスタブには、テレビモニターもあり、バスタブにつかりながらテレビを堪能でき、横になるとビシネスクラスに搭乗しているような感じも味わえます。
アメニティ・キット
アメニティ・キットについては、フランスのREMEDEであります。そのほか、オーラルキットはビジネスクラスのアメニティで貰うものと変わらないほか、マウスウォッシュもコンビニやドラッグストアで販売されているものと変わりませんが、あると重宝します。
パウダールーム
ウォークインクローゼットも兼ねたパウダールームがあり、パウダールームだけで、カプセルホテルぐらいの広さがあります。パウダールーム内にはセーフティボックスもあり、荷物がここにまとめられるので部屋が整然とできると思います。
プール・フイットネス
プールとフィットネスは6階にあります。フィットネスはホテルゲストとレジデンス居住者と共用であり、24時間営業です。ホテルのカードキーで開けることができます。
プールについては、ホテルゲストとレジデンス居住者向けで分かれています。
ホテルゲストはクアラルンプール・タワーやペトロナス・タワーが望める方にあり、レジデンス居住者向けのプールはNu Sentral側にあり、ヒルトン・メリディアンが見えます。こうしてみるとヒルトン・メリディアンは薄い建物です。スパも6階にあり、10:00~24:00まで営業しています。
最後に
当ホテルを利用した感想としては、他の宿泊客とすれ違うことがなかったのが印象的です。チェックイン・アウトもそうですが、エレベーターやプールなどの共用フロアでもすれ違うことがありませんでした。ホテルの規模が大きくないためか、部分的に開業したため、認知度が低いためかわかりませんが、世界最大のホテルグループのカテゴリ6としては珍しいですが、誰にも知られず静かに過ごせることを考えると、良い隠れ家と言えます。贅沢な引きこもりができる数少ない場所と言えます。