シンガポール航空グループのシルクエアーが2019年5月から、シンガポールと韓国第二の都市である釜山に就航するため、今後の韓国発券を考えてみました。
シンガポール=釜山間にシルクエアー就航
2019年2月18日にシンガポール航空のニュースリリースを見るとシルクエアーの新規就航のニュースが出ています。
機材はボーイング737MAX8型機でビジネスとエコノミーの2クラスとなっています。
スケジュールは下記のとおりです。
シンガポール発
MI876 SIN23:15 →PUS+7:00
月曜日、水曜日、金曜日、土曜日釜山発
釜山発
MI875 PUS 8:30 →SIN 14:00
火曜日、木曜日、土曜日、日曜日※ ※火曜日は8:00発
金曜日の午後に日本を発ち、釜山で食事など楽しみ、土曜の午後にはシンガポールに到着します。帰りはソウル行きに搭乗しても同一国のため、あまり高くならないと言えます。
SilkAirの最高経営責任者であるFoo Chai Woo氏は、
「シンガポールおよび世界中のお客様に、私たちのネットワークを探索するためのもう1つの活気ある魅力的な目的地を提供します。 「この新しいルートは、アジア太平洋地域およびそれ以降の地域で、シルクエアーとシンガポール航空のネットワークとのアクセスと接続性を高めたいと考えています。
と述べています。
釜山とは
釜山は韓国の南東部に位置する港湾都市であり、行くと大きな貨物船が行きかう都市であります。姉妹都市は多く、福岡、下関、バルセロナ、オークランド、モントリオール、ホーチミン、高雄、ロサンゼルス、上海、リオデジャネイロの他、多数あります。
アクセスとしてはソウルから空路と新幹線が頻繁に運行されています。
日本からの空路はフルサービスキャリアではJALが成田と大韓航空が成田、関西、中部などと接続しています。
LCCでは、ピースが関西と結んでいるほか、韓国系のLCCジンエアー、チェジュ航空、イースター航空、ティーウェイ航空が関西空港を中心に日本各地と結んでいます。
海路では、博多港と高速船が結ばれているほか、大阪、神戸、下関からもフェリーがあります。
現時点の運賃は?
現時点の運賃をGoogleフライトでチェックしてみると、まだ出てきません。スターアライアンスではタイ国際航空が釜山から直行便があり、そちらの方が安いようですが、シンガポール航空は日本にボーイング787-10型機を関西空港に就航させた際に、度肝を抜かれるようなプロモーション運賃を実施しており、ANAマイルの積算されないシルクエアーから接続のシンガポールからの以遠ルート(遠いところであればニューアークなど)のプレミアム運賃のプロモーションに期待したいところです。
2020年からシンガポール航空ブランドに統合
シルクエアーホームページより
シンガポール航空は2018年5月に2020年からシルクエアーのブランドをシンガポール航空に統合していくことを発表しています。また、シルクエアーの機材の内装をリニューアルしてシンガポール航空らしくすることを表明しています。
釜山路線もシンガポール航空便となるとマイル修行としては、ソウルに次ぐ韓国発券がスターアライアンスで可能となります。しかも、日本からのアクセスも地域によってはLCCで安くて近くなり、期待が持てるところであります。
以前、統合について書いた記事はこちらです。
最後に
シルクエアーの就航はスモールスタートとも言えるため、早期に撤退することも考えられますが、タイ国際航空は長い間、バンコクとの直行便を就航しているほか、港湾都市でもあるため、シンガポール航空との統合まで維持されるのも、期待できるところでもあります。
また、韓国発のプロモーション運賃でビジネスクラスなど安い運賃がシンガポール以遠で出てくるとおもろしい体験ができるかもしれません。
またひとつチェックする都市が増えたと言えます。