ニュージーランド航空とシンガポール航空の組み合わせによる羽田=オークランドのプレミアムエコノミー往復が東京とオークランド直行便よりも安く、プレミアムポイントが積算されるため、まとめてみました。
シンガポール航空・ニュージーランド航空のプレミアムエコノミー
両社とも外部機関における評価は高く、プレミアムエコノミーにおいてもサービスの質は高く、新型機材での運航が多いため、総じて満足度が高いと言えます。シートスペックは各社以下のとおりです。
航空会社 | 機材 | シートピッチ | シート幅 | 素材 |
---|---|---|---|---|
NZ | B787-9 | 41 | 19 | レザー |
SQ | B777-W | 38 | 19.5 | レザー |
ニュージーランド航空のシートピッチは業界では最も広い41インチであり、シンガポール航空よりも広いと言えます。一方で、シート幅は0.5インチ広く、両社ともそれぞれ特徴があります。羽田からオークランドまでシンガポールを経由していく場合、羽田=シンガポールは3,000マイル超、シンガポール=オークランドは5,000マイル超と長距離路線の方がシートピッチの広い方がよく、今回の旅程はベストと言えます。
プレミアムエコノミー 羽田=オークランド往復
2月の3連休前にあえて、試算してみました。
旅程
往路は羽田を朝8:50に出発し、チャンギ空港には15:25に到着します。機材はボーイング777-300ERと豪華な機材であります。チャンギ空港にて3時間15分の乗り継ぎ時間にてニュージーランド航空にてオークランドに出発します。チャンギ空港は楽しめる空港のため、買い物などしているとあっという間に時間が過ぎます。チャンギ空港を18:40に出発し、オークランドには翌朝2月3日朝9:30到着します。機材はボーイング787-9型機と最新鋭であります
復路は一泊して、2月4日の朝11時にオークランドを出発し、チャンギ空港には16:25に到着します。機材はニュージーランド航空のボーイング787-9型機となります。チャンギ空港では、1時間乗り継ぎでシンガポール航空にて羽田に向かいます。羽田空港の到着は2月5日未明1時となります。都内在住であれば、何とか2月5日から出社もできます。シンガポール航空の機材はボーイング777-300ERであります。
運賃・予約クラス
運賃はエクスペディアで算出された運賃ですが、185,180円であります。予約クラスはSQ区間がPクラス(ANAマイレージクラブでは100%加算、搭乗ポイント400ポイントも加算)、ニュージーランド航空区間がOクラス(ANAマイレージクラブでは100%加算、搭乗ポイント400ポイントも加算)であります。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイルとプレミアムポイントは下記のとおりです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
---|---|---|---|---|---|
2月2日 | HND | SIN | 3,288 | 3,288 | 3,688 |
2月2日 | SIN | AKL | 5,225 | 5,225 | 5,625 |
2月4日 | AKL | SIN | 5,225 | 5,225 | 5,625 |
2月4日 | SIN | AKL | 3,288 | 3,288 | 3,688 |
合計 | 17,026 | 17,026 | 18,626 |
積算マイルは17,026マイルであり、プレミアムポイントは18,626PPとなります。PP単価は9.94円となります。ANAの改悪が続く中で、距離を稼げる路線としてはかなり前線していると言えます。また、ニュージーランド航空は日本との路線は事実上独占のため、割高であり、2018年から提携を強化したシンガポール航空との棲み分けをうまく使えば、マイル修行には良いと言えます。
最後に
日本からニュージーランドに行こうとすると直行便はニュージーランド航空に限られ、運賃はお高く留まっており、経由便を利用すれば安くなりますが、それなりのサービスを提供するシンガポール航空とニュージーランド航空の組み合わせの旅程でPP単価10円を下回るのはなかなか良いとも言えます。プレミアムポイントを稼ぎつつ、機内で快適に過ごしたい方は一度検索してみるのも良いと言えます。