日本からの直行便も予定されている南インドから日本に戻る際にビジネスクラスを利用した場合、どれくらいの費用とステータスポイントとなるかまとめてみました。
ANAとJALは南インドに直行便を就航
ANAとJALはそれぞれ、インドに既に日本から直行便を就航しています。ANAは成田から、首都デリーとムンバイ、JALは成田から首都のデリーに就航しています。
さらに、ANAでは2019年10月27日から週3便、南インドのチェンナイ(MAA)に成田からの直行便を就航させます。
JALは2020年夏ダイヤからバンガロール(BLR)に成田から毎日、直行便を就航させます。
両都市も経済発展が目覚ましく、IT産業や自動車産業など社会に大きなうねりをつくりながら影響を与えている業種が多く、日本とのかかわりも5年、10年先にはさらに強くなるかもしれません。
南インド発のビジネスクラスはどれくらいか
海外進出する場所が時代とともに、東から西へと変化するように、マイル修行もシンガポールやクアラルンプールからより距離が長く、すぐに復路として戻れる直行便区間へシフトしていくとすれば、ANAでもJALでも南インドの就航としては魅力的になります。
成田=チェンナイ間は4,037マイル(シンガポールの1.2倍の距離)であり、成田=バンガロール間は4,179マイル(クアラルンプールの1.25倍の距離)であります。距離だけでビジネスクラスの倍率相当であります。
2社ともアジア区間にはステータスポイントに優遇倍率を適用しており、それを考えるとますます距離の遠い方が有利となります。
さらに、新規就航となれば、搭乗率も気になるところであり、プロモーションも考えられます。
こうしたことを考えると、南インドまで週末弾丸でマイル修行をすることが5年後には当たり前になることも想定されます。南インド発発券では、フレックスで積算倍率の高いビジネスクラスは重要になるかもしれません。
チェンナイ発券スターアライアンス ビジネスクラス
ANAが就航するチェンナイから日本に向かうスターアライアンス便は同社以外では、経由便となりますが、エアインディア、タイ国際航空、シンガポール航空が該当します。
なかでも、マイル修行の最後の区間(日本に戻る区間の片道)では、タイ国際航空がコスパは良いみたいです。バンコク=日本間はA380が利用できるのもなかなかです。
運賃 約86,081円であり、片道プレミアムポイント合計は6,142PPであり、PP単価は14.02円/PPであります。
マイル修行を閉じる単価としてはちょっと高いですが、ビジネス片道であり、フレキシブルに対応ができるのがメリットであります。
バンガロール発券ワンワールド ビジネスクラス
南インド発のワンワールドではハブ空港が近い、スリランカ航空かクアラルンプール経由のマレーシア航空となります。
運賃と距離ともにクアラルンプール経由の方が安くて距離が長く、マレーシア航空には今後もお世話になりそうです。
JALとのコードシェア便での利用が最安のようであり、FOP的にはMH便のため、最適ではありませんがサービス的にはホッとするルートと言えます。
運賃 約96,844円であり、片道FLY ON ポイントは6,431FOPであり、FOP単価は15.10円/FOPであります。
マイル修行を閉じる単価としてはスターアライアンス便とほぼ同等と言えますが、距離が長い分、ステータスポイントは少し稼げます。
最後に
日本から特典航空券往復で南インドに向かい、南インド発券を繰り返す修行であれば、最後に日本に戻るルートを考える必要はありません。
しかし、それがうまくいかない場合は日本への片道、すなわち、閉じるルートを考える必要があり、最後のステータスポイントのひと押しとしてビジネスも利用したくなります。
単価は高いですが、持ち出しは驚愕する程でもないため、利用することも良いかもしれません。