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三井住友プラチナプリファードとANAカード どっちがマイルか比較してみた

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SMBC pref card

三井住友カードからポイントを貯めることを特化した三井住友カード・プラチナプリファードの発行が開始されましたが、ANAカードとの違いを比較してみました。

プラチナプリファードカード

同カードは9月1日から発行が開始されたカードであり、三井住友カードの最近のカードデザインを踏襲(表面にカード番号なし、コンタクトレス決済対応など)しています。

プラチナと言うことから、黒いカードとプラチナ色のカードが用意されているのも三井住友カートらしい踏襲と言えます。

デザイン

年会費は33,000円であり、国際ブランドはVISAのみとなります。海外・国内の旅行保険は5,000万円とゴールドカード級の補償となっています。

また、プラチナカードとなると付帯される特典で大きい「プライオリティ・パス」はありません。その代わりにポイントの還元が厚くなっています。

基本のポイント付与率は下記のとおりです。

100円=1ポイント(Vポイント)

1Vポイントは0.6 ANAマイルとなるため、100円=0.6マイルとなります。

そして、このカードたる所以はプリファードストア(特約店)において、基本のポイントに加えてポイントが付与されるところです。

主な特約店とプラスの付与率(100円あたりのポイント還元率)は下記のとおりです。

ジャンル ブランド名 プラス付与率
宿泊予約 一休.com 6
エクスペディア 9
ホテルズ.com 9
交通 ANA 1
ETC 2
Japan Taxiアプリ 4
百貨店 大丸・松坂屋 2
阪急 2
阪神 2
コンビニ セブンイレブン 2
ファミリーマート 2
ローソン 2
デイリーヤマザキ 1
セイコーマート 1
ポブラ 1
カフェなど ドトール 1
すきや 1
マクドナルド 2
マスバーガー 1
プロント 1
スーパー アピタ 1
西友 1
ヤオコー 1
ライフ 1
ドラッグストア マツモトキヨシ 1
ココカラファイン 1
トモズ 1
クスリのアオキ 1

宿泊予約サイトが強烈であり、ポイント還元率はトータル10%となります。交通大手ではANAがあり、トータル2%となります。

また、コンビニではメガ3がトータル3%となり、ここは大きいかもしれません。金額が大きくなるスーパーマーケットでは西友やライフがあるものの、マルエツやサミットなどはありません。

ドラッグストアではマツモトキヨシやココカラファインがあるものの、ツルハドラッグ系がなかったりします。

これから拡大していく可能性も何とも言えませんが、何とか寄せて使うことが出来そうです。

また、ANAがあるならばピーチも有っても良さそうなところですが、今後かもしれません。

その他

海外での利用はトータル3%のポイント付与率となります。新コロがあるため、しばらくは現実的ではないものの、100円1.8マイルとなると結構カバーできるかもしれません。

初回や年に一度付与されるポイント

初回については、キャンペーンとなるため、限定的かもしれませんが、入会月の3か月末までに40万円を利用すると40,000ポイント(24,000ANAマイル)が付与されます。

そして、1年ごとに付与されるポイントについては利用実績に応じて年に一度ポイントが付与されます。

カードご入会月の12ヵ月後末までを利用の対象期間として、100万円の利用ごとに10,000ポイント(6,000マイル相当)が付与されます。上限は40,000(24,000マイル相当)ポイントとなります。

ANAカードとプラチナプリファード、マイル積算の効率が良いのはどちらか

ANAカード(ワイドゴールド、プレミアムJCB、プレミアムVISA)とジャンルごとに比較してみました。

年会費

年会費は下記のとおりです。

カード名 年会費
SMBC プラチナプリファード ¥33,000
ANA ワイドゴールド ¥15,400
プレミアムJCB ¥77,000
プレミアムVISA ¥88,000

プラチナと言いつつも、3万円台とかなりお得ではありますが、実体験のサービスの付与がないため、ポイントを貯めるにはどれだけ元を取るかと点がキーとなりそうです。高還元率のサービス(宿泊予約やタクシー)利用が多ければ、有利と言えます。

各サービス利用の比較

各サービスの利用比較は下記のとおりです。

ANA

何といってもANAカードと比較するならばANAフライト利用となります。注意点としてはANAの海外サイト利用の場合は、プリファードカードでは対象外となります。

海外発の航空券とは書いていないため、発にKUL、着にTYOと入力して円建てで購入した場合は対象となりそうです。

ポイントの付与率の比較は下記のとおりです。

カード名 基本マイル ANA航空券 合計
SMBC プラチナプリファード 0.6 0.6 1.2
ANA ワイドゴールドVISA 1.0 1.0 2.0
プレミアムJCB 1.0 2.0 3.0
プレミアムVISA 1.5 2.0 3.5

 ANAカードは一丁目一番地のサービスでもあり、これがANAカード以外に負けてしまうと面目立たずと言うことでさすがに、年会費が半額以外のワイドゴールドでさえ勝っています。

エクスペディア

OTA大手の予約サイトであり、日本国内のホテルも多くが対象となっています。注意点としては、プリファードカードでは宿泊のみが対象であり、同サイト経由での航空券のみ、宿泊と航空券のみはプラス付与がされないのは注意点です。

また、同サイトでは独自のフリークエント利用プログラムがあり、最低1泊6千円以上の宿泊が15泊年間であるとゴールド会員になれます。

詳細は下記のとおりです。

www.dangan-lucky.com

 各カードのポイント付与率は下記のとおりです。

カード名 基本マイル エクスペディア 合計
SMBC プラチナプリファード 0.6 5.4 6.0
ANA ワイドゴールドVISA 1.0 0.5 1.5
プレミアムJCB 1.0 0.5 1.5
プレミアムVISA 1.5 0.5 2.0

プリファードカードとANAカードでもっとも差が付くところでもあります。

VポイントをiDに交換すれば10%還元なので、立替出張(今の時期は頻繁には難しいかもしれませんが)ができれば、結構大きいかもしれません。

コンビニ

コンビニの還元率はプリファードカードではメガ3(セブン、ファミマ、ローソン)どの利用でも100円1.8マイルですが、ANAカードではセブン縛りで100円1.5マイルから2.0となり、セブン縛りでなければ高維持はできなさそうです。

カード名 基本マイル コンビニ 合計
SMBC プラチナプリファード 0.6 1.2 1.8
ANA ワイドゴールドVISA 1.0 0.5 1.5
プレミアムJCB 1.0 0.5 1.5
プレミアムVISA 1.5 0.5 2.0

スーパー・ドラッグストア

スーパーとドラッグストアが最寄りに対象店舗がない場合は、かなり幻滅してしまいますが、何とか利用できる場合はプリファードカードがスーパーでは有利になりそうです。

ただし、Tポイントなどで別で積算される場合もあり、一概には言えませんが、ANAマイル一直線となると有効性があるかもしれません。

スーパー
カード名 基本マイル スーパー 合計
SMBC プラチナプリファード 0.6 1.2 1.8
ANA ワイドゴールドVISA 1.0 0.0 1.0
プレミアムJCB 1.0 0.0 1.0
プレミアムVISA 1.5 0.0 1.5
ドラッグストア
カード名 基本マイル 薬局 合計
SMBC プラチナプリファード 0.6 1.2 1.8
ANA ワイドゴールドVISA 1.0 0.5 1.5
プレミアムJCB 1.0 0.5 1.5
プレミアムVISA 1.5 0.5 2.0

サービス別まとめ

以上、利用しがちなサービスを比較してみると下記のとおりです。

内訳 プリファード ANAカード
年会費
ANAフライト ×
宿泊予約
コンビニ
スーパー薬局

ANAフライトはANAカードが圧倒的に有利であります。一方で、旅行予約サイトは高還元率の予約サイトを利用すると圧倒的にマイルは貯まりそうです。

ただし、大手ホテルのFSP上級会員となれば、そちらに寄せるので、どうしてもそうしたホテルがない地域などの利用に絞られ、最安コストでエクスペディア・ゴールドがキープする位(9-15万円ほど)の利用でのメリットにとどまりそうです。

コンビニについてはセブンイレブン以外にもローソン、ファミリーマートでも還元率が高いため、酒の種類やつまみではファミリーマートという人も好感されるかもしれません。旅先でコンビニを選択できない場合も取りこぼしが少ないかもしれません。

日常の生活で比率が高いスーパー・ドラッグストアは使う店舗を選択できればプリファードカードの方が高くなるとも言えます。

ハイブリッド利用がメリットかも

先述のとおり、ANAフライトではANAカード絶対ですが、コンビニ利用や宿泊サイト利用ではプリファードカードもありであります。

年会費をミニマムにしたいとなれば、ANAカードワイドゴールドVISAとプリファードカードのハイブリッド(併用)もありかも知れません。

公共料金系のサブスクリプションとANAフライトや大手FSP滞在はANAカード、コンビニ利用やスーパー・ドラッグストア、そして、ビジネスホテルの利用はエクスペディアを活用して、プリファードカードにシフトすると意外とマイルかもたまるかもしれません。

プリファードカードは年間利用200万円を目指していくと年間還元(12,000マイル相当)もあり、いいかもしれません。

最後に

以上のようなハイブリット利用したとしても、イシュアーであるSMBCカードは直カードの利用がシフトされるだけであり、ANAへのコストが減る算段となりそうであります。

一方で、国内最大のパートナーとも言えるANAからの会員獲得の機会は減少するため、ANAカードに対して、顧客獲得拡大に対しての支援をする可能性もあります。

9月以降のANAカード(新規か切替か不明ですが)発行キャンペーンへの可能性もあり、相対的にSMBCカード以外から巻取りを強化していくことも想像できます。

新コロにより、新たな需要におれるカード争奪戦が静かに発生する可能性もあり、下期のカード発行の陣は、静かにバチバチするかもしれません 

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