スカンジナビア航空のプレミアムエコノミー、チューリッヒ発成田往復が安いためまとめてみました。
プレミアムエコノミー「SAS Plus」
スカンジナビア航空はプレミアムエコノミーをかなり以前から導入している航空会社であり、現在の名称は「SAS Plus」となっています。日本線に就航しているA340-300は2-3-2配列の全28席です。他社同様38インチのシートピッチ、18.3インチ、リクライニング角度は7インチです。
また、SASラウンジが利用のほか、SASファストトラックを利用可能であり、スターアライアンスゴールド会員になる前でも、ラウンジが利用できるのは良いと言えます。
詳細は同社の各クラスの動画を参照いただければと思います。
チューリッヒ=成田 プレミアムエコノミー往復
今回は、3月と寒くも暖かくもない比較的安定した時期を選択してみました。
往路は3月10日に午前11時に東京に向かいます。コペンハーゲンでは2時間35分での乗り継ぎで、東京に向かいます。SASラウンジはデザインと合理性が追求されたラウンジのため、寛げると言えます。
成田空港には翌日10:40に到着します。
復路は春分の日の3月21日の正午過ぎに成田を出発し、コペンハーゲンで2時間の乗り継ぎで、チューリッヒには同日の19:45に到着します。
連休を絡めて、乗り継ぎ時間も適正であり、結構よい旅程と言えます。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で118,880円であり、サービスは5スターでも、いきなり積算率を変えたりする航空会社の運賃からすると良心的です。また、欧州は搭乗倍率がないため、プレミアムポイントでは差はないため、マイル修行には適していると言えます。予約クラスは4区間ともAクラスであり、100%加算となります。
積算マイル・プレミアムポイント
改変が多いANAマイレージクラブの2018年12月7日時点では、下記のとおりです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
---|---|---|---|---|---|
3月10日 | ZRH | CPH | 591 | 591 | 991 |
3月10日 | CPH | NRT | 5,427 | 5,427 | 5,827 |
3月21日 | NRT | CPH | 5,427 | 5,427 | 5,827 |
3月21日 | CPH | ZRH | 591 | 591 | 991 |
合計 | 12,036 | 12,036 | 13,636 |
積算マイルは12,036マイルであり、プレミアムポイントは13,636PPとりなます。PP単価は8.72円/PPとANAプレミアムエコノミー(N)の70%加算よりも良いと言えます。
入札アップグレードは可能
スターアライアンスアップグレード特典Y/B/Sであり、今回はAクラスのため、不可となりますが、スカンジナビア航空では入札アップグレード制度があるため、最低価格で入札を入れておけば、ビジネスクラスにアップグレードされる期待もあります。ANAでは、ビジネスクラスへの入札アップグレード制度はないため、差分としてはスカンジナビア航空の方が優位と言えます。
最後に
ANAマイレージクラブで2019年にマイル修行する場合は、早めに購入し、早めに搭乗してプレミアムポイントを積算した方が良いと言えます。マイレージ会員の楽しみやメリットを出し抜いて、平気で積算率を次の日から変更するキャリアであり、防衛策としては購入してからできるだけ、早期に搭乗して、早々にプレミアムポイントを積むのが良いとも言えます。ANAにとって不採算(スターアライアンス便でPP単価の良い路線)を徹底的に利用して、ミリオンマイラーになるのも面白いかもしれません。