シンガポール・チャンギ空港ターミナル1にあるSATSプレミアムラウンジを利用しましたので、お伝えします。
ロケーション
長年、ANAが利用していたターミナル2は改装しており、既に工事が完了しているところもありますが、ANAはまだターミナル1を利用しています。
そのため、シンガポール航空のシルバークリスラウンジは利用できず、チャンギ空港の運営会社であるSATS Ltd.が運営しているSATSプレミアラウンジがANA便の指定ラウンジとなっています。(そもそものシルバークリスラウンジもT2では営業していないようです)
予約画面ではターミナル1と記載されていたので、タクシーはターミナル1をお願いして無事に到着して、ANAカウンターに行きます。昔と似た導線でターミナル2と勘違いしてしまいました。
SATASラウンジの場所は知っているか聞かれ、どうせ3階だからと思い、知ったかぶって、出国します。
昔とエスカレーターの位置が違うと思ったら、2020年以前はターミナル2で、今回はターミナル1なので違うわけであります。場所は出国した後にすぐに見つかるエスカレーターでLevel3に上がればすぐに見つかります。そういう意味ではT1もT2もあまり変わりません。
ターミナル1も2も構造やデザインは似ており、どっちのターミナルにいるのかわからなくなります。ブリティッシュエアウェイズのラウンジは朝が早いためか、そもそも閉鎖されているのかわかりませんが、営業していませんでした。
SATSSプレミアラウンジの営業は下記のとおりです。
営業時間 24時間
ラウンジアクセス基準
ANA便の場合はビジネス、プレミアムエコノミー搭乗者。
ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ会員、および、スターアライアンスゴールド資格のある他社マイレージ上級会員。これらの上級会員は同一便に搭乗の同行者1名もアクセス可能です。
また、プライオリティパスを保有していれば利用可能です。ただし、最大3時間であり、2歳以下の小児は無料です。また、ドレスコードも有るようで、Smart casual dressと言うことです。ジャージはダメなのかもしれません。昔、ジャージでビジネスクラス搭乗記を書いている人がいたのを覚えています。
ラウンジ全景
レイアウトとしてはソファエリア、ダイニングエリア、ワークスペース、マッサージチェアエリアとフードーコーナーと一般的なラウンジとなっています。
リモートワークに良さそうな個室ブースがあります。ただ、ラウンジが全体的に朝5時にも関わらず、混雑していました。
マッサージチェアはSQのビジネスクラスのような重厚感漂うシートでした。こちらもすべて誰かいました。
満員御礼なのか奥には増床したスペースがありました。こちらも混雑しており、顔面回避のため、天井向きに撮影するしかありませんでした。錦鯉をモチーフにしたアートが目立ちました。
ミニ枯山水が増床したエリアの中心にあります。神社と勘違いして手を洗う人はさすがにいないようであります。
もはや、日本を抜いていると言っても過言ではないシンガポールではありますが、和食や日本の文化に関わるものが多いのは不思議であります。
設備
ラウンジにいて仕事をしたりする際に必要となる電気や通信についてであります。電源はユニバーサルタイプのコンセントとUSBポートがあり、パソコン、スマホは充電ができ且つ、作業もハイパワーでできます。
Wi-Fiについては、パスワードなしで接続できるため、とても楽であります。爆速ではありませんが、不満はありませんでした。
トイレはラウンジ内にあり、シャワールームもありますが、ラウンジか混雑していることに連動して、結構行列ができていました。
ラウンジの外のトイレの方がよっぽど快適でありました。
フードコーナー
フードコーナーについてはサラダ、ホットミールからカップ麺、パンなどあり、ここで満腹になれば飛行機では食べなくても良い程であります。
アジア(中国・インド除く)のラウンジはやはりレベルが高く、航空会社でないラウンジでも満足できるところであります。航空会社のファーストクラスラウンジとはさすがに差がありますが、レベルは高いと言えます。
ただ、朝5時台であり、なかなか食べる気にはならないのでほとんど手を付けせんでした。
茶そばがありました。薬味としてのわさびがありましたが、粉から戻したわさびがテンコ盛りにありました。生のワサビを刻んでなんぼかと思ってしまいます。
アルコールについてはスパークリング、赤、白も朝からありました。こちらは喉が渇いていたので、たくさん手を付けました。
ビールはスーパードライがあり、ご当地のタイガービールも有ります。昔はタイガービールが安かったのですが、円安は恐ろしいです。
ビールに続いて、スパークリングと茶そばを選んでみます。炭酸ガス摂取しすぎであり、空中で気持ち悪くならないかと心配になりました。しかし、泡は泡をもって制するで何とか大丈夫でした。
最後に
ANA便でシンガポールから日本に行くとなるとターミナル2のシルバークリスラウンジファーストであり、楽しみでしたが今はターミナル2改装に伴い、その優越性が断絶しています。
昔のように前夜に出国してラウンジでで夜を明かし、機上のビジネスクラスで昼寝すると言う贅沢な時間の使い方のモデルが崩れてしまっています。
SATSラウンジはプライオリティパス利用者とも被るためか混雑しており、24時間営業とは言え、難儀であります。
いっそのこと、ダイヤモンド会員には出国後のホテル6時間利用権を付与するとかしたら良いかも知れません。需要過多でなかなか空いていませんが。