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シェラトン グランデ オーシャン リゾート コーナーダブル 宿泊記 シーガイアの夜明け

宮崎市にあるシェラトングランデオーシャンリゾートに滞在しましたので、お伝えします。

アクセス

レンタカーでアクセスしている宿泊客が多いようですが、バス路線もあります。基本的には宮崎駅からの路線バスであり、1時間に1本ほどあります。所要時間は25分程です。

また、土日祝日には宮崎空港との直通バスがあります。便数はそれほどありませんが、一ツ葉道路を一直線(途中クランクコーナーみたいのはありますが、便によっては宮崎港に停車もありますが)に進むので30分前後で同ホテルと空港を移動できるので、便利であります。有料道路を通るためか運賃は930円と高めでした。宮崎駅経由の場合は空港まで1時間はかかるので貴重なルートとも言えます。

土日祝に乗り放題の宮崎交通の1日乗車券があると教えてもらったので、次回はそれを利用したいと思います。MAX330円は得します。

広大な敷地

バブル期に計画され、総事業費2,000億円(当時)をかけたリゾートだけあり、敷地は広大であり、エリアマップのとおり、気づかずに帰ったらもったいないところで多々あります。

バブル期の豪華さを想起させるエントランスと設備

エントランスも広大であり、バブル期に計画されたのがわかります。都会だとシャッター街になって失敗に終わるのですが、外資傘下も含めて幾多の波乱を越えて生き残っているのは稀有な存在かもしれません。

30年近く経過していますが、その間に大規模な改装もされており、高級感と清潔感があります。壁の大理石は昔からのものではないかと感じます。

エントランスを抜けると巨大なアトリウム空間となっており、そこにはラウンジ(クラブではない)がありました。フロントは2階でありますが、マリオットボンヴォイのプラチナ以上は高層階にあるシェラトンクラブでチェックインとなりました。

地下はデパ地下を想起させるような広さのショップがありました。ゴルフをはじめとしたスポーツ用品の他に、土産店など充実していました。ここのフロア自体が地方経済と感じます。

アルコールも充実しており、地酒や地元宮崎のワインからチリ産のワインまでありました。チルドされて販売されているので、部屋に戻ってすぐに飲むことができます。

地下には自販機も充実しており、高価な宮崎産の物販の販売機もありました。アルコールは販売されていますが、23時から朝5時(半だったような)まで購入ができないようになっていました。寝落ちして、深夜に起きると懺悔であります。

高級ホテルでは珍しいコインランドリーがあります。スポーツや海水浴で濡れた衣類を洗濯したいと言う要望から設置されたそうです。スキー場にあるホテルとかにもあるので、スタンダードかもしれません。

ジ・オーシャンクラブ

ジム・プール(7:00~21:00)とバス・サウナ(9:00~22:00)を備えたTHE OCEAN CLUBは3階にあります。

宿泊者はジムのみの場合、1,200円/回利用できます。サウナもありますが、後述する温泉もあるので、そちらで最後はゆったりとした方が良いと言えます。ジムで受付時に会員種別にチェックがあり、請求書の明細にも特になかったので、特典で無料だったかもしれません。

タワーホテルと和風な温泉施設

写真の奥に見えるのが温泉の建物であります。水辺にはソファもあり、寛いでいる人が結構いました。リゾートらしいです。

ホテルは宿泊棟のタワーと温泉施設やレストランなどの低層施設で構成されています。タワーの奥側には巨大なコンベンションセンターがあります。タワーと和な低層の建物の組み合わせが不思議でもありますが、21世紀に入ってから増築されたもののようです。これが最適解なのでしょう。

タワーは43階まであり、エレベーターは各階に停止するタイプですが、エレベータが多数あるので、混雑や各階に停止することはありませんでした。タワーの建物のペインポイントであるエレベータ待ちと混雑を感じることのないのは良いです。

コーナーダブルルーム

タワーはプリズム型をしており、全室海側に面しています。今回は、北側の端っこのコーナーダブルルームにアップグレードされました。日常の生活では絶対に借りない複雑な間取りではありますが、ホテルなので良しとしましょう。

海側のみに客室があるので、ホテルの廊下としては特徴的であります。リニューアルされているので築30年は感じさせません。

角部屋の2101号室です。同部屋はコネクティングはできませんが、同ホテルではこのように隣室とのドアは近く、その廊下側に扉を設置してコネクティングルームすることができるようです。

海外からの大家族需要にも対応できるようです。

奥に長いルーム

ドアを開けるとかなり長い廊下があって、さらに扉が続きます。経年感はありますが、床は綺麗であります。

大きなクローゼットには大きなセーフティーボックスや枕などがありました。奥にある黒いスリッパは温泉に行く時だけに利用できるものであります。

白いスリッパは部屋のみであります。日本らしく衣類用の消臭剤がありました。

パジャマは部屋のみ利用であり、温泉にはアクセスできません。温泉直通のエレベーターとかはなく、エントランスを通過して温泉にはアクセスするので致し方ありません。

扉を開けるとさらに廊下が続き、その先にようやくルームが見えます。そして左側には大きな窓が見えます。その反対側はウェットルームとなっております。かなり広いです。

ウェットルーム

ウエットエリアは洗面とバスとトイレがそれぞれセパレートとなっています。こちらも経年感は感じますが、清潔感と高級感がそれなりにあります。

シンクは比較的、最近取り換えられたのか新しめであります。バスアメニティは充実しており、ボディタオルやマウスウォッシュまでありました。

トイレも完全個室であり、便座の大きさから分かる通り、スペースに余裕があります。都心のコーヒーショップのトイレとは対照的です。

そして、バスルームであります。こちらも改装されており、清潔感と余裕の広さがあります。温泉があるので利用頻度は少ないとは言え、深夜早朝に利用よる場合もあるので広いのプラスです。換気ダクトだけ経年感があります。

シャンプー類はディスペンサータイプであります。ちょっと高めそうであります。温泉の洗い場に設置してあるシャンプーよりは高級な香りでした。

2面採光の広大なコーナールーム

長い廊下を抜けて辿り着いたルームであります。71㎡あると言う事で、とにかく余裕があります。しかも、二面採光の窓は巨大であり、バブルの時期に計画された建物だけあります。夢を見ていた日本を想像してしまいました。

部屋の割に家具はシンプルに感じますが、それが広さを贅沢に使用していると言えそうです。奥のソファはクルクルと回転するので海を見て佇むのに便利であります。

ベッドは低めであり、窓の位置に合わせているかのようです。シンプルでこちらも広いキングベッドであります。リメンバー平成を想起させるインテリアです。

昭和とまでは言わないものの平成な香り漂うテーブルです。と言っても結構な高級感があり、実際に高価なのか償却も考慮して、長く使われているのかもしれません。

ベッドサイドも歴史を感じさせる雰囲気です。ただ、エレコム製のUSBポートがあり、タイプCもあるので充電デスクとして大活躍でした。

歴史を感じる部屋ではありますが、テレビはソニー製で結構新しく、YouTubeもそのまま視聴できました。真ん中にあるハードディスクのようなボックスは使い方がわかりませんでした。結局、YouTubeだけで十分でした。

ティッシュボックスはプラスチックではなく陶器製で高級感がありました。昔からあるものなのでしょう。Wi-FiのSSIDはマリオットボンヴォイではなく、オリジナルのものでした。

冷蔵庫はテレビの下にあります。大きくないのですが、ノイズも大きくないので気になることはありませんでした。ワイングラスはありませんでしたが、昭和チックなコルク抜きがありました。

コーナールームからの絶景

ホテルのホームページではコーナールームではあるものの、三面採光である記載され、その通り、オーシャンビューはもちろん、宮崎平野ビューも満喫できました。
上の写真は海側であります。海岸線を南北どちらも観ることができます。上の写真は宮崎空港側のビューであります。

一方で山側と言うか宮崎平野ビューもなかなかであります。暮れなずむ景色がまさに黄昏であります。束の間の滞在ですが、良かったです。

クラブラウンジ シェラトンクラブ

続いては、マリオットボンヴォイのプラチナ会員以上がアクセスできるシェラトンクラブは36階にあります。17時からがアルコールと食事が提供されるタイムであります。

ラウンジの天井は低いですが、エリアとしてはかなり広大であります。17時から盛況であります。海外のホテルラウンジとは違いますが、感じが良いラウンジです。

奥の奥までテーブルやソファがあるので、かなりのキャパはありそうです。日本のホテルのクラブラウンジとしてはかなり広いのではないでしょうか。

サラダやパン、おつまみ類はセルフであります。ただ、神戸とか違い、生野菜などは充実しています。

ワインは白と赤と泡があります。銘柄はカリフォルニア・ルーツでした。アルパカやフロンテラよりは高めであります。

宮崎と言えば焼酎もあります。ワインに飲まれることは少ないですが、焼酎には飲まれることはあるので、今回は弾丸旅程であもあるので、差し控えました。

そして、シェフ直筆のメニューが配られます。アミューズとメインが記載されていました。工夫と努力が感じられます。

メインは鶏もも肉のバスク風でした。コスト感は感じるもの、結構、手の込んだものを提供してくれるので満足であります。いいですね。

海外のクラブラウンジは空いていて、自由でありますが、日本のようにまだまだ人口がいる国でインバウンドが迫りくる場所でのラウンジ運営と言うのも考えてしまいます。プレート提供するのが最適解なのかもしれません。お酒だけは自由にして欲しいところです。

温泉 松泉宮

そして、温泉であります。宮崎で温泉と言うと青島と言うイメージがありますが、シーガイアにも温泉はあります。名前は松泉宮(しょうせんきゅう)であります。

同ホテルホームページより

上の写真のとおり、松林に囲まれている中の温泉であるからそうした名前が付けられたのでしょう。松茸がないか探してしまいそうですが。

泉質は含よう素ナトリウム塩化物強塩温泉であり、海岸線沿いに多い泉質であります。味噌汁のような色であり、雨の降り始めのような香りがする温泉であります。

浴場は二つあり、奥の湯 「月読」と前の湯 「新月」であり、昼下がりに行った際は「月読」のみ営業していました。

同温泉はホテルから雨が降っていても、傘を差さずにアクセスできるのですが、とにかく歩きます。タワーのエレベーターで1階まで降りて、外には出ないのですが、ほぼ外に出るような通路を歩き、温泉入り口の暖簾を潜るとさらに、屋根付きの通路にでます。

その通路が終わると受付があり、バスタオルとタオルをピックアップします。その後はカードキーで扉を開けるとまた、屋根付きの通路が続きます。ようやく下駄箱に辿り着くと脱衣場であります。これで終わりかと思うと浴場までも少しアプローチがあり、扉を開くとようやく浴槽が見えます。

サウナもあるのですが、そのサウナは露天風呂の先にあり、どこまで歩かされるのかという感じでした。歩くことは健康につながるので良しとします。

朝食

さて、最後は朝食であります。朝食は1階のパインテラスという大きなレストランであります。日本語と英語でも、松という名称が多い同ホテルであります。

マリオットボンヴォイエリート朝食券がチェックイン時に支給されるので、持参して受付をします。休日の朝9時過ぎに行くと15分ぐらい待たされました。行くのであれば朝一の6時か10時過ぎの方が良いと言えます。同ホテルではブランチと言っているぐらいはあり、13時ラストオーダーなので遅く起きて昼食にするのも良いかもしれません。

座席は多めであり、ピックアップするコーナーも広めであります。そうは言っても、利用者が多いので待たされたり、ぶつかりそうになったりします。日本人が6割、外国人が4割くらいでした。

座席はどれだけあるのかと思うくらい奥に結構あります。窓側は人気ですが、通される時点で確定しているので選ぶことができませんでした。時間をずらせば選択の余地はあるのかもしれませんが。

サラダ類やパンも豊富です。高級ホテルのラウンジや空港上位ラウンジのトースターはなぜかアラジンが多いのは何故なんでしょうか。アイリスオーヤマではだめなのでしょうか。

さて朝食と言えば卵ですが、エッグコーナーもあります。宮崎の地鶏の卵なのでしょうか。宮崎と言えばチキン南蛮もありました。北海道に行けばザンギ、ローソンに行けばからあげクン、大分に行けばとり天と鶏肉揚げ物大好き日本人であります。

そうした中で一際、賑わっていたのが即席おにぎりコーナーであります。具材を選択して、結んでくれるので、混雑してもすぐに順番が回ってきます。

具材は定番の梅干し、タラコ、昆布佃煮のほか、肉味噌、牛時雨がありました。今回は、肉味噌を選択してみました。おにぎりだけで良いのですが、梅干しとタラコをピックアップしてしまうところに貧乏根性が出てしまいました。塩分摂りすぎです。

と言う事で、シェラトングランデオーシャンリゾート ブレックファーストセレクションです。写真左下は延岡市発祥の辛麺です。こんにゃくのような麺と唐辛子な辛口と卵とじが癖になる一品です。南蛮は鶏だけでなく、鯵もピックアップしました。

日本人は和洋中と雑食なので、ホテルの朝食会場は楽しいですね。

シーガイア30周年

シーガイアは1994年10月に開館し、2024年10月で30周年となります。生まれた時代が悪かったのか、バブル崩壊とコンセプトの高級路線がバックスピンとなり、7年ほどで会社更生法を申請し、米国資本に破格で買われて、現在のシェラトンブランドとなっています。

その後もセガサミーが完全子会社化して、順調に成長して満足だったのか、現在はホテルやリゾート事業で豊富な経験や知識を有するファンドであるフォートレスに売却されています。フル外資と言うのは少し寂しいですが、誕生当時は経済状況とコンセプトが合わずに難儀な道をたどった末に、出資者が変遷してもコンセプトは崩さずに、日本らしさも加えて、匍匐前進した結果、コンセプトに時代がついてきたと言う事かもしれません。まあ、二極化したお金持ちの日本人と海外インバウンドが対象というのは何かと言うところもありますが。。。

シーガイアと言うと日経スペシャル ガイアの夜明けを想起してしまうのですが、同番組では2006年7月18日にシーガイアは取り上げられていたようです。ナレーターはやはり蟹江敬三さん(南原さんそっくり?)の印象が強く、同放送回も蟹江さんがナレーションをしていたようです。

社名通り、なくなっても蘇る不死鳥であるフェニックスのようにようやく時代が追い付いてきて、今後は繁盛して欲しいところであります。まさにシーガイアの夜明けとも言えます。似た名前のティーガイアは外資に買収されそうで、国益はどうかと思いますが。

47都道府県で、東京や大阪、名古屋、沖縄、北海道などは成長するアセットはありますが、それ以外ではあまりないので、やはりシーガイアは貴重な存在と言えます。

最後に

是非行って見たかったシェラトングランデオーシャンリゾートに遂に行きました。もの心ついたころから、存在した場所であり、その紆余曲折は意識していました。バブルの残像のようにも感じていましたが、現在では時代がついて来た感があり、追い風が吹いているようでもあります。

30年前に開館したタワーとその後に色々と考えて投資された和の建物が何ともコントラストですが、景色と温泉とゴルフと温暖な気候(台風とか大雨は近年多いですが)、30年経過してようやく熟成したのかもしれません。30年物のワインと同様に味わい深い旅ができるかもしれません。

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