カタール航空のビジネスクラス、フィリピンの経済特区でもあるクラーク=ローマ間が20万円以下であり、安いためまとめてみました。
クラーク国際空港とは
クラーク国際空港(CRK)はマバラカット市のクラーク経済特別区にあります。フィリピンの首都マニラからはバスで3時間ほどに位置します。
戦前(1945年)は日本とのかかわりも深く、同地域を終戦間際に占領していたこともあります。その後、米軍が占領し、沖縄と同じくベトナム戦争の重要な拠点となりました。
冷戦が崩壊し、フィリピンに返還されたものの、2012年に再び駐留しています。
米軍が駐留しているため、歓楽街のイメージが強いのも事実ですが、大学も多く、若く優秀な人が集まっている街でもあり、今後の発展が期待できると言えます。
首都マニラからバスで3時間かかるものの、日本で発達しているインフラ(高速鉄道など)を建設すれば、キャパオーバーとなりつつあるニノイ・アキノ空港を補完する位置づけとなることができます。現在、拡張計画が進んであり、今後、日本でも知名度が向上すると思われます。
就航している都市
国際線で同空港に就航している都市は下記のとおりです。
関西、ソウル、香港、マカオ、シンガポール、台北、上海、ドバイ、ドーハ
が主な都市であります。航空会社としてはアシアナ航空をはじめとする韓国の航空会社が多いほか、ドバイ、ドーハの都市名でわかるとおり、エミレーツやカタール航空などの中東御三家も就航しています。
ビジネスクラス クラーク=ローマ往復
今回はもう少しで訪れる夏休み時期で試算してみました。
旅程
往路は8月13日の夜19時過ぎにクラーク空港を出発します。ドーハには同日の23:35に到着します。ドーハでは2時間半弱の乗り継ぎでローマに向かいます。ローマには朝6:55に到着します。深夜便のため、ホテル代が一泊軽減できます。
復路は8月18日日曜日の夕方4:40に出発します。ドーハには23時前に到着し、3時間ちょっとの乗り継ぎでクラークに向かいます。クラークには夕方4:40に到着します。
機材
機材は3セグメントがボーイング787であり、残りはA330-300であります。QSuiteではありませんが、いずれのフライトも10時間を下回っているため、ラクラクな旅程であります。
運賃・予約クラス
運賃・予約クラスは下記のとおりです。
運賃 約182,949円
予約クラス Rクラス(JMB 125%積算)
FLY ONポイント 17,494FOP
FOP単価 10.46円/FOP
10円台でありますが、特徴としては結構最安の日付があり、割と融通が利くところであの可。クラークと言う場所が特殊需要のためかもしれません。
ちなみに関西からクラークへのアクセスはジェットスターでありますが、往路は同日乗り継ぎ、復路はクラークで1泊すれば、往復で2.5万円にて往復できそうです。
最後に
フィリピンと言えばマニラ発券であり、ビジネスクラスにおいて、ユーラシア・大西洋を渡る路線では世界トップクラスであります(スターアライアンスではターキッシュエアラインズ、ワンワールドではカタール航空)。
一方で、人気のためかマニラ発は結構混雑しております。カタール航空は将来を見据えてか、マニラからも比較的近いクラーク国際空港にも就航しており、ここを活用すると結構安い運賃で欧州との移動ができそうです。